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世界

作者: raily

ちょっと悩んで書きました

 今日もまたバイトか…。いつまで何も目的が見つからずに生きていくんだろうか。



「あーぁ。死んでしまいたい」



 いつもこの考えが頭から離れない。なにか言われたり、いじめられたりしてるわけではない。ただ生きてる意味がわからないのだ。なにを目的として生きるのか。まず何を楽しみとしたらいいのか。もう意味がわからなくなってきた。



「このまま終わってもいいかな」



 ずっと前から準備だけはしていた。死のうとする準備だけはしていた。ただ迷っていた。このまま死んでしまってもいいのだろうかと。悲しむ人はいない。極力人と関わるのをたっていたからだ。だが、それでもいいのだろうかと考えてしまう。もう死んだら考えなくてもいいんだな…。



「もういいや」



 準備した縄と睡眠薬。縄はすでに結んである。睡眠薬も異常なほどある。全て使おう。もう私には関係ない世界の事なんだから。



「さようなら。たのしかったとは言えないけど、ありがとう」







『この世界も終わってしまいましたね』

『人間とは脆いな、いくら知らぬとはいえ、自分が主人公の世界を壊して得れもしない安らぎを手に入れようとするなんてな』

『ちゃんと死に抗う人もいるんですけどねえ』

『国を従えた者もいたな、不運にも世界から捨てられたものもいるが』

『しかし、一人一人世界を与えているのに、なぜこうもすぐ死を選ぶのでしょうね』

『それはあれだろう。力を蓄えたり行動も起こさないで思い通りにならないと嘆くものが多いからであろう。せっかく選択を間違えなければ思い通りになったかもしれないのにな。間違えてもそこからどう修正していくかも悩まず挫折する者も多いし』

『そうですねえ、やる前から諦める者もいますしね。さて、次の世界を作りますよ、我々神ができるのはひとりひとりに世界を分け与えることしかできないのですから』

『それもそうだな、新しい人間にも期待はしよう。今までの人間にも期待をしよう。諦めなければ世界は裏切らないのだから』

 これを見た皆さん。夢や目標を諦めたりしないでください。いつからでも遅くはないんですか。少しでも行動を起こせば、ほんの少し気がつかない程度の変化は世界や自分にあらわれます。ふと一瞬昔を振り返ってみるとその時より自分は成長しているはずです。もう一度言います。諦めないでください。かなわないとおもうからかなわなくなるのだから。

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