エピローグ
クーデターから四日。王都では復興作業が始まり、人々は生活を取り戻す為に助け合っていた。
「・・・・・・・んっ」
アルトリアが重い瞼をゆっくりと開けると、見知らぬ天井が飛び込んできた。
「ここは・・・・・?」
辺りを見渡すと、全体的清潔感のある白で統一された部屋。自分の腕から、点滴の管が伸びている。働かない思考のせいで、まるでその光景が他人事のように思えた。
「病院?」
何故、自分が病院にいるのか解らず、アルトリアは身体を起こそうとした時だった。
「おや、目が覚めたようですね」
「?!」
突然声を掛けられ、アルトリアは驚いて声のする方へと顔を向ける。
そこには、いつもの着物を着て、花の生けられた花瓶を持つ玉露が立っていた。
「あ、あなたは・・・・・・」
敵である玉露に警戒心を露に知るアルトリア。玉露はそんなことお構いなしに、ベッドサイドのテーブルに花瓶を置き、椅子に座った。
「貴女の置かれた現状を説明に来た人間に、そのような態度は失礼ではありませんか?」
「え?」
何故騎士団でもない玉露が、説明に現れたのか解らず、アルトリアは驚いた表情を浮かべる。
玉露は座りなおし、説明を始めた。
「騎士団に引き渡した貴女が、一向に目覚めないと、病院に搬送されたのは三日前。今は、あの事件から四日が経過しています」
「!・・・・そんなに?」
久々に使った能力だが、まさかそこまで眠っていたとは思わず、アルトリアはショックを受ける。
「事件は騎士団団員に数名の死者が出ましたが、首謀者やその協力者たちが拘束され、終結。首謀者たちなどはすでに刑が執行され、今も関係者たちの尋問などが続いています。そして、貴女の仲間と思われる者たちですが・・・・」
「・・・・・・」
ユーリがフレミーに斬られたあの時、”自分たちはここで敗北するのだな”、と遠くなる意識の中で考えていたアルトリアだったが、同時に仲間の安否も気になっていた。
固唾を呑んで言葉を待つアルトリアに、玉露は静かに結末を伝える。
「まず、竜召喚士のマギハは、異世界人ドラグレアとの戦闘で、自らが召喚したドラゴンが制御できなくなり、そのドラゴンたちによって食われ、死亡。喧嘩屋ディアゴ・ロディオは、アルバート騎士団の団員数名を再起不能にし、同騎士団団長のフォルト・レーヴェとの戦闘で死亡・・・」
「あぁ・・・・・・そんな」
無慈悲なまでに淡々とした玉露の説明に、アルトリアは涙を流す。
マギハは、同じ異世界人として、アルトリアをいつも気に掛けてくれた兄の様な存在だった。ディアゴからは、何時もからかわれていたが、それでもアルトリアにとっては憎めない仲間だった。
そんな二人が、こうもあっさり命を落としたと言われ、アルトリアは目の前が真っ暗になる。
「そして、自称勇者・・・ユーリ・ペンドラゴンは、”魔王落ち”したのち、マスターによって処分されました」
処分。
狂おしいほどに敬愛していた勇者が、死亡ではなく処分されたと聞かされたアルトリアだが、不思議と怒りや悲しみは湧いてこず、寧ろ玉露の言った単語が気になった。
「魔王落ち?」
聞きなれない単語に、アルトリアが首を傾げる。
「正確には、それに似た現象。ここからは私たちの推測ですが、彼は、勇者の称号・・・つまり勇者であると言う証を持っていました。ですが、彼のは生まれ持ったものではなく、後から強引に手に入れたもの。それを手に入れるのに、何かしらの誓約がなされ、破った為に称号が反転し、勇者から魔王となったのだと、我々は考えています・・・魔王は力の強弱に関係なく、世界に悪影響を及ぼす存在なので、有無を言わさず処分した、と言うわけです」
説明を聞き終わっても、やはりアルトリアはユーリに対して、何の感情も湧いてこなかった。
マギハやディエゴには悲しみが沸き起こったにも拘らず、同じ感情をユーリに対して感じることが出来なかったのだ。
何故だろう、と考えていたアルトリアを尻目に、玉露は次の説明を始めた。
「さて、今後の貴女の処遇ですが・・・」
「え?」
声を上げるアルトリアに、玉露は極僅かに眉を顰める。
「何か、気になることでも?」
「い、いいえ・・・」
アルトリアは、慌てて首を横に振った。
彼女が声を上げた理由は、もう一人の仲間である巫女のレーアに関して情報が無かったことだ。
つまり、少なくとも彼女は、作戦に失敗しても捕まることなく逃げ延びていると、アルトリアは考え、レーアの安全のために口をつぐんだのだった。
顰めていた眉をピクッと動かし、玉露は短く息を吐いた。
「・・・話を戻しますよ?貴女が召喚された国は、先の小国連合崩壊の折に消滅しており、貴女の処遇はルーン王国に一任されることになりました。ルーン王国の法律において、異世界人に科せられる最高刑は、死刑・・・ですが、あなたの場合は、人里離れた山小屋で監視つきの隔離となりました」
てっきり、重い罰が待っていると思っていたアルトリアは、玉露の言葉が信じられず、耳を疑った。
「なんで・・・・・?」
アルトリアの疑問に、玉露はため息を漏らした。
「気が付いているのではないですか?・・・・」
そういうと、玉露の目線が横へ動き、アルトリアの足のほうを見つめる。
「腰から下の感覚が、無くなっていることに」
「?!・・・・・・」
玉露に言われ、アルトリアはずっと感じていた違和感が、間違いでなかったことに言葉を失う。
そう、彼女の言うとおり、アルトリアは腰から下の感覚が消えていた。まるで、腰から下が無くなってしまったかのように。
「おそらく、武器化した際に刀身が折れたことで、肉体に支障が出たのでしょうね。こちらの見立てでは、この世界の医療技術では、回復させるのは不可能だと思われます。つまり、貴女はこれから一生、その不自由な身体で生きなければなりません。そして貴女は、ユーリ・ペンドラゴンに称号の力によって利用されていた、と認定されました。とは言え、犯罪に加担したことに変わりは無いので、総合して判断した結果が、先ほどの処置です」
本当のところは、冬華の回復術で治せない症状では無いのだが、自分がしてきた罪の重さを教える為に、昊斗たちはあえて治さなかったのだった。
「言ったはずですよ?簡単には死ねない、と」
不自由な身体を一生引きずって生きる。それが、アルトリアに科せられた罰だった。
「目が覚めた以上、数日後には移送されるでしょう・・・・それから、自殺が出来ないように誓約を刻んでいますので、きっちりと生を全うしてくださいね」
「ま、待って・・・っ!」
立ち上がり、病室を出て行こうとする玉露を、アルトリアは何とか身体を起こし、呼び止めた。
振り返った玉露は、無表情で呼び止めたアルトリアを見据える。
「何でしょうか?こう見えても、それなりに忙しい身なのですが・・・」
「どうして、そんなにもワタシのことを、気に掛けてくれるのですか?」
敵である自分を手助けして、玉露に利があるとはどうしても思えないアルトリアは、彼女の真意を測りかねていた。
「気のせいでしょう?」
アルトリアの問いに、玉露は無表情なまま答え、立ち去ろうとする。
「そんなはずはっ!」
それでも追いすがるアルトリアに、玉露は振り返ることなく、ため息をつき、一つの話を始めた。
「・・・・・・・昔々、あるところに馬鹿な女が一人いたわ。その女は、たちの悪い男に引っかかり、愚かにも恋をしてしまい、付き合い始めてしまった。女の幼い頃からの友人は、女が騙されていることにすぐに気が付き、目を覚ますよう女を説得した。だが女は、そんな友人の必死の叫びに聞く耳を持たなかった。結局、女は男に良いように使われ、最後はボロ雑巾のように棄てられた・・・・女は、男に棄てられたのは、彼の期待に応えられなかった自分のせいだと言って、友人に男への手紙を渡すようメモを残し、その日にマンションから身を投げた・・・・私はね、馬鹿な男に引っかかる馬鹿な女を見ていると、腹が立つの。それだけよ」
それだけ言って、玉露は振り返ることなく、病室を後にした。
玉露が病院を出ると、外には私服姿の昊斗と冬華。それに執事服姿の金糸雀が立っていた。
「もう、いいのか?」
昊斗の問いに、玉露は小さく頷く。
「えぇ・・・・・後は、彼女次第ですから」
玉露は背筋を伸ばし、病院を背にして歩き出す。昊斗たちは、そんな彼女に声を掛けることなく、後を追うように歩いていくのだった。
******
玉露が出て行った後、アルトリアは外の空気が吸いたいと、看護婦に頼んで外へと出た。
先の事件のせいか、まだ辺りに焦げ臭い匂いが漂う中庭に出たアルトリアは、車椅子に座ったまま空を見上げた。
空は青く澄み渡り、雲ひとつ無かった。
これから、自分はどうなるのだろうと、漠然とする未来に対し、不安を感じながら視線を戻した時、視線の先にあるベンチに座っていた人物を見て、声を上げた。
「レーアさん!?」
車椅子を必死に動かし、ベンチに座るレーアへと近づくアルトリア。
だが、そこにいたレーアからは、いつもの覇気は感じられず、虚ろな目をして俯いていた。
「レーアさん、無事だったのですね?よかった・・・・・マギハさんもディアゴさんも、それに勇者様も皆、死んでしまいました。レーアさんの事は、王国側に知られていないようなので、すぐにここを離れて・・・・?レーアさん?」
話しかけても、レーアから反応が返ってこず、不審に思うアルトリア。
すると、レーアがゆっくり顔を上げた。
「レーアさん・・・・・・」
「あの・・・何処かで、お会いしたことがありましたか?」
「っ!?」
衝撃的過ぎる言葉に、アルトリアは絶句した。
「すみません、わたし・・・・・何も覚えていなくて・・・もし、わたしのことを知っているなら、教えていただけませんか?」
いつものレーアと全く違う受け答えに、アルトリアは彼女に何が起きたのか解らず、頭の中が真っ白に染まる。
その時、後ろを通った病院関係者の声がアルトリアの耳に届いた。
「あの人でしょ?この間の事件で運び込まれた記憶喪失の患者さんって」
「気の毒よね・・・・・どんな治療にも反応しないって話だし、このまま身よりも無かったら、施設に入ることになるのかしらね」
「記憶・・・喪失?」
看護婦たちに会話を聞き、アルトリアは震える唇を何とか開いた。
レーアの顔を注意深く見ると、薄っすらとだが彼女の額に、見たことのない刻印が刻まれていた。
それが、レーアの記憶を奪ったのだろうと思ったアルトリアは、彼女も人知れず罰せられたのだろうか、と考えてしまい、俯いてしまう。
「あの・・・・」
不安そうに見つめるレーアに、アルトリアはグッと唇を噛みしめ、顔を上げ彼女の顔を見た。
「ごめんなさい・・・・・よく似ていたのですけど、人違いだったようです」
アルトリアの言葉に、レーアは残念そうな表情を浮かべた。
「そうですか・・・・・」
そして、すぐにやってきた看護婦によって、レーアは病棟内へと入っていき、アルトリアはその背中に二度と声を掛けることが出来なかった。
もし、自分と関係があることがバレれば、記憶を失っているとは言え、レーアも処罰される可能性がある。
何もかも忘れているのなら、このまま黙っている方が彼女には幸せだろうと思い、知らないと嘘をついたのだった。
一人で病室へと戻る最中、アルトリアは嗚咽も漏らすのを、必死になって堪えていた。
自分たちが、勇者パーティーとは名ばかりに、他人から非難されることをしてきた、と自覚はあったし、今では罪悪感も感じている。
この結末も、当然の報いだろう。それも理解できた。
「っ・・・・ふっ!・・・・っ・・・」
病室に到着し、ベッドへ転がり込んだアルトリアは枕に顔をうずめ、そして・・・
「うわぁああああああああああああああああああああ!!・・・・・・・・・・・」
声を嗄らさんばかりに泣いた。
例え、人々から非難される行いをやってきたとしても、仲間のために泣くのは許されるはずだ、とアルトリアは泣くのだった。
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薄暗い石造りの廊下を歩き、エイレーネは鉄格子の嵌るその場所の前で立ち止まった。
「気分はどう?」
鉄格子の中にいる人物は、エイレーネの姿を認めると、彼女に聞こえるように舌打ちした。
「・・・元気そうね。お父様からお許しが出たわ。そこから出て良いそうよ」
エイレーネが視線で合図すると、傍にいた刑務官風の男が鉄格子の鍵を外し、鉄格子を開いた。
「・・・・・・・・・・・」
中から現れたのは、汗や汚れで変色し、赤黒くなったドレスを着たベルベッドだった。
長い間、牢に入れられていたせいで、髪や肌に前の様な艶はなく、頬も少しこけている。
疲労を滲ませ、疲れきった顔つきだが、エイレーネを睨みつける眼だけは、変わらず強い光を帯びていた。
「少しは反省できたかしら?準備が済んだら、すぐに計画へ戻りなさい。解っていると思うけど、次は私でも庇いきれない・・・・後が無いのは理解しているわね?」
アルターレ護国での一件以降、戻ってきたベルベッド対し、”お父様”は幽閉を言い渡し、ベルベッドは一月以上地下牢に閉じ込められていた。
本当は、”不要品”として粛清されるところを、エイレーネが助け舟を出し、幽閉で済んでいた。
そのことに、エイレーネは恩を着せるような事は一言も言わなかったが、ベルベッドにとっては屈辱的な出来事だった。
「解っているわよっ・・・・・」
ベルベッドは、苦虫を潰したように顔を顰め、少し離れた場所に立っていたベンジャミンを見つめた。
主人に視線で呼ばれ、ベンジャミンは音もなくベルベッドの傍へと近づいた。
「お嬢様、お風呂の準備と着替え、それにお食事を用意しております。それから、スタイリストも」
そういうと、ベンジャミンはベルベッドを抱えようと膝をつくが、彼女は伸びてきた手を払いのけた。
「一人で歩けるわ!!」
従者を怒鳴り、ベルベッドはふらつく足取りで出口の方へと歩いていき、突然立ち止まった。
「・・・・・借りを作ったとは思わないから!」
そんな棄て台詞を吐いて歩き出す腹違いの妹に、エイレーネは笑みを浮かべ、立ち上がりベルベッドの後を追おうとするベンジャミンにエイレーネは「ちょっと」と声を掛けた。
「・・・・あんな子だけど、これからもお願いね?」
「・・・・・言われなくても、それが仕事ですから」
振り返ることなく、エイレーネの言葉に答え、ベンジャミンは足早に立ち去っていった。
「あの子に、あんな優秀な従者が傍にいてくれると、私も一安心だわ」
独り言のように呟いた言葉。
だが、その言葉に答えるものがいた。
「そんな従者を、妹君から奪い取ろうとしていたのは、ご主人様だったと記憶しているのですが?」
いつの間にかエイレーネの後ろに、黒い外套を纏い、眼の部分だけ開いた真っ白な仮面を被った男・・・彼女が契約する精霊ウィスパーが立っていた。
「ふふ・・・あの子は、何だかんだであの坊やに依存している。私はね、あの子を心配だと思う反面、坊やをあの子から取り上げた時、妹がどれだけ絶望した表情をするのか、見てみたいって気持ちもあるのよ」
エイレーネは、腹違いの妹を心配し気に掛けている裏で、そんな妹を自分が壊してやりたいという、相反する気持ちを持っていた。
姿の見えなくなった妹に対し、クスクスと笑う契約者を見てウィスパーは、やはり人間とは面白い存在だ、と仮面の下でニヤついていた。
「それで?」
報告に現れたウィスパーに、エイレーネは短い言葉で促す。
「やはり、ルーン王国は手強い存在だと認めるしかありません。今回の一件、我々は関与していませんでしたが、一日で解決したのは異常でしょう・・・・・ご主人様の言うとおり、あの国には傍観を決め込んだ方がよろしいかと」
ルーン王国で起きたクーデタ−に関する報告を受け、エイレーネは自分の勘が正しかったことに、ホッと胸を撫で下ろす。
先のテロ事件への関与の折、クーデターの計画を小耳に挟み、一枚噛もうとも思っていたエイレーネだったが、テロ失敗を受け、その考えを棄てていたのだった。
「そう・・・・・・他は?」
「帝国に関しては、ベルベッド様に経過報告を送っております。それから例の装置ですが、ベルベッド様から回収したデータが大いに役立ったそうです。後一〜二回データを取る事ができれば、完全なものになると」
エイレーネは、ベルベッドから取り上げたデータを、自分の目的のために流用していた。もちろん、”お父様”に内緒で、である。
――あの子が知ったら、さぞ怒るでしょうね――
と、自分の研究を横取りされた妹の激怒する姿を思い浮かべながら、エイレーネは笑みを深めた。
「装置の方は任せるわ・・・・私の方も、実験対象に関する情報を集めておくわ」
「畏まりました」
そう言って、ウィスパーの姿が忽然と消え、薄暗い石造りの廊下にはエイレーネ一人だけとなった。
「こんな所で何をしているの?」
「!?」
再び後ろから声を掛けられたエイレーネだったが、ウィスパーの時とは違い、今度は心臓が止まりそうなほど驚き、固まってしまった。
その声の主が、このような場所に現れるはずが無い、と思っていたからだ。
「ねぇ・・・何をしているの?」
繰り返される質問に、エイレーネは乱れた意識を整え、笑みを貼り付けて振り向いた。
そこに立っていたのは、見た目エイレーネと歳の変わらない女性。何処か幼さを感じる表情の無さに、白と黒のマーブル模様の長い髪。そして、虹色に輝く双眸。シンプルなデザインのワンピースを着ているが、残念ながら女性らしい凹凸は、あまり見られなかった。
エイレーネにとって、”お父様”に匹敵するほど畏怖する存在がそこに立っていた。
「いえ、妹が拘束を解かれると聞いていたので、立ち会っていたのですよ。貴女様こそ、このような場所で何を?」
崩れそうになる笑みを全力で貼り付け、エイレーネは質問を返した。
「只のお散歩」
そう答えた女性に、エイレーネは眩暈を覚える。まるで、子供を相手にしているような錯覚に陥いり、こんな存在が・・・と内心毒づく。
「気軽に出歩かれていい、お立場では無いのですよ?もう少し考えてください・・・・大神アルルカルラ様」
何度となく彼女と接しているエイレーネだが、何を考えているか判らない大神相手に、精神が磨り減っていくのを感じた。
「・・・・・残念ね」
自分よりも矮小な存在であるはずのエイレーネの言葉を素直に受け入れ、アルルカルラの姿が音も無く消える。
気配が消え、エイレーネの全身からドッと汗が噴出し、膝が笑う。
「本当・・・・・・・・勘弁して欲しいわ」
気まぐれに出歩く大神に、震える声で文句を言いながら、エイレーネは冷や汗で濡れた下着などを替えるために、部屋へと足早に帰っていくのだった。
この話を以て、今章は終了となります。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
読者の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、一度ここで一月ほどお時間を頂きたいと思います。
投稿を始めて一年が経ち、ここまで書き続けてきましたが、忙しいと託けて改稿作業をサボっていました(汗。
読み返すと、色々と気になる部分が多々ある為、その作業に充てたいと思います。
あと、番外編の方も充実させたいので、そちらも更新しようと考えています。
本編を楽しみにしている読者の皆様には申し訳ありませんが、少々お待ちください。
8/18 次回更新を、8月25日(月)PM11:00過ぎを予定しています。
変更の場合は、活動報告にてご連絡します。




