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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第0章 初めてのダンジョン

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9、無駄に洗練された無駄のない無駄なヒール

盾職の男は答える。


「あそこですよ、魔狼狩ってるパーティーの1番後ろ。」

「いや、ぜ、全員一緒に見えるのだが…。」


ブレアには全員青く燃え盛る人っぽいモノにしか見えず、全く見分けがつかなかった。


「ん、あの火が彼か…?」

「ええ、そいつです。じゃ、そろそろ魔物が湧くので失礼。」


フロアの魔狼討伐のため、2パーティが通路へ消えていく。

ブレアは深呼吸した後、意を決して人型の青い炎へ話し掛けた。


「あー、すまんが、火属性の回復術士(ヒーラー)とは君の事かね?」

「え?あ、はい。火属性ですが回復術士(ヒーラー)をやっています。」


ちょうど悪魔の巣から出てくる魔狼狩り担当のパーティが交代になったので話す機会ができた。


「少し質問いいかね?回復術士(ヒーラー)なのに火属性というのはなぜだね?

普通回復魔法(ヒール)は聖属性魔法持ちにしか使えないと思うのだが。」


「えーっと、もともと僕は「鑑定の儀」で「火属性の魔法」使い、と言われたのですが、この世界には回復術士(ヒーラー)が少ないと聞いて、どうしても回復術士(ヒーラー)になりたくて。」


(は、はぁ・・?な、何を言っておるのだ・・・。普通は火属性の魔法使いと鑑定されたら回復術士(ヒーラー)にはどうやってもなれないはずだが・・・?)




この世界の職は「鑑定の儀」という国主催の行事で鑑定士がスキルを調べてくれる事によって決まる。


物理系の職なら盾、剣、短剣、斧、槍、弓などの武器のスキルを授かっている者が多い。

武器スキルを授かれなくても身体強化系のスキルを授かったりすれば、努力次第でなりたい職の選択肢が増えたりもする。

攻撃系以外にも料理や鍛冶、歌や踊りのスキルがあったりと多種にわたる。


対して魔法は「火水地風聖闇」の6属性の魔法のスキルをどれか1つを授からなければ魔法が使えない。

しかも授かった1つの属性魔法しか使えないと言う応用が利かない職である。


その見返りなのか修得する魔法はどれもが強力で、魔法使いはどの国でも重宝されている。


ちなみに水や地魔法にも回復魔法があるのだが、修得するレベルが高いので覚えている人はなかなかいない。




「ふ、ふむ。では君は火の魔法使いながら回復術士(ヒーラー)をしていると言うのかね?」

「そうです、基本(ベース)は火属性魔法使いですので魔法攻撃もできます。

ただ、味方を回復する時には、火魔法をアレンジして回復効果を付けています。」

  

「ま、魔法をアレンジ!?」


5階に降りてきてから驚いてばかりだったブレアだが、その原因となる彼の回復魔法は火魔法の改良だと聞き、今日一番驚いた。


「本職の聖属性回復魔法はさすがに覚えられなかったのですが、

誰でも使える生活魔法の中に初期ヒールがあったのでそれを火魔法に組み込みました。」


「せ、生活魔法ぉ!?。あ、あの小さな傷を治す程度のヒールをか!」

「ですね、いやぁ~苦労しましたよお~。」


(・・・こ、コイツとんでもない天才か、歴史に残を残すバカかどっちかだ!?)

(素直に火魔法を使わず、高等技術を使って魔法を組み合わせ、出来た魔法が初期ヒールだと!?)


ケンゴの回復魔法に対する情熱や努力はネットや動画で一時期流行った

「無駄に洗練された無駄のない無駄な動き」の中に確実に当てはまるだろう。

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