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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第二章 POWER LEVELING

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70/122

70.改善案

・・人物紹介・・


楠本健吾        レベル24  火魔法使い 元社畜廃人ゲーマーおじさん

リリィ・ノーブレット  レベル31  聖魔法使い 筆頭聖女 勇者PTの聖女の妹

婦長さん        レベル23  聖魔法使い 療養塔の婦長

新人さん        レベル21  聖魔法使い 聖女見習い 療養塔で修行中

リック・スタインズ   レベル??  第一騎士団副団長 ケビンの側近

スコット・スタインズ  レベル??  第二・第三騎士団副団長 ケリーの側近 リックの弟


スティング       レベル90  風魔法使い 筆頭宮廷魔導士 王太子派

ケビン・エーリック   レベル??? 第一王子 王太子 第一騎士団長

ケリー・エーリック   レベル??? 第二王子 第二・第三騎士団長 脳筋

「えーっと、現在9パーティーでローテしてるから12人かける9で108人。内訳は・・・。」


「適正レベルパーティーに騎士さん6人で計54人・・・。」

「看護師さんが1人だから計9人。」

「護衛の高レベル者さんが5人で計45人。」


「24時間を4交代制にして6時間稼働・・・いけそうかな。」

「となると・・・108人の4倍必要なのね。計432人か・・・。」

「これは第三騎士団にも来てもらわないと回らないですね。」


昼食後、国立墓地ダンジョンの24時間ローテーションの安定稼働人数を計算している健吾。

合計人数432人で回すという超絶大規模計画になってしまい自分が提案者ながら驚いてしまう。


「王太子殿下は騎士たちの訓練にもなるからドンドンやれ~、と推してくれてるのが救いですね・・。」

「第三騎士団には私から連絡しておこう。第二と第三の副団長は弟だからな。」


「おお、ではよろしくお願いします。・・ちなみに弟さんの名前は?」

「スコットだ。私よりもさらにデカいぞ!はっはっは!」

「な、なるほど・・・。」


早速リックに魔道鳩を飛ばしてもらい、早朝に第三騎士団からの増援が到着する事になった。


夜から騎士団貸し切りになる南の森ダンジョン、川沿いダンジョンにも第三騎士団を派遣する事に。


この2つのダンジョンは弱点属性がアンデッドほど強力ではない為、時間をかけた安全重視の討伐になるらしい。


「僕も2つのダンジョンを見に行くので、改善できる点があればアドバイスしますね。」

「道中の魔物を全部狩っていくルートか、最短でボスまで行くルートかも経験値の稼ぎ具合によって判断していきましょう。」


「なるほど、よろしくお願いする。」

「わ、わたくしも行きますわ!」

「え、リリィさんは聖女のお仕事がてんこもりなのでは?」


リリィは聖女なので医療塔と神殿の患者がかなり減ったとはいえ、本来は城か神殿に常駐していないといけない存在なのだ。


今回は国立墓地ダンジョンの本格稼働初日だったので(事後承諾で)許されたが、他にも出向くとなるとケビンや神殿が黙っていないだろう。


「ずるいですわ!わたくしもお姉様のように冒険してみたいのです!」

「日々新しくて面白い事をやってしまうケンゴさんと一緒にいたいのですわ!」


「ケンゴさんが行く所は全部ついて行きますから!」


ぷぅ!っとほっぺを膨らませて抗議するリリィ。

普段おしとやかな聖女様とは違い、年頃の女の子らしく可愛いワガママも言えるようになってきたようだ。


医療塔で日々魔力切れまで治療して心身ともに限界だった時の彼女はもういない。


(ええー!何この可愛い生き物・・・?はあ~若い時にこんないい子が傍にいてくれたらなぁ・・・。)


リリィに恋愛感情があるかは分からないが好意はあるだろう。

だが若返ったにもかかわらず健吾は現世の45歳の思考が最優先されているので、好意を寄せられてもおじさんムーブしか出来ないのだ。


むしろ若返った事を忘れているのかもしれないほどにYESロリ!NOタッチ!を順守する。


リリィはロリではないが童顔なのでオッサンな健吾思考だと全部同じに見えてしまう。


「わ、分かりました。現地で解毒や浄化が必要な患者が出るかもしれませんし、殿下にお願いしておきましょう。」


「はいっ!嬉しいですわー!」

「許可が下りるかは分かりませんけどね・・・。」


リリィはもう聞こえていないようでイスからウキウキで走り出し、火の射的ゲームをしている騎士たちに報告しに行った。


「いやいや、あれが本来の聖女様なのだな。素のお顔も素敵ではないか。」

「そうですねぇ。」


リックと二人して「娘を見守る父親」ムーブをかましてしまう。


その後しばらく書類作成に没頭し、ようやく終了となった。

レベル20台ダンジョン3つの稼働予想を魔道鳩で報告し、一息ついて背伸びをする。


「よし、これで終わったかな。」


「お疲れ。それで・・・夕方には行くつもりなのか?鉱山のダンジョンに。」

「ええ、20台ダンジョンもいいのですが、さらに超効率が出るかもしれないとなれば一刻も早く見ておきたいですからね。」


「そうか、レベル40台のダンジョンだから油断するなよ。相応のメンバーと行くようにな。」

「それと・・・。」


リックが射的ゲームを騎士達と楽しんでいるリリィを見る。


「やっぱりついて来るだろうな・・・。」

「で、ですねぇ・・・。」


リリィは絶対について来るだろうと予想していたので、あらかじめ鉱山のダンジョン視察のメンバーとしてケビンに鳩を飛ばしておいた。


「許可は・・・降りるんですかねぇ。」

「分からん・・・。」


二人は騎士達とキャッキャウフフしながら射的を楽しむリリィを見ながらしばし黄昏ていた。

ゴールドランドにある8つのダンジョン


低級ダンジョン

南の森ダンジョン  Lv20 ゴブリン・狼系    王都から南へ1時間

国立墓地ダンジョン Lv20 アンデッド系     王都から南東へ30分

川沿いのダンジョン Lv20 スライム・動物系   王都から南西へ2時間


中級ダンジョン

深森のダンジョン  Lv40 亜人・動物系     王都から東へ1日

鉱山のダンジョン  Lv40 昆虫・爬虫類系    王都から西へ1日 ← Next target !

草原のダンジョン  Lv50 亜人・動物系     王都から西へ2日


上級ダンジョン

湖畔のダンジョン  Lv60 水棲亜人系      王都から北へ2日

廃城のダンジョン  Lv70 アンデッド系     王都から北へ3日



騎士団のレベルと人数


第二騎士団 所属人数 約1000人 

レベル20台200人 30台500人 40台200人 50台70人 60以上30人


第三騎士団 所属人数 約2000人

レベル20台500人 30台1200人 40台200人 50台80人 60以上20人

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