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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第二章 POWER LEVELING

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46.宣言

健吾たちを乗せた馬車が行きと同じく30分でお城の裏門前に到着した。


早朝人目のつかぬように出発して帰ってきたのはお昼前、最速の悪魔の巣討伐だった。


「本当は巣を浄化せずもっとアンデッド増殖させ続けて欲しかったんですけどねぇ・・。」


「そうすれば婦長さんたちも2周くらいでレベル30になれたはず・・・。」


「い、いやいや!「悪魔の巣は発見次第即全力で破壊せよ」が国家間で決められた約束ですから!」

「そ、そうですぞ、確かに早くレベルアップは出来ましたが放置は絶対に出来ません!」


馬車から降りてブツブツととんでもない事を言うのでさすがに苦言を呈される。


「そ、そうですね、まぁ・・確かに、安全面を考えれば浄化しておくのが最善ですねぇ・・・。いやしかし・・もったいないなぁ・・・。」


「今回のように普段攻撃に参加しない後衛職さんの安全なレベル上げってなかなか条件が揃わないんですよねぇ。」


「回復が弱点ってアンデッド系くらいですし」

「低レベルダンジョンでの異常増殖なんてめったにないですし」

「高レベル者がいてくれれば対処可能ですし」


「この情報聞いた時に絶好機が来たと思って、速攻聖女様を呼び起こして皆さんに集結してもらったんでですよー。」


「絶好機・・・狙っていたんですか・・・?」

「は、はぁ・・・。」

「色々ぶっ飛んだお人だな・・・。」


当初、聖騎士様や各騎士団長クラスのお偉いさん達は会議の決定で、聖女様のためにいつでも集まれるようにとの通達は受けていたが、


「悪魔の巣を使って聖女様のレベル上げをする」と言われた時は、さすがに健吾の正気を疑った。


それもそのはず、魔王の残滓である瘴気が好き勝手に移動し、根付いた先で魔物を生み出し続ける悪魔の巣はこの世界の人々にとって「死してなお人類滅亡を成そうとする世界最大級の脅威」であったからだ。


その意識はアンデッドダンジョンでの健吾の的確な指示によって少しは改善されたが、以前脅威である事は変わらない。


「実際に聖女様は短時間で大きなレベルアップを成されましたが、それは低レベルダンジョンだから出来た事ですぞ。」


「そうです、高レベルダンジョンでの悪魔の巣討伐は各国の勇者様パーティや高ランク冒険者たちが頑張ってくれていますが、いずれも苦戦していると聞きます。」


「そんな中、難易度中レベルのダンジョンにまで悪魔の巣が入ってきています。圧倒的に討伐人数が足りない。」


「療養塔の方々のレベルを上げて治療環境を良くするのには賛成ですが、それが終わったらケンゴ殿、あなたはもっと上のレベルのダンジョンで活躍すべきかと。」


健吾の才能を認めつつも低レベル帯でではなく、もっと上のレベルのダンジョンでの活躍を請う聖騎士様たち。


「あ、はい。もちろんそのつもりです。」


「ですが婦長さんたちが終わったら、次はあなたたちですよ。」


「ん?」

「は?」

「え?」


あっけらかんと話す健吾に皆一瞬呆然となる。


「中級クラスのダンジョンの人手が足りないんですよね?騎士団や魔法師団の方たちを中心に構成して連れて行けるようにしましょう!」


「い、いや、確かに騎士団の人数は多いが高レベル者は全体の5分の1程度で、中レベルのダンジョンに参加できる騎士は限られているのです・・。」


「宮廷魔法師団も高レベル者のほとんどが高レベルダンジョンに討伐参加していまして、多くの魔法使いは中級ダンジョンに挑むレベルと実力がありません・・・。」


「はい。だから今回と同じように、騎士団と魔法師団全員のレベル上げをやりましょう!」


「「「えええええ!?」」」


「もちろんその後は冒険者ギルドの冒険者たちもです。」


「「「えええええ!」」」


突拍子もない提案にみんな開いた口が塞がらない。


騎士団や魔法師団は・・・王の為、国の為、名誉の為

ギルド所属の冒険者たちは・・・自分の為、お金の為、名誉の為


好きに動けるのは冒険者たちだけで、いざとなれば国を捨てて逃げる事も出来るが、騎士団や魔法師団はそうはいかない。


厳しい訓練に明け暮れ、たまに街道などの魔物の討伐に出る位で基本的に自由が無い。

もちろんスキルの練習や対人訓練などでもレベルは上がるが、よほどスキルか才能に恵まれた者でないと大体はレベル30前後で頭打ちになってしまう。


健吾のようにダンジョンに行きまくって経験値を稼ぐという発想がまるで無かったのである。


「騎士団と魔法師団のレベルの底上げをすれば国防もぐっと上がります。」


「レベルが足りなくて行けないのなら、レベルを上げればいいのです!」


「悪魔の巣がさらに中級ダンジョンに巣食って、レベルが足りない人たちを送り込まねばならない状況になる前に・・・。」


「適正レベルのダンジョン周回!みんなで計画してやりまくりましょう!」


「「「お・・、おおおお!!」」」


「ケンゴさんすごいですわああ!!」


「うわあああ、聖女様当たってますってえええ!ぽ、ぽよんぽよんが!!」


お城の裏門前で今日一番の歓声が上がりとんでもない内容の決起集会が開かれた事により、それからの城の人達は目まぐるしく変わっていった。

(パーティ)

健吾     レベル19    (火魔法 近距離攻撃&回復役)

聖女様    レベル 31   (聖魔法 解毒、解呪、浄化、回復役)


(外部パーティ)

聖女護衛の聖騎士さん2名  レベル50+ (盾役 隊列の前後配置)

第二騎士団のエースさん   レベル60+ (剣 攻撃役)

第三騎士団の副団長さん   レベル50+ (短剣 攻撃役)

第三騎士団の副団長補佐さん レベル50+ (弓 中距離攻撃&斥候役)

宮廷魔導士団の序列三位さん レベル50+ (風魔法 遠距離攻撃役)

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