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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第一章 社畜廃人ゲーマーおじさん召喚される

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32.マナとナミ

「お腹を減らすためにもガッツリ鍛錬しますので、4時間ほどお待ちください。」


それを聞いてスティングとオブライトは仕事を終わらせる為に一旦帰り、マナとナミは勉強の為と言って残った。


健吾も昔は料理が好きだったのだが、社畜と化した結果超多忙になって時間が取れなくなり、コンビニ弁当やカップラーメン生活になった事を思い出してしまった。成人病になった主原因がこれである。


そんな悪夢を振り払う為にもひたすらに魔力操作の練習に没頭する。


新らしく実装されたダンジョンのボスを倒す為に新種のモンスターだらけの中を8時間かけて最下層まで降り、2時間ラスボスと戦い続けた狂廃人ゲーマーには4時間の練習など苦ですらない。


どんどん速く、自由自在に移動する火に羨望の眼差しを向けるマナとナミ。


「ケンゴさんすごい・・・、お姉ちゃん、私もこんな風に動かす事出来るかな・・・。」


「そうね、あなたならきっと出来るわ。」


「もう!お、おだてないでよ・・・。」


(せ、セ〇ラさん!?)


スーパーロボット好きなら引っかかりそうなやりとりに健吾もピクリと反応するが、双子は構わずイチャイチャしていたのでオタク特有のニチャアな笑顔をしながら鍛錬に戻る。


やがて二人は部屋の隅で魔法を発動させ、魔力操作で動かす練習を始めた。

マナは風、ナミは水魔法のようだ。


だが健吾のようにまだ複数出す事は出来ず、2つ出すのが精一杯のようでそれを必死に操っている。


そこで健吾は火を動かして空中の左右に火を整列させ、真ん中を通るように促した。

すると二人は目を輝かせて風と水をふわふわと移動させる。


まるで謁見の間で騎士が左右に整列している中をお姫様が通るような風景で、マナもナミも子供のようにはしゃいでいる。


(そうそう、こういうのは楽しみながら覚えるのが一番上達するんだよね。)


以外にも教える才能が超高い健吾。

小学校時代の将来の夢が「学校の先生」だったのを思い出す。


(現世はブラック企業に入っちゃったせいで時間的余裕が全く無くなったからなぁ・・・。VoVoにもハマってしまって余計に何も出来なかった。もっと違う人生も歩めたよなぁ・・・。)


ちょっとしんみりしながらも双子に動かすコツなどを教える。

2日前は魔法を使えなかった素人が今や魔法を教える立場とは世の中分からないものである。


「マナさん竜巻そのまま維持してて・・・。火と合体して・・、はい、ファイアトルネード。」


「わあああ!」

「すごーい!」


マナの作った竜巻に健吾の火を合わせて、ゲーム内で魔法使いの友人がよく使う上級魔法ファイアトルネードを作ってあげるとさらにキャッキャする双子。


ナミには火を射的場のように配置してゆっくり動かし、水を撃って当ててもらう遊びをしてみるとすごくウケた。


「わ、私もいいですか!」


目をキラキラさせマナも参加したがったので今度は火の大きさも変えるようにし、


小さな火に当てると50点

中、大きな火は10~30点

たまに出てくる早く動く小さい火は100点


と設定してよりゲーム感覚にすると二人は大盛り上がり。

マナは風を撃って火を消し、ナミは水で見事に消していき、めちゃくちゃ楽しんでくれている。


二人を遊ばせながら健吾も魔力操作能力がさらに開眼。


火を狼や鳥の姿に変えたり人の姿にしたりと火の変形にも成功。

その下にはさらに火の数字で10や50と作る事もでき、射的場が格段に進化していった。


キャッキャウフフする双子はスティングと居る時の大人びた雰囲気はどこへやら、今は年相応な感じでとても可愛く見える。見た目14~16歳位、現世ならJKあたりか。


(ヤバい、俺、JK世代と魔法で遊んでるよ・・・。女神様ありがとうございます!)


双子と魔法で遊びながら健吾の眼からは感謝の涙があふれまくっていた。

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