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暴炎の回復術士 ~火属性ヒーラーが敵も味方も焼きまくる~  作者:
第0章 初めてのダンジョン

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12.レベルアップ報告

ケンゴの体調回復後に即撤収し帰りの道中。


「結局6~10階は何もなかったと?」

「はい、5階の悪魔の巣発生以外は何もなく、リッキーの調査の結果、5階より下は問題ありませんでした。」


ダンジョンでの様々な出来事をブレアに話しながら進んでいた。


「それにしても魔物の異常増殖(スタンピード)の原因である悪魔の巣をレベルアップに使うとはのう・・・。」

「ええ、私も見つけた時は一刻も早く破壊しなければと思ってました。」

「ピンチをチャンスに、か。とんでもない事を考えるヤツもいるもんだ。」


「えへへ。」

「褒めてないんだがのう・・・。」


(安全を確保できた事がまず有能、1時間ごとに沸く魔物の対応と悪魔の巣の対応に人員を分けた事も素晴らしい。

ケンゴ一人の判断ではないだろうが、褒める要素しかないわなあ・・・。)


「1日ガッツリ狩りできたおかげでレベルが7つも上がりましたよ。」

「何!?俺たちのレベルアップでは最高が5だったが・・儲けたなケンゴ。」


「ええ、これでレベル8になりました。」

「う、うん?・・・な、なにいいいいいいいっ!?」

「えええええええええ!?」


ノートンとブレアの他にもその発言を聞いていたエマとリッキーが驚きの目を向ける。


「お、おま・・・お前!参加した時はレベル1だったのか・・!?」

「そうですよ、言ってませんでしたっけ。

お城の偉い人にお願いして討伐パーティに入れてもらったんです。」


あっけらかんと話すケンゴ。

低レベル帯のダンジョンとはいえレベル20前後の冒険者推奨であり、

レベル1が入っていい場所ではない。


「ケンゴ。その、お城の偉い人の名前は分かるかね・・・。」

「えーっと、スティング魔法師団長だったかな?」

「えええええ!宮廷魔導士のトップじゃない!!?」


とんでもないビッグネームが出てきて皆呆気にとられる。


「き、君はもしかして・・・城で召喚されたという噂の異世界人なのか?」

「ええ、様々な病魔と戦っていた僕を若返らせてこの世界に召喚してくれたんです。感謝してもしきれない。」

「おお、そうだったのか・・・、それは大変だったろう。」


戦っていた病魔とは薄毛と糖尿病、そしてEDである。長年の不摂生ゆえの自業自得。

連日運動もせず引き籠ってゲームとコーラとラーメンの生活送ってればいずれそうなるよ、と先生にお墨付きをもらう程のパーフェクト不摂生だった。


「えーっ、異世界人が召喚されたってのは聞いた事あるけど一か月位前よ?今まで何してたの?」

「まぁ、その・・・駄々をこねましてね。回復術士(ヒーラー)になりたいと。」

「?」


ケンゴの話に聞き入るダンジョン帰りの討伐隊御一行。


「前も言ったと思いますが、スティングさんが回復術士(ヒーラー)が圧倒的に足りないと言うので、元の世界で回復術士(ヒーラー)をしていたからやってみたい、と。

それで長い間回復術士(ヒーラー)になる為にお城で研究しまくってました。」


「よ、よくそんな無茶が通ったな・・・。」

「元の世界で回復術士(ヒーラー)だったのね。そりゃあ未練あるわね。てかやっぱり宮廷魔導士じゃない!」


まぁ、元の世界ではゲーム内で廃人ヒーラーをやってただけなのだが。

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