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一話 扉と龍
「ただいまー」
私は玄関の扉を開いた。
「は~ぁ!つっかれたぁ」
そういって目の前を見ると
龍
くっろい龍
美しい光沢のある綺麗な黒い鱗に包まれ、金色に光る巨大な眼。
見惚れちゃうわー。…
ってはぁ!?!?!?!?!?
なんで龍さんがいるんですか!?舐めてるんですか!?
「私は動画がみたいんじゃー--い!!!…あ」
「キュインキュイン」
龍の口の中に神々しい光が集まる。
ちょちょ!!なんでブレス吐き出す動作してるの!?
え?私に向けて?またまた奥さんご冗談を!がっはっはっはっは!!
………。
「って!そんなこと思ってる場合じゃなーいい!!」
「ぐおおおおおおお」
龍が真っ青いブレスを吐き出した。
もちろん一直線でわたしに向かって
「ちょいちょいちょいちょいちょい!!」
私は間一髪で横に飛び逃げた。
ゴロゴロと転がり、そのまま地面に這いつくばってしまった。
いってて。
体のいたるところから出血している。
痛みをこらえながら龍を見上げると、再びブレスを吐き出そうとしている。
「まって…私…死ぬ?」




