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赤い糸こじれた?

 エンドレス質問の返事がないまま、四人で

 の花火大会観賞会が繰り広げられる。

 

 …

 

 優依と奈美さんは、二人で待ち合わせして

 からくるそうだ。

 

 なのでオレたちは、陵と二人で本屋でギャ

 グ漫画のおすすめ合いをしていた。

 

「あ、そろそろ優依たちくる時間だ」

「あー、ほんとだ。じゃ行こっか」

「おう」

 

 というわけで待ち合わせ場所に向かった。

 

 

 …

 

 浴衣姿の優依と奈美さんを発見

 

 ⁉︎

 

 優依、めっちゃかわいいんですけどーー⁉︎

 

 オレは優依をみてびっくりした。

 

 なんであんなにかわいいんだよ。

 優依がどんどん美しく進化している。

 

 一体いつどのように、どこでそんなオシャ

 レアイテムをゲットしてきたんだよ…

 

 オレも一緒にオシャレアイテム探しの大冒

 険に連れてって欲しかったーー‼︎

 と買い物において行かれた子供みたいに心

 の中でぐずった。

 

 …

 

 でも見た目はクールぶってスンとしている

 オレ。

 

「みんな揃ったね。じゃあ行こうか」

 と陵が言った。

 

 なのでみんなでお祭り会場に向かった。

 

 出店が見えてくると段々と人が多くなって

 きた。

 

「あ、わたしかき氷食べたい!」

「オレもー」

 と陵が言った。

 

「オレポテトが食いたいなー」

「あっ、わたしもポテトがいいな!」

 と奈美さんが言うと陵が

「んじゃ、それぞれ買ったらまたここに集合

 しようぜ」

 と、それぞれ別行動となった。

 

 …あ。

 また、優依が陵と二人っきり。

 

 くそー‼︎

 優依は、今までずっとオレと一緒にお祭り

 を楽しんでいたのにーー‼︎

 

 悔しくてオレは優依のてを引っ張りたいく

 らいの気持ちだった。

 

 でも、そんなことできるわけがなくて…

 だからせめて赤い糸を引っ張ってやると思

 い小指をクイっと引っ張ってみた。

 

 コツ。

 

 ⁉︎

 

 手が当たった…

 

 ええぇーーーっっ‼︎

 

 

 やけになり小指を引っ張るとなんとこつん

 とオレの手に奈美さんの手が当たった。

 

 …何?

 どうして⁉︎

 

 オレが混乱していると、

「あ、ごめん。手ぶつかっちゃった」

 と奈美さんに言われた。

 

 …えと。

 

 ………

 

「あー、うん。大丈夫」

 とオレは答えたけど…

 

 …えっ、まって‼︎

 オレの運命の赤い糸って優依じゃなくて奈

 美さんと繋がってた⁉︎

 

 どうすんだよ…

 

 だって陵は、奈美さんが好きなんだぞ。

 オレだって優依が好きなのになんでそんな

 ことになるんだよ。

 

 なんでだよーーー‼︎

 

 どうすりゃあいいんだよ…

 おいおいおいおいおーーい‼︎

 

 と一人混乱中。

 

 だれかこの混乱を解いてください…

 

 

「おーい、おにいさーん?買うの買わないの

 ?」

 

 …シーン

 

 オレは混乱中、、、、、だった。

 

 

 ツンツン

 

「ウッ…ヒャい⁉︎」

 奈美さんがオレの背中をツンツンしていた。

 

「ふふ、買わないのってお店の人が聞いてる

 よ?」

 と奈美さんに言われた。

 

「あー、あぁ…買います」

 慌ててお財布をだしてポテトを購入した。

 

「大丈夫?」

 奈美さんがオレの顔を覗き込んだ。

 

「あー、うん。なんか魔法にかかってたみた

 い…」

「えっ、魔法⁉︎あははは!面白いなー」

 と奈美さんに笑われた。

 

 …あ、奈美さんって笑うとえくぼできるん

 だ。

 

 ジーっ。

 

「ん?ポテトわたしのも欲しい?」

「あっ、そうじゃなくて…その…えくぼ」

「えくぼ?」

「うん。かわいいね…と思って…」

「えっ、それでじっとこっちみてたの?」

「あー、まぁ…うん」

「アハハ、やっぱり面白いねー、和希くんっ

 てさー」

 楽しそうに笑う奈美さん。

 

 …

 

 オレ、女の子にかわいいなんて何言ってん

 だろ…。

 

 そしてこのお祭りでどんどん赤い糸がこじ

 れていくのでありました。

 

 

 続く。

 

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