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Emerald  作者: 藍沢 咲良
98/237

灯火 6


この喉越し、今日も最高。

一気に半分近く飲むと、少し酔いが回った気がした。

ビールを飲むと、何故か無性に悠さんにくっつきたくなった。


ビールを持つ手以外の身体の全てを彼に預ける。

缶ビールの中身の殆どを飲み干した悠さんは、私を腕の中に入れてくれた。


「ふふ、悠さんと飲むビール、美味しいですね」

彼は缶ビールの残りを飲み干して空き缶をローテーブルに置いた。


「美咲、まだビール残ってんの?」

「まだあと3分の1くらい…かな?」

「早く飲み干しちゃえよ」

耳元で甘く囁く声。一生この声を聞いていられたら幸せだろうな。

「ねえ悠さん。ここでなら、酔っ払ってもいい?」

いい声の主を見上げる。うん。今日も私の彼氏様はかっこいい。男前だ。


「酔っ払っいそうなのか?」

「ん…ふわふわしてきて…。私、ちょっと疲れてるかも」

出来れば酔っ払ったまま、ベッドにダイブして眠りにつきたい。

悠さんの顔が近づく。触れるだけのキスをされた。


「もうベッド行く?」

「行こうかな…でもまだ全部飲んでなくて」

「いいから」

横抱きにされる。悠さんの首に腕を絡ませる。彼の首筋に唇を寄せた。



寝室のベッドに降ろされる。

布団を手繰り寄せていると、悠さんもベッドに入ってきた。


「悠さんも、もう、寝るの…?」

「寝ないよ」

「じゃあ、なんで…?」

「続き、するって言ったろ?」

「え、私、眠い…」

「そのうち目、覚めるって」

唇が重なり、舌が侵入して暴れ出す。

「ビールの味がするな」

目を細めた彼に、パジャマの下には何も身に付けていなかった膨らみを攻められる。また甘い声が出てしまった。

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