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Emerald  作者: 藍沢 咲良
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灯火 1


常勤での勤務になって、2週間が過ぎた。

非常勤から常勤に変わったといっても、校務分掌は大して多くない。音楽主任と家庭科主任、教科書事務の副担当が回ってきただけだ。



音楽主任だった安達先生には感謝された。本当は音楽は苦手だったらしい。 


5・6年担任だから、という理由だけで家庭科主任にされていた栗田先生にも喜ばれた。確かに、栗田先生の容姿と家庭科主任はミスマッチだ。柔道着か竹刀が似合いそうな、いかつい容姿の男性だ。実際、柔道は黒帯らしい。そしてスイーツ好きだという。人は見た目じゃわからないものだ。


勤務時間も変わった。朝8時前後に出勤し、夕方の17時には職員室を出ている。


帰りにスーパーぐらい寄りたいけど、「職場以外の単独行動は絶対やめて」と悠さんに強めに言われているので、晩ご飯のメニューは基本、冷蔵庫の中身との相談になる。


あれから、悠さんの部屋に身を隠している。彼よりも私の方が早く帰ることが多いので、晩ご飯は私が作っている。朝ご飯も作ると喜ぶから、やっぱり私が作っている。居候の身なのだから、それぐらいは当然だと思う。


洗濯も私が、と申し出たけど結局2人で一緒に干したり畳んだりしている。

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