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Emerald  作者: 藍沢 咲良
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雷声 4

 

「今日の接触以外に、付き纏い行為はありましたか?」

「別れてすぐの週末にマンションの前で待ち伏せされたことはありました」

「その時はどのように追い払われましたか?」

「知人が送ってくれていたので、その方が追い払ってくれました」

「その方は男性ですか?」

「はい」

警察官2人が顔を見合わせる。



「その方、今も知人のままですか?…その、現在の結城さんの恋人になられたとか」

「今は、お付き合いをしています」

「他に、付き纏い行為はありますか?スマホへのメッセージとか」

「メッセージが毎日来ました。ブロックしても新たにアカウントを作って送ってくるのでいたちごっこになっていました」

「加害者の名前や連絡先、勤務先等は分かりますか?」

女性の警察官に差し出されたノートに桜汰の名前と連絡先、勤務先の中学校の名前を書き記す。


「あの、勤務先に連絡、なんてことはあるのでしょうか?」

「必要があれば」

「刺激することになるので、出来れば避けたいのですが…」

「結城さんの身の安全に関わりますので、結城さんに悪いようにはしません。ただ、ここの住所は加害者に知られているのは良くないですね」

「お付き合いされている方は頼れませんか?」女性の警察官がペンを額に当てたまま私に問う。

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