表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Emerald  作者: 藍沢 咲良
71/237

飛湍 13


「悠さんが私を好きだって言ってくれたのは…嬉しいです。でも私、気持ちの整理が出来ていなくて」

「焦らなくていいから。今は何も考えずに、大人しく俺に守られててよ」


悠さんに守ってもらえる程の価値が、今の私にあるのだろうか?このまま彼の優しさに甘えて、縋って良いのだろうか?


「どうして…?」

「ん?」

「どうして悠さんは、そんなに私を大事にしてくれるんですか?」

未だ私を全身で包み込む彼に問うと、自嘲気味に笑った。


「ただの独占欲だよ。美咲をあいつに取られたくない。他の誰にもね。俺以外の男と美咲に何かあったら俺、気ぃ狂うと思う」

「そんな事言ってもらえる程の価値が、自分にあるとは思えなくて」

「ある。俺は美咲を好きになったんだ。人を好きになるって、そんなもんだろ」

彼の顔がそっと近づく。触れるだけのキスをすると、茂みに当たる彼自身が硬くなった。


「悠さん、あの…」

「生理現象だから、しょうがない。気にしないで」

「この体勢で気にしないって、無理がありません?」

「…もう一回、してもいい?」

返事をする間も無く、噛み付くようなキスが降ってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ