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Emerald  作者: 藍沢 咲良
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辞令 1

『4月1日付けで、鷺山市立柿山小学校の非常勤講師に任ずる』



『広報さぎやま』に載っていた電話番号に連絡して面接を受けた。その3日後。


市の教育委員会から勤務先が決まったと電話があった。あっさりと決まり過ぎでしょ。どんだけ人手不足なのよ。


数日後、柿山小学校の校長から電話があり、校長室で辞令を受け取った。



白髪を全く染めないというのも、却って綺麗なものなんだな…と呑気なことを考えていた。総白髪に眼鏡のロマンスグレーという言葉が似合いそうなこの人が私の勤務先の校長だ。



平成の大合併で鷺山市となった柿山地区。市になる前は柿山村だったそうだ。市になってもこの地区にコンビニというものすら無いらしい。


特に目立った産業は無く、キャンプ場やバーベキュー場、あとは農地が少しあるぐらいだ。最近出来たチェーン店のドラッグストアは地区唯一のもので、この地区の人達がほぼ全員買い物に来るといわれている。お陰で全国有数の売上だそうだ。



この地に来て驚いたのは川の水の綺麗さだ。

エメラルドグリーンの川なんて初めて見た。

以前私が住んでいた所は所謂都会だ。

川には基本、生き物はいないものとして育ってきたのだ。



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