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Emerald  作者: 藍沢 咲良
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一歩 4


隣の席の鈴木先生がジャージを片手に席に戻ってきた。


「…鈴木先生?」

「はい」

「今から着替えるっぽい雰囲気醸し出されてますけど、この後職員写真ですよ?」

「!そうだった!ジャージに着替えてまたスーツに着替えるところでした」

「今日は入学式前、何かあったんですか?」

「1年生が鼻血出しちゃって…。鼻栓したまま入学式出す訳にもいかず…」

「そういうことだったんですね」

なかなか無い状況だったけど。それなら納得。



職員写真を撮るから外に出るように、と教頭が職員室内に声を掛ける。

外に出る。どう見ても写真屋さんはいない。

代わりに、三脚にくっついた一眼レフの姿が。


もしかして、タイマー機能で写真を撮るのだろうか…?



予想通り、タイマー機能を結構必死に弄る教頭。


何なんだろう…?どっかの大家族の記念写真でも撮るかのような職員写真の撮り方に早くもカルチャーショックだ。


集合写真はカメラマンが撮るのが当然、という環境で育った私には、何もかもが新鮮だ。

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