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Emerald  作者: 藍沢 咲良
38/237

一歩

すっっっくな!



これが体育館に入って全校児童を見渡した私が持った印象だ。


全校で20人とは聞いていたけど。

そうよね、小規模校でも体育館の規格は同じなのよね。





この鷺山市は先に始業式を終えてから同じ日に入学式を執り行うという風習がある。この柿山小も例外では無く、始業式を終えた子ども達は入学式の準備を手伝っているそうだ。


本来、非常勤講師は入学式は参加しない。私は音楽を担当するから、国歌を演奏する為だけの参加だ。校歌は6年生が指揮・伴奏をするので出番は無い。



「10時頃来てください」と言われていたので、その10分前に到着する。仕事の割り当てが伴奏しか無い私は職員室でそわそわするしか無い。念の為、伴奏の練習は美香子叔母さんのアップライトで昨日のうちにしておいた。



10時になる。まだ新入生の準備が出来ていないそう。

校長、教頭と養護教諭は体育館と職員室を往復しているようで。

事務さん以外は体育館にいるらしい。


職員室でそわそわしていてもしょうがない。

体育館に向かおう。


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