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Emerald  作者: 藍沢 咲良
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草萌え 10


「苦手な人もいるからね、煙草」

運転をする悠さんの横顔はやっぱり美しくて。

じろじろ見てはいけないと思いつつ、何度も盗み見てしまった。


「今日、仕事は?」

「今日はお休みなんです。明日の入学式で国歌の伴奏をすることになってます」

「じゃあ、子ども達への美咲先生のお披露目は明日になるんだな」


美香子叔母さんのマンションが視界に入る。

ここでいいです、と告げると彼はゆっくりと速度を落とした。


「ありがとうございました。お仕事、頑張ってください」

「ああ。じゃ、またな」


車が見えなくなるまでその場に立っていた。







美香子叔母さんはもう職場へと出掛けたようだ。

皺だらけになった服と悠さんから借りたTシャツと短パンを洗濯する。麻のワンピースに腕を通して、やっと息をついた。


昨日の修羅場。

途中から覚えてない悠さんとの飲み。

悠さんとの朝。


展開が目まぐるしいにも程がある。


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