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Emerald  作者: 藍沢 咲良
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草萌え 5


膝には大きめの絆創膏が貼られている。

私がベッドを占領した後に消毒をしてくれていたのか。少しまだヒリヒリするけど、泣き喚く程の怪我ではない。たかが擦り傷で泣き喚くなんて、恥ずかし過ぎる。



いい人なんだな。

酔い潰れた私を襲う事なく擦りむいた膝の消毒までしてくれていた。


だからといって同じ布団で寝ていたのはちょっと納得いかないけど。

昨日の夜は寒かったのかな?布団はこれしか無かったから仕方なく同じ布団で寝る事になったとか…?


考えてもしょうがない。

身支度して、朝ごはん作らないと。



桜汰の家に持参していた食材には朝食用もあった。

ウインナーを焼いてスクランブルエッグを作る。

トースターに食パンを2枚入れて悠さんを呼びにベランダに行く。


「悠さん?もうすぐ出来ますけど…」


ん、とだけ言って携帯灰皿で煙草を消してこちらを見る。


その顔は何故か固まっていた。

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