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Emerald  作者: 藍沢 咲良
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小濁り 2


抱き止められてる最中にも悠さんの端正な顔に見惚れていただなんて口が裂けても言えない。


私には桜汰がいる。しっかりしろ、私!


やっぱりしばらく会えてないからいけないんだ。

気がつけばこないだ会ってから1ヶ月以上経っている。物理的な距離と交通の不便さのおかげでなかなか会いに行けてない。



うん、よし!

会いに行けばいいじゃない!


次の勤務は入学式で。まだ2日間自由がある。

明日、桜汰は勤務だろうけど。桜汰の家でご飯でも作って待っていればいい。


『明日、桜汰の家行くね』


メッセージを送ろうとした。昼間送ったゴッホの池の写真とメッセージが未だ既読になっていない。



…たまにはサプライズはどうだろうか?予告無く桜汰の家で晩御飯作って待っていれば感激して抱き締めてくれるだろう。


桜汰と甘い時間を過ごせば、昨日の失態なんてすぐに忘れられる。頭の中をチラつく悠さんの姿なんてすぐに消されるに決まっている。



そうと決まれば。



明日のサプライズのご飯のメニューを考え出すと何だか楽しくなってきた。フェイスパックとストレッチをして早く寝よう。


桜汰は喜んでくれるはず。

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