蜜月 9
「もう…」
温泉の中に悠さんの出したものが入らないように整え、彼の胸に背中を預けて露天風呂にゆっくり浸かっていた。
「もう…って、美咲、いつもよりだいぶいやらしかったけど…?」
言いながら茂みに手を触れ、指で私を責め立て始めた。
「んんっ…!はるか、さん…さっきしたばかり、なのに…」
右手で膨らみを揉みしだかれ、先端を弾かれ、左手で私の奥深くを攻めている彼自身は、硬さをすっかり取り戻していた。
「ずっと風呂の中だと疲れるかな…?身体拭いてやるからベッド行こうか」
またしても力が完全に抜けてしまい、立ち上がれない私は、悠さんに横抱きにされた。脱衣所で私の腰を片手で支え、バスタオルで身体を拭かれる。私、この部屋に入ってから自分でしたのって、お茶を飲んだぐらいだ。他は全部、服を脱ぐのも、身体を拭くのも悠さんにされている。身体の力が抜けてしまった原因を作ったのはこの人なんだけど。いつの間にか自分の水分も拭っていたのか、また横抱きにされてベッドに降ろされる。なんだろう、至れり尽くせりってこういうことだろうか?若干違う気はするけど、悠さんに抱かれるのを望む私の身体にはその意味は合っている。
「今度は声、出していいから」
言うなり彼が再び挿入ってきた。激しい快感に甘い声が止まらない。腰を打ちつけられ、最奥に快感が走る。
「あんっ…!…き、もちいい…はるか、さん…ああっ…!」
「また達ったの?俺の奥さんは、淫らだな…」
「そ、んな…はんんっ…!」
無意識に腰を振る。彼の動きに合わせて、より深く繋がれるように。より強い刺激を求めて、私の腰は勝手に動いてしまっていた。