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Emerald  作者: 藍沢 咲良
138/237

約束 9


「悠さんと、直接話してみないと何とも言えないみたいです」

「そうか…俺、歓迎してもらえるかな?」

若干不安気に話す彼に、父がヘソを曲げていることわわ伝えても大丈夫だろうか?黙っていても、そのまま当日を迎えてショックは受けるだろうし。


「美咲…その間は何?」

「その…父がちょっとヘソ曲げてるというか…」

「え?」

予想外の言葉だったらしく、悠さんの瞳が揺れる。


「俺、何か不味いことしてるかな?」

「父に、承諾を得ないまま一緒に暮らしてるのが気に食わないみたいで。私の身を守る為だとはわかってはいるみたいなんですけど」

私の肩に額をくっつけて長い溜息を吐くと、私を腕に閉じ込めた。


「美咲」

「はい」

「俺、お父さんに何発ぐらい殴られるかなあ?」

「えっ⁉︎殴られないでしょ」

「俺がお父さんに殴られたら、美咲、慰めてくれる?」

「だから、殴られないってば…」

「どれだけ殴られても俺、耐えてみせるよ。俺の愛情が試されるところだな」

「だから、悠さん…」

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