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Emerald  作者: 藍沢 咲良
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東風 4

ドアの上部に付いている大きな鈴のようなものがカランコロンと大きな音を鳴らす。



入った瞬間「しまった!」と後悔した。



このお店はどうやら地域密着型のようで。



多数あると予想していたテーブルは窓側に4卓。

そのテーブルは全て埋まっていて。テーブル席に座れなかった客は囲炉裏を囲んで座る、という形式のお店になっていた。



見た目ログハウスなのになんで囲炉裏があるのよ?



固まっていると店の奥から髭を生やした店主らしき男性が出てきた。20代後半か、30代前半ぐらい?



「いらっしゃいませ。お一人様でしょうか。こちらでよろしいでしょうか?」



こちらって…囲炉裏に向かって正座する席…ですよね…?


囲炉裏を囲んで、地域の方々と思われる人生の諸先輩方…おじいサマとおばあサマ…に混ざって、私は昼食を摂るのね…?



期待に満ちた目で一斉にこちらを見てくるおじい・おばあサマ達。目だけで「おいでおいで」しないでくださいよ。私、初対面ですけど…?



ああ…回れ右して帰りたい!

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