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Emerald  作者: 藍沢 咲良
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暁天 6


1学期の終業式。

体育館に児童20名と小川さん以外の全職員が集まる。大きな体育館にこの少人数。こじんまりとした行事に、私はまだ慣れない。


集計が終わるまではどうなることかと思った評価の提出。いざ取り掛かってみると、やはり少人数。すぐに集計が終わってしまって肩透かしを食らった。


夏休みは子ども達と同様に職員も休める訳では無い。でも授業は無いから通常よりは余裕がある。


夏休みの仕事、どうしようかな?音楽の伴奏の予習、全てクリアを目指そうか。児童が演奏するには難易度の高い柿山小の校歌の伴奏、簡易バージョンでも作ろうか。採譜ソフトは使いこなせないから手書きかな。


ピアノを習っている子は2年生のあきらちゃんと4年生の大樹(たいき)くんしかいない。6年の茜さんはかつて習っていたようだから基礎は出来ていて、辛うじて弾きこなせている。5年生の伴奏候補者、光利(ひかり)さんでも弾けるバージョンにしないと来年度きついだろう。


それぞれの方面に向かって、児童を乗せたスクールバスが出発した。


職員室での打ち合わせが終われば、私達職員も夏休みモード突入だ。

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