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Emerald  作者: 藍沢 咲良
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東風 2


神社の隣の池へと歩く。立ち止まってスマホのカメラを池に向けている人ばかりだ。同じようにスマホを取り出し、池に向ける。


シャッター音が響く。


撮った画像を見てみる。成程まさに絵画のような写真が撮れた。折角撮れたので桜汰(おうた)に送ってみる。


『柿山小の近くのゴッホの池で撮ってみたよ。午後も仕事頑張って!』


桜汰は最近メッセージの返信が遅い。既読になるのが翌日になるのはザラだ。きっと忙しいのだろうけど。



桜汰とは付き合って2年が経つ。私が辞表を出した自治体での初任者研修で出会った。荒れていると有名な中学校で社会科教師として勤務している。



私が辞めるまで、桜汰はアパート、私は実家から職場に通っていた。地下鉄ですぐに会いに行ける距離だったから桜汰のアパートには仕事帰りに寄ってご飯を作ることもあった。


鷺山市に来てから、桜汰と会えることは少なくなっていた。


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