偽りの歴史
この回はほとんど説明です...
次からやっと冒険ができる...
おい...おーい。声が聞こえた。起きろーシトラ起きるんだ。やだ眠いの...まだ眠いの寝かせて...
布団の中に潜る。
「しかたないな」
?なにをするの..だ..ろう?脇に手が入り込んできてくすぐってきた。
「ん...く...」
「ほーら、さっさと起きろー」
「こ...この」
布団の中で拳を握る...そして
「変態ーー!!」
「ええ!!」
おじさんに向かって殴りかかる。年頃の女の子を触るとは成敗してやる!!
「団長!!」
メガネをかけたお兄さんが入ってくる。
「ちょっ...ちょっとストップ!!シトラ、団長だよ!!」
「うん。知ってるよ」
「ええ!?なんで殴ったの!?」
「女の子の脇に手を入れるという暴挙にでたんですよ。このおじさん」
「...」
「ったく。そんなに怒んなよ。どうせたいしたもんねえだろ」
「だんちょ!?」
メガネのお兄さんが言おうとした時は私は全力でダッシュした。一直線におじさんの元へ行き...
「さささ..触ったのかあぁぁ!!」
渾身のパンチが炸裂!!
「シトラさん!!??」
「団長仕方ありませんよ...自業自得です」
「すす..すまなかった!!訂正する!!」
殴っていた拳を止める。内容次第で許してあげようか。
「慎ましい体でも..ほら一部の層には人気があるから。落ち着け...よ?」
「このおぉぉ!!」
またもやおじさんに殴りかかる...そこでメガネのお兄さんが押さえてきた。
「シトラ落ち着きなよ。団長だって悪気がある訳じゃないんだからさ」
「そ..そうだ落ち着けシトラ」
殴りかけていた手を止める
メガネのお兄さんはため息をつき言った。
「団長もうすぐ時間ですよ」
「ああ...そうだったな」
「シトラ来てくれ」
「また痴漢ですか」
「いやちげえよ、真面目な話だ。訳は移動中に話す」
「はあ...」
そして歩き出す...しかし足が思うように動かずその場で転ぶ。
「ったく...病み上がりで暴れるからだ。ほら掴まれ」
背中を見せ、乗せてやると言っている。仕方なく掴まることにした。
するとボソッと呟いた。
「ほらやっぱり小さいじゃねか」
「聞こえてますよ」
おじさんがビクッと震える。それと同時に背中で私は暴れる。
「っちょ。すまねえ、頼むから暴れないでくれ!!」
数分格闘を続けてお兄さんに止められ二人とも怒られた。
「団長もシトラもすこしは静かにしてください!!」
「す..すまねえ。つい本音が出ちまってよ」
「そろそろ真面目に話してください」
「ああ...そうだな」
落ち着いて聞けよと言いおじさんは話し出す。
「お前を連れていく先は賢者様たちがいる場所だ。そこでお前の今後を決める」
「今後って?なんなんですか」
「今お前には天使の使徒である可能性が高くてな。下手したらお前を殺さなくちゃならねえんだ」
「えっ...なん..で?」
「天使の使徒はな俺たちの敵なんだ。そして使徒には特徴があるそれが不死の力と体の一部に刻まれた刻印だ。お前も覚えているだろうが...」
ああそうか私はあの時一度...
「お前一回死んだろ」
そう。たしかに死んだはずなんだ。あの時、首を落とされて死の感覚を味わった。体の感覚がなくなり、暗い暗い闇に引きずり込まれる感覚。思い出しただけでゾッとする。そして目を覚ます時に肩が熱くなっていた。
すぐに肩を見る、そこには刻印と呼ばれているであろう模様があった。黒く輝く羽の形をした模様が...
「それが天使との契約により与えられる天使の刻印だ。希に居るんだよ、その刻印を持ち生まれてくる子供がな。たしか古文書にはその刻印を持った者が生まれたのは...3000年前だったかな」
「その子はどうしたんですか?」
「生まれた時にその子は死んでたんだよ。死産だったのにだ、突然肩が光り輝き息をしたんだ。お前はそういう事があったらどうする?」
「......」
「気味が悪いですね」
「ああそうだ。そしてその赤ん坊は気味悪がられ親に牢屋に閉じ込められた。しかし食事もしていない赤ん坊はなんども死んだ。しかしその度に刻印は広がって7才の頃には右半身に模様ができていたらしい」
そしておじさんは少し躊躇って喋りだす。
「親を殺してしまったんだ。そして王国の牢獄に収容され16歳まで過ごした。」
聞いていて、自分の事のようにゾッとした。生まれた時から16歳まで食事も与えられず、なんども死んで、それでも蘇ってを繰り返していたであろう少女の辛さを苦しみを思うだけで吐き気がする。
「普通生まれてからほんの数回しか人の声を聞いていないはずなのにその少女は王国の魔導師すらも知り得ない知識を持っていたらしい。しかし会いに行った者達はおかしくなっていた。そして王国誕生祭の時に少女は脱獄不可能と呼ばれた監獄を破壊し、逃げていった。その姿は翼に円状のものが頭に有り、天からの使徒。天使と呼ばれた」
「団長着きましたよ」
「ああ...詳しい事は中で分かる。お前のことは俺等が守ってやるから、少しの間我慢してくれよ」
【賢者会議】
「遅いぞ。使徒とユグドよ」
「大賢者遅れて申し訳ありません」
そう言っておじさんは深々と頭を下げる。
「なんじゃその娘!!大賢者様に迷惑をかけたというのに謝りもせんのか」
「まあそう言わずに彼女は記憶がほとんど無いのですから」
「なに?その少女はロストではないのか?」
「ロストでは有りませんが名前と出身地などしか覚えてませんよ」
「そうか...気の毒と思いたい所だが使徒などに同情はできないね」
「第7賢者様それは言いすぎでは?」
「ねえお兄さん、おじさんとあの人は仲が悪いの?」
「団長は優しいけどあの賢者様は冷徹な鬼と言われててね。しょっちゅう対立してるんだよ」
「ふん!!まあいいどうせここで死刑が確定するのだからな」
「第7賢者の言う通りその娘は危険だしよお。処分は確定じゃね?」
「シトラと言ったね。君は危険なんだ、死んではくれないか?」
「ううん。私は凛だよ」
そう言って目の前に置いてあった紙に字を書き見せた。すると意外な...いや当然と言えば当然な回答が返ってくる。
「なんだ?その文字は何なんだ」
「なんじゃ?あの今まで見たことの無い文字は」
「大賢者様分かるでしょうか?」
「いやわからんな。それは何なのだ?」
まあいっか、どうせ隠し事しても意味無いから本当の事を言っても構わないだろう。
「わたしはこことは違う場所から来ました。そこで学び覚えた文字です」
あれ?どこで学んだろう?まあ今はいいか。
「こことは違う場所?我々は全ての文字を覚えているのだが?」
「いいえ。そういう事ではなく別の空間?から来たんです」
「「はあ?」」
全員首を傾げ、悩んでいる。何て説明すればいいのだろう?悩んでいると目の前に黒い塊が出現し、気を失った。
ガタッ...
「おいシトラどうした?」
「やあ。人間諸君」
「「!!!!」」
周りに居た者達は身構える。
「お前はシトラじゃねえな。誰だ」
「僕は...そうだね。」
「知識の天使ルシルフェルだ」
「なっ....天使だと」
「全員武器を」
「大賢者様!!今の我々で倒せるのでしょうか」
「出てきたからにはやるしかなさそうじゃの」
「いや待ってくれよ。なにも君たちを襲いに来たわけじゃ...」
「シャード」「ボルク」「アスト」
闇、岩の魔法と精霊が一体出現し、天使に向かって突っ込んでいく。
「はあ...仕方ない。知識の天使がこの程度の魔法でやられるはずがないだろう」
「キャンセル」
天使に向かって飛んできた精霊と魔法は砕け散った
「元々魔法というのは僕が創ったんだ。僕には魔法は効かないよ」
「なら近接ならどうですか」
「団長!!」
「リト二人でいくぞ」
「はい!!」
二人は天使に向かっていくが剣を降り下ろすことはなかった
「いい判断だね。意識は僕でも体はこの子だからね」
「清浄なる光よ」
「ユグド!!詠唱だ!!止めろ」
「だめだ!!シトラを殺せねえ」
「なら僕がやる」
「やめろ!!イース」
「詠唱中は魔法を使えないはずだ。すまないねシトラこれもこの国の為だ」
「シャードチェイン!!」
しかし魔法は天使の前で砕け散った
「なっ!?」
「キャンセルの効力はまだ消えてないよ。僕が解除しない限り魔法は効かないよ」
「不浄なるこの世界に舞い降り」
「ユグド!!やるんだ!!」
「無理だ....シトラは守んなきゃいけねえんだよ」
「団長さっきの魔法多分物理的攻撃も無効化しますよ」
「そうだよ。よくわかったね」
「やっぱりそうですか。」
そう言ったリトの剣は欠けていた
「そんな事まで出来るのか...こんな化け物に勝てるのか」
「なら魔法と物理二属性ならどうだ」
「アシッド!!僕も援護する」
「3賢者アシッドか。無駄だよ」
「それはどうかな...キャンセル」
天使の周りが淡く光り砕けた
「へえ。使える人間が居るんだね」
「前に研究してた時に見つけてね」
「仕方ない。ネオ」
「無駄だ!!キャンセル」
「これで終わりだな。アストクエイク」
拳を岩が纏い殴り付ける
「君本当に賢者かい?魔法を極めなければならないと聞いていたけど?」
「そんなこと関係あるかよ!!消えろや」
しかしアシッドの拳は天使をすり抜ける
「なに!?空間魔法だと!?」
「言っただろう。僕は魔法を創ったと」
「だけどキャンセルしたはずじゃ」
「それとネオは空間魔法なんてものじゃない」
「じゃあどうやって避けたんだ」
「ネオは絶対魔法という部類だよ。自分の体を思い道理に出来る」
「絶対魔法なんて大賢者様すら使えられない魔法だぞ...」
「そうだよ。人間には出来ないように創ったんだから」
「しかし詠唱中は魔法を使えないはずじゃないのか?」
「まったく質問が多い賢者だ...普通なら詠唱中は魔法を使うのは不可能だけど今の状態だからできる。この子の魂は今眠っているから使わせて詠唱させている。つまり魂が2つこの体に有るんだ...まあ僕のは魂とは言えないけど。僕は魔法を唱えるのは一つの魂で一回を限度にした。じゃなきゃ君たち人間の体が持たないからね」
「後大賢者って後ろにいるおじいさん?」
「なぜそんなことを聞く」
「いやだってさ...いや何でもないよ」
「変な奴だ」
「何を呑気に話してる!!7賢者さっさとあの魔法を解除しろ!!」
「無理ですよ。絶対魔法はその名のとうり絶対だ。キャンセルできない」
「それじゃどうすんだよ7賢者」
「アシッド...君も僕もここにいる者ではもう何もできないよ」
「僕を守る者、世界を浄化するもの」
「大精霊ギルアトリ」
それと同時に光が出現する
「ギルアトリ頼むよ」
「了解した主よ」
「ジルキューブ」
大聖殿を光が包み込み一瞬黒く輝いてまた元の色に戻る
「やはり使徒がいたか」
「僕たちを攻撃しに来た訳じゃないのか?」
「言ったはずだよ。君たちを襲いに来た訳じゃないって」
「それじゃあ何しに...」
「君たちが知りたい事を教えにきたのさ」
「この子では説明するのは難しいだろうからね」
「良かろう。我々に危害を加えに来たのではないのならばな」
「大賢者さま....。」
「じゃあ簡潔に言おう。この子は生かしていたほうがいいと思う」
「その子は使徒だろう?なぜ殺さないほうが良いのだ」
「そうこの子は君たちの嫌う終末の使徒だ」
「やはりそうか。なら僕たちには危険だ。殺したほうがいいだろう?」
「俺も7賢者に賛成だ」
「ぼ...僕も賛成です」
「7・3・13賢者だけかい?いや..違うようだね。賢者達は全員賛成か、反対はそこの2人だけだね」
「はい。僕はアミナ姉さんが大精霊を託したシトラを守る必要があります」
「俺もアミナ頼まれちまったからな...頼まれなくても守るけどな」
「大精霊を託された事もそうだけどもう一つ理由がある」
「なに?」
「君たちは終末の使徒を消せばいいと思っているけど違うね」
「しかし終末の使徒の運命はその...媒体となってこの世に終末の天使を出現させることだろう」
「??どういうことだい?君は知らないのか今から3000年前に出現したのは使徒ではなくて終末の天使そのものだよ」
「なに?どういうことですか大賢者様あの古文書にはそう記されていましたよね?」
「そ...そのはずだが」
「話を戻すよ。元々天使には終末の天使なんて居なかったんだよ。しかし3000年前人間の世界を滅ぼした後僕たちのいる天上界に来て僕たちを滅ぼそうとした。」
「どうなったんですか」
「僕たち13人の天使は命を犠牲に彼女を封印した。主を無くした天上界は機能しなくなり人間の世界は約百年光の届かぬ絶望の大地となった。しかし第13天使の復活により天上界は再び機能し始める。その時には生き残った人間の126人中13人しか生きていなかった。」
「そして13天使のアポトアリスは僕を含む天使の欠片から13人にそれぞれ力を託した。そしてその力を使い絶望の大地を今のような世界に変えた。」
「終末の天使を守っていた13人の護衛はどうなったんですか?」
「君はさっきから何を言っているんだ?終末の天使に護衛なんて存在しないよ」
「ということは今までの古文書は全て嘘だったということ....どう思いますか?大賢者様」
「我々は誤った歴史を伝えていたという事になってしまうじゃろうな」
「古文書の書いた人物はリストキアという名前じゃなかったかい?」
「そうですがそれがどうかしましたか?」
「おかしいな?あの古文書は僕もいっしょに書いた物、間違いなんてあるはずが...」
「キアク」
「大賢者様?どうかしましたか」
「いや少し悩んでいただけじゃ」
「あれ?僕は何を言っていたんだ?」
「天使にも忘れることがあるんだな」
「団長失礼ですよ」
「知識の天使よ。生き残りが約百年で126人の中で13人しかいなかったと言っていたが当時の人間に寿命は存在しなかったのか?」
「僕はそのことを説明していたのか。寿命という概念すら当時の人間にはなかった。彼らは魔法でいくらでも生き延びることができた。人生に飽きたら魔法を解き死んでいた。今の人から見れば異様な光景だろうね」
「ではなぜ126人から13人しか生き延びることができなかったのですか」
「終末の天使が残した呪いだよ。あいつが人間界を去るときに自分の血をばらまき当時の生き残りを狂わせ、争い死んでいった。しかし13人の人間はその血の呪いに抗い、いまこの大聖殿に張っている魔法を創り生き延びた。」
「しかしいくら魔法寿命を延ばしても食料がなかったらよ..」
「いい質問だアシッド。食料ならあったさ113人の肉が」
「なっ...そいつらは仲間の肉を喰ってたのかよ...」
「ああ辛かっただろうね。だからアポトアリスは天使の力の一部を与え、救ってあげた。そしてその13人が今の13使徒呼ばれている。」
「はあ?簡単に言えば13使徒は俺らの家族だろ?なんで今世界で暴れてやがるんだよ」
「さあね..僕にも分からない事もあるんだ。理由は彼等に聞いてみるといい」
「いやそれよりも、3000年前になぜ終末の天使が出現したんだ」
「彼女は...見放された存在だった。だから様々な実験に使われ、当時の科学者に伝説を具現化させようよ考える人物がいてね。彼は僕達天使の存在に初めて気付き、契約を持ちかけてきた。この世界をより良くするために血をお分けくださいと僕達は少し人間を侮りすぎていた...彼等は僕の知らない魔法を創っていてね...」
「魔法というものはあなたが創ったのでしょう?人間がその様なことができるんですか?」
「だから言ったろう。侮りすぎていたと...僕自身そんなことできるはずないと思っていたよ。だけど人間は予想の遥か上をいった。彼等は魔法を創る為に1万2691人の人間の脳を取りだし、機械マギア·カルリという物を作りだし、一時的に天上界の一部のシステムを盗み、創りだした。その魔法は忘却魔法、僕達天使ですら記憶を消去されかねない。」
「そんなことが許されるはず...」
「簡単だ記憶を消せば反乱は起きない。そして更に研究を重ね記憶操作という事までし始めた。僕達はその魔法で一時的にだが、乗っ取られ、血を分けた。そして産まれたのが終末の天使だ。」
「やはり、我々の知っている歴史とは明らかに違う」
「そしてこの子を生かしておいた方がいい理由は終末の天使を殺せるのはこの子しかいない。」
「な..なんで?僕達では殺せないの?」
「13賢者ネトム。君たちは天使の殺し方知っているかい?」
「そ...そんなことあるの?」
「天使を殺せるのはその天使の使徒だ。彼等は我々13天使の血が流れている。だから終末の天使に僕達は殺されかけた。」
「簡単に説明しろや」
「仮にも君は賢者だろうアシッド...」
「うるせーよイース。」
「吸収だ。僕達の能力の一部を使える使徒は天使を吸収することができる。だから13天使アポトアリスは悩んだが、彼等を信じ、僕達の血を与えた。彼も苦悩しただろうね...一度は人間に操られたのに」
「はっ...今じゃその力を使ってやりたい放題だけどな」
「アシッド少し口を慎め」
「彼等にも理由が有るのだろう。だから僕達はこの戦いには手は出さないよ」
「口は出すんだな」
「アシッド...」
「はいはい。黙ればいいんだろ」
「僕は終末の天使を殺す為に来ただけだ。使徒を追い出したのは彼等に聞かれたくなかったからだよ」
「少し長居しすぎたかな...若干ギルアトリも薄くなってきている。すまないね...君の現出可能時間をオーバーしてしまった」
「いいのだ主よ。私の役目はあなたを守ることだ」
「ありがとう、もう休んでくれ」
「ああ、了解した」
そういって大精霊は姿を消し、同時に結界も砕けた
「最後にこの子の元々いた場所は...こことは違う..異次元とも呼ばれる場所だ。他にも話したい事は山ほどあるけど、この子に伝えておくから目覚めたら聞いてみるといい」
「シトラ!!」
「団長シトラは無事ですか?」
「魔力がだいぶ減っているね。すこし避けてるんだユグド」
「何を...」
「マジックチャージ」
「あの天使、この子の魔力も使って出てきていたらしいな。魔力がだいぶ減っていたのもそのせいだね」
「ありがとよ。イース」
「この子にも価値が出てきただけさ」
「やっぱりお前は最低だな...」
「お褒めにあずかり光栄だよ」
「褒めてねえよ...バカが」
「席につきたまえ」
「大賢者様...」
「だいぶ時間が長引いてしまったが、シトラの今後について結論を出そう」
「分かりました」
「シトラは我々人類の敵となった場合処分し、害がなければ生かしておく事とする。引き取り先は...」
「もちろん我々紅龍団が引き取りますよ」
「了解した。ちゃんと見張って置くようになユグド団長」
「分かりました」
「以上をもって賢者会議を終了する」
長ったらしい説明を読んで下さった方ありがとうございました