始まりの物語 そして少女は歩みだす
今回は短めですが、次から本気だします!!指摘ご感想お待ちしております
「こんどこそ...あなたを守る。もう二度とあなたを失わない...だから待っててね」
声が聞こえた。あなたとは私のことだろうか。なんのことをこの声の主は言ってるのだろう?失わないとは?
私は誰なのだろうか。考えようとしたその時痛みが走った。考えようとすればするほど痛くなって苦しくなって辛い。暗い暗い闇の渦に吸い込まれる。やだ...怖い..誰か私をたすけて、手を伸ばした。
光が見えた名前を呼んでいる?誰なの?問いかけても答えは帰ってこない。光は増していく。光が形となって私の手を握った。
........「私は...死んだのかな」ボソッと呟いた。
目の前に門が見えてきた。その時光が私の手を離して、私はその場で立ち止まった。後ろをみると闇はもう
存在していなかった。
光は私に進めと言うかのように輝いている。
「あなたは誰なの?」問いかても返事は帰ってこない。ただ光は進んでと言うように輝くだけ。
「うん。分かったこのまま前に進めばいいのね」そう言って私は前に歩き出す。
門の前で後ろを見る。あの光は消えていた。
私が門の前に着くと迎え入れるかのように大きな門は音を立てて開く、私は歩き続ける。私が門を通る辺りの空間は砕け散る。
「よくここまでたどり着きましたね。待っていましたよ」
目の前に翼の生えた人?ああ、やっぱり私は死んでいるのか、そう思った。なぜなら目の前にいるのは天使だった。
「私はどうなるんですか。天使さん」小さな声で質問した。
天使は急に質問してくる。
「あなたの名前は?出身地は?生年月日は?」
私が数分間黙ったままでいると、天使は私に話しかけてくる。
「分からないのですか...ではあなたの質問に答えましょう」
天使さんが言うにはやはり私は死んでいて本来なら転生などで生まれ変わっているはずらしいが、どうやら私にはチャンスが与えられたらしい。別の世界で今の記憶を引き継ぎ甦ることが出来ると言っている。
私は質問する
「私は...その世界で何をすればいいの?」私はそう質問すると天使は言った“3つだけ質問に答えましょう”と
3つか...必要なことを聞かなくちゃ。
「ではあとは私の名前、誕生日を教えてください」
「お答えしましょう。あなたが新しい世界でやることは“歩み続けること”名前は凜、誕生日は7月7日です」
門がまた出現した、そして天使は私の肩に触り言った、何があっても諦めるな歩み続けろと。私は頷く。
天使は私を見送る時、笑っていた。感情のない瞳で...私は気にせず門に向かって進む。
門を通ると見慣れない異世界そして少女の物語は始まる。
どうでしたか?
始めたばかりですが、よろしくお願いします(._.)