第7話、「家族の絆」
付き合い始めてはや10年。
僕たちは結婚しました。
名字は、僕にあわせて青山にしようと思ったのだけど、杏菜が此花と言う名字があってそれを継いでいかないといけないらしい。
名前考えるときに言ってよ。
え? 20歳まで名字名乗っちゃダメだったの。
此花 杏菜 24歳。
此花 嶺 24歳。
と、なった。
今も花畑は健在でこれからも絶やすつもりはない。
ショウブの花もまた、増えてきている。
そして、杏菜と僕に子供が出来た。
双子で莉菜と恵那だ。
誕生日が早いので五歳だ。
燃えるような赤毛と黄色の目を持つ莉菜。
緑色の髪と海のように透き通る青紫の瞳の恵那。僕らの特徴を足して2で割ったような子達だ。
双子なのにその辺は似てない。
莉菜は花が大好きで杏菜のようだ。
恵那は記憶力が良く色々な事を知りたがる。
それに魔法が凄く、賢者らしい。
まあ、12歳までは家にいて、そのあとは出ていくかもしれない。
花畑の花の研究が12歳で終わるらしいから。
今更だけど僕のいた世界とは違う世界らしい。
魔法とか聞いたときには驚いた。
まあ、そんなこんなで僕らは平和に暮らしている。
「よーし。とるよ! お父さん早く。」
「ああ、今行く。」
と言って家族の方へ駆け出す。
願うなら家族の絆が途切れないことを。
と、家族の絆が花言葉のバーベナに祈っておいた。
to be continued,
恵那ちゃんは「異世界の中学校に通うことになりました」の主人公の恵那ちゃんです。
七年後の話しになりますね。
名字名乗るの20歳から設定はこれのためにあります。
莉菜ちゃんは「行ってやるさ異世界へ! 」の方で、登場する予定です。こちらは何年後かはまだ決めてませんが七年後になると思いますね。