夢
人は よく 夢を 見る 。
その 夢は 時々 訳のわからないものや 意味が あるものも 。
俺も その一人だ。
よく夢を 見るんだ。
分らない夢や 怖い夢 でもな
思い出せない夢も
あるんだ。
ある日の昼下がり。
「んー、食った食った。」
いつものように床にゴロンと寝っ転がる俺、幸也。
「!、幸也。食べた後に寝るのはよくないよ?」
「はいはい、わかってるって。少し横になるだけだから。」
「んもー!」
付き合い始めて半年、彼女の口癖。時々おかんみたいに言うがそれが可愛い。
可愛らしくて、ついイジメてしまうが彼女はノリで流してくれ……る………から……
あれ……眠い……そいえば……周りが騒いでいても………よく眠っていたって親が言ってたっけ………
あーけど、隣に誰かいると……スゲー安心………する……し……
「んー、あれ?媛?」
いない、トイレにでも行ってるのか?
ふと目を覚ます、幸也。いつもならそばにいるはずの彼女がいない。
テーブルを見ると、手紙。
「?」
幸也へ、実家に帰ります。 媛より。
「----っ!媛!!」
なぜか俺の心は 突然 心細く感じた。
一人 独り
ひとりぼっち
いやだ、いやだ。いやだいやだいやだ。 嫌だ!!
「お願い!…………一人にしないで 怖い。
独りはいやだ!―――――――――――」
ドクン!!
「幸也!幸也!」
「!――――――――っ。ひ、媛?」
「大丈夫?うなされてたけど……」
「…………あぁ、大丈夫。」
あれ?俺、夢見てたのか? いや、大丈夫。
「……ごめん、媛」
「え?」
「ごめん、一人にさせて……ごめん。」
「?。もう、いいのよ。 大丈夫私はそばにいるから……」
「うん。ずっとそばにいて。」