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境界の先の開拓者  作者: 前園蓮馬
序章
7/19

開拓申請

「ここ。」

俺らはギルド連盟についた。まあ、予想通りだった。

それにしても気持ち悪い。

見たことない字なのに、読めてしまう…。既視感(デジャブ)というか、未視感(メジャブ)というか…なんかよくわからない。客観的に言うと既視感(デジャブ)なんだろうが。とにかく気持ち悪い。が、変な感じが気持ち悪いだけだから、別に体調が悪いという訳ではない。だから、それを表情に出さず。

「分かった。ありがとう。少し待ってて。…いや、やっぱりついてきてくれ。申請の仕方を教えてくれ。」

嘘だ。申請の仕方なんてそんなもん聞けばわかる話だ。

ただ、セラを一人で待たせるのは少々問題がある気がした。まずはあんなに綺麗なことだ。それでナンパされる、可能性がある。そのあとが問題だ。あいつは人見知りだ。そんなヤツがナンパされると大変なことになるのは目に見えている。

「…分かった。」

セラにとっても悪い相談じゃあない。

そこに気づかないほどバカではなかった。

「よろしく頼む。」

俺たちはギルド連盟の建物へと入っていく。

そういえば、ギルドの大体の意味は地球と同じらしい。

いや、ただ単に変換されているだけか。

そんなことを考えながら、セラに申請用紙の書き方を教えてもらいながら書き、それを提出。

これで試験の申請は終了、と…。

「それじゃあ武器の方もよろしく頼む。」

「分かった」

心なしかセラが喜んでいるように見えるのは気のせいだろうか。いや、わからない。その鍵となることを聞いてみよう。

「もしかしてだけど、武器買うの手伝ってくれとか言われたの初めてか?」

「…そう。いつもは私から頼んで連れていってもらっていた。仕方ない。私は人見知りだから、買うときに店員にお金、払えない。それで、他の人に頼む。だから、初めて。」

通りで嬉しそうな訳だ。

「セラもなんか買いたいのがあったら言ってくれ、流石に金は出せないが、買ってやるぐらいはできる。」

「そのときは、よろしく頼む。」

そういえば、人には固有の電磁波があるって聞いたことがあるな。セラで試してみるか。

「ちょっとセラで魔法で試したいことがあるんだが、試していいか?」

「…いいけど。このタイミングで尋ねるのはズルい。」

「悪い。」

「悪いと思うなら早く終わらせて。」

自分の魔力を使って、指定したエリアの電磁波を読み取るイメージで放ってみる。

できた。少し精密なコントロールが必要だが、範囲を広げれば人探しに役立ちそうだ。知っている人限定だが。

「ありがとう。試してみて正解だった。」

「何をしたの?」

「電磁波を読み取っただけだ。成功するか、わかんねえから試させてもらった。失敗してもちょっとピリッと来るぐらいだったから、対して問題はない。どちらにせよ、成功だ。」

「成功したならいい。」

そんなこんなしているうちに武器屋へ着いた。

「いきつけの武器屋、ここ。」

決して大きいとは言えない武器屋だった。

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