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境界の先の開拓者  作者: 前園蓮馬
序章
3/19

初戦

デスヨネー、なると思っていました。もう死亡フラグしかたってなかったモンネー。いやいや、でも俺は別にどっかの作品の主人公って訳じゃないんだから、ただ単に運が悪いだけ?

おお、神よ。我に加護を与えたまえ

…バカバカしい、やめよう。

まあ、今がどんな状況下に置かれているのかと言うと…

モンスターに囲まれているのである。

うん、ついていない。主にどこがついていないって?

決まっているじゃないか、モンスターの数だよ!

初めて戦うのにこれ酷くない!?RPGではもっと易しいよ!

おおよそ15体…前方にゴブリンの群、7~10体。多すぎて何が何だか…。とりあえず、5,6体にしろよ!

右斜め後方からは虎のような見た目だが縞模様がない。毛も長く、牙も長い。それが2体。

左からは猪のような動物。毛は白っぽく、銀に近い。それが4体。

んー…まあ一言言うとしたら鬼畜。俺は戦略的撤退を図ろうとした。が、逃げ切れるだろうが止まったときにそこがどこかわからないという最悪の事態が起きかねない。止まったところでこれより強いモンスターとあたりかねない。

「どうすっかな…」

と言っても、もう戦う以外の選択肢はない。

牽制と言っても、力加減が出来ないんじゃどうしょうもない。

電撃を使っての閃光とか出来れば楽だけど、まだ難しい。

そんなことを考えている。

が、モンスターは待ってはくれない。ゴブリンたちが襲いかかってくる。攻撃体勢をとっていないので、上方にジャンプし、緊急待避。が、跳びすぎてしまった。そして、丁度その辺にいた鷲とか鷹のような鳥に見つかってしまった。やはりついていない。襲いかかってくる、が、その方向に向かって手を向け意識を集中し、魔法を放つ。あたり一帯に雷鳴が響く…。どうやら強すぎたらしい。一気に力が抜けた感じがした。その鳥は丸焦げだった。あれか?俗に言うオーバーキルってやつ。

そんなことを考えたが、そんな状況じゃないことに気がつき、下方に手を向け、意識を集中。もしかしたらイメージで威力が変わるかもしれないと思い試す。そして、実行、さっきよりも威力は低くなった。雷鳴は響かない。その代わりにバチバチッという音が聞こえる。焦げはしなかったものの。少し火傷みたいなものができたいた。

まあ…こんなものか。

ゴブリンは残り二体、他の奴等の数は変わらず。ゴブリンは怯み後ずさるが、逃げはしない。俺が着地した瞬間にゴブリンと猪のような奴等が一斉に襲いかかる。俺は周りに自分の周りに電気を球状に展開するイメージで放つ。自分から半径1mぐらいまでに電気の球が展開される。猪モドキとゴブリンは感電し、火傷を負う。

が、猪モドキの一体はギリギリ当たらず。突っ込んできた。俺は避けようとするがタイミングが遅い。避けきれず、斜め右方向にぶっ飛ばされる。そして、1m以上飛ばされる。その方向には虎モドキ。地面につき、止まった瞬間を狙って爪を降り下ろす!それをギリギリで転がって避ける。そして、横になったまま、魔法でぶっ飛ばす。つもりだったが、魔法はでない。魔力が尽きたらしい。魔法がでないとわかるがいなや、うつ伏せになり、跳ね起きる。

1mぐらい後退。走力を抑えつつ虎モドキに向かって走り、殴り飛ばす。が、その瞬間もう一体がここぞとばかりに襲いかかってくる。攻撃しようと思ったが、間に合わない。怪我するのを覚悟で受け止めようとするが、その一撃は来なかった。よく見ると、猪モドキと虎モドキが燃えている。

俺は炎系統の魔法は使えない。一人一系統なのだ。ということは別の人の魔法に違いない。


…誰の魔法だ?


俺はそう思い周りを見渡した…

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