第六話-海賊サイド-
勢力
海賊サイド
・ブルーゴースト(耐久100)
連邦サイド
・ゴーレムアンフェルノ(耐久100)
「敵艦距離2500!間もなく主砲射程圏内に入ります!」
艦橋に戻った際に、ショーンから情報が入る。ちなみにサーシャも連れてきた。あのまま部屋に残したら、何するか分かったものじゃないしな。連邦に未練がないという話も、連邦との戦闘で見極めようと思う。
「信号弾、赤、緑、赤、青、黄!」
信号弾の指示を飛ばす。
「それじゃ、意味を持たないから連邦に伝わりませんよ?」
サーシャから、こっちがど素人なのではないかと疑わんばかりの顔で突っ込まれる。
「いいんだよ。これで伝わる。」
自信満々に答える俺。
「方向転換!右旋回して回り込む!復唱!」
こうならないように護衛艦に細工しといたのに、護衛なしで出て来る奴もいるらしい。
「右5度旋回!巡速前進!」
復唱の後、艦は微妙に向きを変え、移動し始める。
「敵戦艦よりエネルギー反応!来ます!」
先程までいた場所に緑色の光が通り抜ける。
「危ない!この船に傷をつけたら許さないですからね!」
いや、もう貴女の船じゃないんですが、とツッコミたいが今サーシャに言っても仕方ない。
「こっちも主砲発射だ。撃て!」
「照準合わせ!目標敵戦艦!主砲発射!」
轟音と共にプラズマが敵戦艦を直撃する。だが、
「目標、以前として顕在!損傷みられません!」
ショーンの通信にサーシャは一人顔を青くし、
「相性が悪すぎます!この船の主砲じゃ、β0804級にまともなダメージは与えれないですよ!逃げましょう!」
「そんな事は解ってるからさ、舌噛まないように黙っていような?このまま敵戦艦の後ろに周り込むぞ。」
「速度を維持しつつ、敵戦艦後方に回り込む!回避マニューバの使用準備!」
敵の砲撃やミサイルをかい潜りながら、高速戦闘に持ち込む。
「始まったばかりだ、じっくり行こうじゃないの。」
喚くサーシャを無視して戦闘を開始した。