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1-7

さてと、


お父さまには第一王子派につくと言ったし、

本でしか入手できないロザリアの裏事情も話した。


これで本の世界からはだいぶストーリーが変わっているはず。


まあ、記憶もはっきり戻った事だし、

本の内容をおさらいしておこう。


本は現在2巻まで出ていて、今は1巻目の始め。


私リリアーナが婚約破棄を突き付けられる所から、

話は始まる。


筆頭公爵家でありながらも、魔法が使えない為、

次期王妃ではなく、第二王子の王子妃。


しかし、第二王子を愛していて、

幸せに暮らしていた。


しかし、いきなり婚約破棄を突き付けられ、

第二王子から第一王子の婚約者を排除できれば、

再び婚約者の座に戻すと言われる。


その時、黒の魔女に出会い、

魔法が使えないと言われていたけど、

一人の魔法が奪える能力がある事を告げられる。


第二王子を愛していた私は、

黒の魔女の言葉を信じ、

第一王子の婚約者であるプリシア嬢から魔法を奪い

様々な問題を起こす。


第一王子は白の魔女の力を借り、

私から魔法を奪い返す。


魔法が戻ったプリシア嬢と、第一王子は結ばれ、

国は発展する。


という物語。


私は第二王子を愛するばかり、

狂ってしまう悪役令嬢で、

悪役とついていながらも、その一途さに嫌いにはなれなかった。


むしろ、リリアーナを利用して、

自分の地位の事しか考えていないアホンダラ王子の方が、

ずっと悪役に思われる。


アホンダラ王子。


名前こそなんだかなだが、実際はアホではない、

むしろ、一流の詐欺師のように頭が冴える。

それを真っ当に利用できないのが残念なんだけどね。


ちなにみ、第一王子はデキテル王子。


ド〇えもんのできすぎ君といい勝負のネーミングである。


本当に私の名前が普通の名前で良かった。


これで、メスガキ令嬢とかだったら、

心まっすぐ生きていける自信がない。


とりあえず、私が第二王子にぞっこんでなくなった事で、

話は大きく変わったはず。


お父様も第一王子派にすぐに変われなくても、

心が大きく揺さぶられたはずだ。

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