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断罪予定の悪役令嬢ですが、隣国の王太子の愛され妃になります!  作者: あいら


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6-5

流行病を抑える事、

リオレイル様の妃という立場、


どちらかしか選択はできない。


そして、私は流行病を抑える方を取った。


後悔はしていない、

私には力があった、それを使わないのは私が許せなかった。


でも、恋心はずきずきと音を立てる。


「私は黒の魔女の助言に従いました、

 例え民の命を救う為とは言え、

 許されない事をした事は分かっています、

 婚約者の地位は返上いたします。

 どうかお幸せに」


涙声で何とか伝える。


ああ・・・情けない、

もうこうぴしっと、とかしなしなととか、

雰囲気出せるでしょうと思う。


実際にはぐちゃぐちゃの涙声で、威厳も何もない。


「リリアーナ、君は私より、民を取ったんだね」


リオレイル様の言葉が胸に刺さる、


言葉にならず、こくんとうなずく。

ああ、本当に情けない、

一応公爵令嬢なんだけどねぇ。


お妃様教育係がみたら、雷落ちそう。


私って、やっぱり恋は向いてないのよね。


そんな事を考えていると、

リオレイル様が近づいてきて、

そっと私を抱きしめてくれた。


「ありがとう、大切な民を守ってくれて」


リオレイル様の言動に呆然となる。


あれ?断罪されるんじゃないの?


するとどこからか、


「はーい、おめでとう」

という軽い調子で、声がかかった。


?という風に声がかかった所を見ると、

真っ白な服を着た女性がいた。


しかもその服はスクール水着に、

大きなマントと大きな帽子。

どう考えても、普通の民がする服装ではない。


だれ?と不信に思っていると、


「わ・た・し・白の魔女でぇ~す、

 リリアーナちゃんを聖女に認め、

 祝福しちゃいます♪」

といきなり宣言されて驚く。


白の魔女?ならその服装も納得すべき?

無理矢理理解しようとしていると、

教会にいた人が皆わーと声を上げる。


「聖女様!」


「リリアーナ様、万歳!」

教会中のありらこちらで歓声が上がる、

そして白の魔女と名乗った女性は、


「ありがとー」

と何故か私の代わりに歓声に応え、ふっと姿を消した。


「消えた?」


「まあ、魔女だからね」

リオレイル様は慣れた様子だ。


「改めて、ありがとう私の最愛の妃」

リオレイル様に手に口づけされ、

私は予想外の展開に気を失ってしまったのだった。



そして、その3ヶ月後、

マルエプチ芋は国中に広がり、

謎の流行病は国からなくなった。


結婚式の馬車には、一目王太子妃を見ようと、

多くの民が押し寄せ、

盛大な結婚式となり、国中が幸せムードに包まれた。


王太子妃が着ていたウエディングドレスには、

レースがあしらわれ、

アクアマリン王国のみならず、周辺国でも話題になり、

アクアマリン王国のレース産業は一気に発展した。


ちなにみ、ガーネット王国では、

第一王子のデキテル王子が立太子し、

第二王子は辺境の領主になった。


第二王子に狂い、断罪される予定の令嬢は、

愛する王太子に出会い、誰からも愛される妃になったのでした。

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― 新着の感想 ―
主人公が幸せになったのは良かったです。 でも天宮那奈さんに救いは…? 平和な日本に帰れない上に、命綱ともいえるチート能力まで奪われて、不幸すぎませんか。
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