表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
断罪予定の悪役令嬢ですが、隣国の王太子の愛され妃になります!  作者: あいら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/30

6-2

王妃様から話を聞いた私は、

人払いをして、アンナだけにして”影”を呼ぶ。


本来、王族にしか仕えず、極秘の存在だが、

本の知識で、”影”の長に接触し、

情報を手に入れる手段を得ていた。


そして、この事はアンナだけが知っている。


「ゼウス」

どことも分からない空間に向かって言う。


「はい」

同じく、姿は現さず、

部屋のどことも分からない場所から声がする。


「今流行りの病気について、できるだけ詳しく教えて」


「今、国の中心で原因不明の病気が流行っています。

 感染したら2週間程で死に至り、

 回復魔法で治療できるのですが、人手が足りていません」


「天宮那奈という、黒い瞳の女性は?

 回復魔法が使えるはずだけど・・・」


「確かに回復魔法は使えますが、

 全ての民を治療できる程ではございません」


どうゆう事かしら?

小説では、転生した天宮那奈が、

全国民を救い、聖女と言われるはず・・・


魔力が少ない?


そう考えてはっとなる、

小説ではリオレイル様と泉に行って魔力を上げる、

しかし、私とリオレイル様が泉に行ったせいで、

魔力が足りていない?


小説通り進んでいるようで、

小説通り進んでいない所も出てきている。


このままでは、多くの民が死んでしまう。


「とりあえず、マルエプチの芋を増やして頂戴」


「マルエプチ芋ですか?」

ゼウスが不思議そうに言う。


マルエプチ芋はこの病気の予防になる芋だが、

現在は正体不明の病気の為、その事は知られていない。


芽と花に毒があり、

食料をなかなか手に入れられない貧民しか食べない芋だ。


幸い、マルエプチ芋は10日程で大きくなり、

あまり肥料などなくとも育ち、栽培しやすい。


どうしてこんな事を知っているかというと、

本来は天宮那奈が、貧民に病気になっている人が

いない事に気づいて、芋の有効性を発見するという、

天宮那奈の見せ場のシーンなのだ。


天宮那奈の活躍を奪う気はないが、

私でも準備しておける事があるなら、

準備しておくにこした事はないだろう。


「なぜか聞いてもよろしいでしょうか」

ゼウスの質問は当然だ、

本の中の知識とは言えない、

どうして知っているか聞かれたら困るが、

ゼウスなら問題ないと思い答える事にする。


「マルエプチ芋は、病気を予防する効果があるの」


「どうしてそれを?」


「それは答えられないわ」

私の予想通り、答える気がないと返答すると、

それ以上疑われる事はなかった。


「かしこまりました、マルエプチ芋を増やします」


「お願いね」


「でわ、私はこれで」


「ええ」


ゼウスと話しを終え、私は考え込んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ