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断罪予定の悪役令嬢ですが、隣国の王太子の愛され妃になります!  作者: あいら


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3-1

それからレオとは文通をする仲になった。


文通と言っても、この世界には郵便局なんてものはない、

基本貴族は、手紙に魔法をかけ、

鳥の形にして相手に飛ばす。


レオからは鷲の手紙が来た。

普通、白い鳩なので、鷲は王族からの手紙の証。


伯爵家3男を名乗りながらも、

王族である事は隠さないようだ。


そもそも、こちらも似たような事をしてるので、

暗黙の了解というものである。


屋敷の者は、最初鷲の手紙に驚いていたが、

王太子と親しくなったと伝えると、

流石お嬢様と、株が上がってしまった。


手紙には3ヵ月この国にいる予定で、

もうすでに1ヵ月がすぎ、

帰国の時間も考えると、後1ヵ月半しかいられない事を伝えた。


すると、しばらくして、

大きな泉があるので、行ってみないかと言われた。


アクアマリン王国では有名な泉で、

ここの水を飲むと、魔力が上がるらしい。


魔法が使えない(魔法を奪う気はない)私には、

あまり意味はないが、

久しぶりに会えるとなって、

嬉しくなって、行く!と返事をしてしまう。


下町で盗賊団をやっつけてしまった事もあって、

あんまり観光とかできてなかったのよね。


せっかく、アクアマリン王国に来たのだらから、

観光名所も周ってみないと!


私が外出する事に渋い顔をする面々だが、

相手が王族とあって、諸手を上げて喜んでくれた。


流石王族。


ピクニックよろしく、

私の服装から、髪型、お昼は用意するのかなど、

準備に余念がない、


いつの間にか、メイドや侍従達も、

王宮勤めの人達と連絡を取り合うようになり、

元々公爵家に仕える優秀な人達、

他国から来たというのに、すっかり馴染んでいるようだ。


「リーナお嬢様、できました」


そうして準備をしていると、

アクアマリン王国でオーダーしていたドレスが出来上がった。


流石に総レースとはいかないが、

首元と手元だけレースを入れた、

ストレッチが効いた動きやすい服。


ガーネット王国の生地と、アクアマリン王国のレースを使用した、

特注品のドレスである。


本当は裾にも入れたかったけど、

どうしても汚れそうで、裾にレースを入れるのは妥協した。


パーティ用のドレスなら、

スカートの一部と裾にレースを入れられないか、

デザイナーと話し合いはしている所だ。


「うふふ、綺麗なドレスね」


「どのドレスもお嬢様には勝てませんわ、

 せいぜい引き立て役になって頂きましょう」


アンナのお決まりの言葉を聞く。


このドレスを着たら、レイはどう思うのかしら?


いやいやいけない!

レイの相手は2巻のヒロイン!


私は単なる遊び相手なんだから、

多分高位貴族と知って、交流を持ちたいだけ、


変な気は持っちゃいけない。


恋はもう十分!


イケメンは宝!


顔を眺めて、幸せを補給するのよ!


ドレスをじっと眺めながら考え。


「本当にそのドレス、気に入られたんですね」


とアンナに言われてしまった。

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