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黒の魔女と出会い、ガーネット王国を出る事を決意し、
爆買いを決意して、一ヶ月が経った。
そしてその成果は・・・まったく果たせず。
まずガーネット王国からアクアマリン王国まで、
馬車で2週間。
アクアマリン王国に泊まってから2週間。
先生が呼ばれ、いろんな勉強が詰めこまれたからだ。
元々王子妃教育で、
自国のガーネット語の他にに、アクアマリン語、
ペリドット語の3ヵ国語が話せる。
ちなみに、シトリン神聖国は独自の言葉はもっておらず、
ガーネット語、アクアマリン語、ペリドット語、
全てが使用できる国際国家だ。
私が下町へ出たいというので、
貴族の言葉以外にも、アクアマリン語の下町言葉。
アクアマリン国特有のマナーやダンスの習得。
物価や気候、地理や歴史。
商人から買う以外に、自分で店で買う時の方法まで、
ありとあやゆる事を習得した。
本で読んでいたと言っても、細かい歴史や文化までは知らない。
早く買い物に行きたい気持ちを抑えながらも、
ガイドブックを見て、
どこに行って、何を買うか悩むのも楽しみだったよねと、
前世を振り返り何とか耐えている。
アクアマリン王国の商人を呼んで買い物もした、
大きな劇場で観劇もした、
プライベートビーチで青い海も見た。
でもでもでも、
私がしたいのは下町の買い物!
出店が並ぶ所でいろんな物を買って食べて、
歩きたいのよ!
1ケ月ブレる事なく、下町に行きたいと言い続け、
周りも私の決意が固い事を知ると、
本来公爵令嬢のする事ではないけれど・・・と
かなりしぶしぶだけど、何とか行く事を許可してくれた。
やった~
1ケ月我慢して、
やっと、やっと手に入れた、
下町ぶらり遊びの権利!
ああ!楽しみ!
どうか天気でありますように!
下町に行ける日の前の晩、
興奮してしまって、なかなか寝付けなかった。




