僕のわがまま
いつからだろう?
この気持ちに気づいたのは、、、
最初は、お互い別に好きな人が居た。
だから、この気持ちに気づくことがなかった。
出会いは、二年前。
たまたま、同じサークルで出会う。
友達に連れて来られたって言う理由も一緒だったのもあり、サークルの飲み会では意気投合した。
周りはワイワイ騒ぐ中、
僕達は端っこでお互いの好きな歌手や好きなこととか話して盛り上がった。
好きなものとか、共通の趣味が多かったのは嬉しかった。
もしかしたら、この時から
僕は君のこと気になっていたのかもしれない。
それから、通学の電車が同じってのもあり、毎日会うことが多かった。
会った時は、お互い彼氏や彼女の話をしていた。
僕は良く君に彼女の相談をした。
別れるかもって。
すると君は
「それは、フウくん次第だと思うよー。うちからしたらー遠距離で連絡ないとかーありえないけどー。」
と、笑いながら言う。
ふいに笑う君の笑顔に時々キュンってする僕が居た。
「フウくんたちのカップル別れそーwww
うちは、もう一年半だからー会わなくても会える時会えればいいって感じだから気にしないけどーwww」
別れそーと言われ、僕は意地になって
絶対わかれない!って言ったものの、、、
一ヶ月後、彼女から別れよう。
と、連絡が来た。
その瞬間、あー君の言う通りだったなーって思ったよ。
泣いたけど、君の言葉があったから、どっかで別れるんだろうなーって覚悟していた。
別れたって君に言ったら、
君は笑いながら
「ほらねwww」
と、言った。
ずっと、笑ってる君。
なんだろー
別れて落ち込んでたのに、君の笑顔でどうでも良くなってる自分がいた。
この時も、まだ僕は君への気持ちに気づかなかった。
それからも僕と君は、
何かしら時間が合うと、遊ぶようになっていた。
周りからは、付き合ってるの?とか言われるが、
"友達だよ”
っていつも言っていた。
周りからすると、男女の友達関係ってありえないらしい。
この時の僕は、男女でも友情あるさ!
って、いきがっていた。
いつからだろう、
君を意識しはじめたの...。
毎日会ったり、毎日連絡したり、
当たり前になっていた君と僕。
いつからだろう、
君から彼氏の話聞くのが辛くなったのわ。
いつからだろう、
友達だよ!って答えるのが、辛くて苦しく感じるようになったのわ。
友達以上恋人未満。
僕と君の関係は、友達以上恋人未満。
もっと早く君への気持ち気づけば良かった。
いつの間にか、君と居るのが当たり前で
君と話したり、連絡したり、遊んだりする時間が僕にとっては、大切な時間に変わっていた。
けど、君から彼氏の話を聞く度に、
"現実”に
戻される。
そんな関係も、いつの間にか二年たった。
"友達以上恋人未満”
っていう関係は変わってないが、
"僕が君に対するの気持ち"は変わっていた。
親友に相談すると、
「それってどんな関係??2人で遊んだりとかさー。ご飯とか、完全にデートじゃん!」
その言葉に僕はいつも、
「でも手つなぐ理由でもないしー。カップルぽいことしてないよー。」
そう答える度に、自分で切なくなる。
僕は君の手を握ること出来ないんだなーって。
君の手を握る人は別にいると実感する。
数日後、
モヤモヤ悩んでる僕に、親友はズサっと刺さることを言った。
「でもさー、よくよく考えると、
フウたちがやってることってさ、
その子の彼氏に失礼じゃない?
だって、逆に考えてみ?
フウに彼女いて、その彼女がさー
今のお前らみたいなことしてるの聞いたら嫌だべ??」
別に気にしない。とも思ったが、
実際、逆の立場で考えると、いい気はしないと思い、返す言葉がなかった。
その言葉にうつむいていると
「てかさ、もうはっきりさせちゃえばいいんじゃね?!気持ちだけ伝えたら??」
親友の言葉に思わず大きな声で
「んなの、無理だわ!」
と、答えた。
するとすぐに
「なんで?」
って言われた。
「なんでって。言ったことにより、今の関係壊れるタイプでわないけど。壊れたら嫌だし。なんだろ。俺にとってあの子は、なんか、必要てか。何でも言える仲だし。今のままでも良いから、一緒に居れたいい。というかー。その前に伝えるの怖いし。」
僕がそう言った瞬間、親友は大きなため息をつき。
「それってさ、お前のわがままじゃん。
あの子の彼氏にバレたら大変だぞ!!
このまま曖昧にしてる方が、良くないと俺は思う...。
あの子に彼氏居なければ、別だけど。
彼氏いるだからさ!
奪いたい!!とか、本気で好きだ!って思うなら、ちゃんとはっきり言うべきだよ。
てか、もともとダメもとなんだし、怖いとかないだろ。」
親友の言葉が、ズッシリと僕の心に来た。
それからも、
僕は言わなきゃなーって思いながら、
君に会っている。
君に会うと、
一緒にいる時間が落ち着くせいか、
その時間を壊すのが怖いのか、
"言わなきゃ!!”
って思いながら、喉まで来てる二文字の言葉が言うことが出来なかった。
もう少しだけ、もう少しだけ。
このままで居てもいいかな。
僕のわがままだけど。
もう少しだけ。
僕のわがままに付き合って下さい。
いつか君に
好き。
と言える日が来るまで....。
END