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起きてしまったことは止められないのだと、人は起きて欲しくなかったことが起きたとき初めて気がつくのだ

このお話のジャンルは恋愛ではなく敢えて文学にしました。

実際、恋愛ものと呼ぶには甘い場面が一切ないうえに、登場人物も少なく単調です。

なのであまり恋愛だと気負わず読んでもらえると有難いです。

とある場所のとある中学校でこの物語は始まる


「…死んだ?」

2人が同時に言った


「嘘だよね…?」

1人は隣にいたクラスメイトに尋ねた


「嘘だろ…」

1人は自分に言い聞かせるように呟くと俯いた




一瞬動揺を見せた彼女も今は普段通り元気に過ごしている

あの衝撃的な知らせがあってからまだ何分かしか経っていないというのに。


「何で…」


彼はその後に続く言葉を無理やり呑み込むと立ち上がって教室を出て行った


彼女は仲間と話すことを止めてその後ろ姿を見ていた

その顔には仲間のクラスメイト達に向けていた楽しそうな表情は微塵も残っていなかった



教室を出た後、彼はすぐ図書室へと向かった

重厚なドアを体ごとぶつける様にして開くと、そこには本が整然と並んでいる、普段通りの図書室があった


「お前も、皆と同じなのか」


彼は誰もいない図書室に向かって呟くと図書室の奥へと入っていった

そして迷路の様に入り組んだ本棚の間をすり抜けると、姿を消した


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