表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

第3話 最初の戦い-スキルって最高!

 さて、オオカミは、まだいる。諦めて去ってくれれば良いが、それは都合の良い話だ。根比べでは、水も食料も無い僕が圧倒的に不利だし、仲間を呼ばれると、厄介なことになる。

 腹をくくって戦うか。戦うとなると、ステータスオール200がどのくらいの強さであるか判明していない内は、近接の戦いは避けたい。そうであれば、スキルで戦うしかない。

 ステータス画面で気になっているのは、スキルの右端の「→」だ。おそらく、これを指定すると、スキルの詳細が出現すると思う。そこで、「各スキルの「→」を表示する」と唱えた。いきなり、ステータスウインドウの周りに、スキルウインドウが5つ現れた。


[収 納(中級)]

 ・収納1(生物不可)

   容量:20m×20m×20m

   効果:時間停止、自動整理、検索取出、解体収納、廃棄

   距離:収納10m、取出10m

 ・収納2(生物可)

   容量:4m×4m×4m

   効果:時間進行調整、温度調整

   距離:収納0m、取出0m


[鑑 定(中級)]

 ・鑑定1(物品)

   名称、産地、価値・用途、形状等

 ・鑑定2(人物)

   名前、種族、年齢、称号、職業、レベル、冒険者ランク、出生・出身地

   状態、スキル、ステータス等

 ・鑑定3(魔物)

   種別、ランク、出生地、スキル、状態等

 ・被鑑定

   隠ぺい、改変、阻害


[回 復(中級)]

 ・ヒール(傷治療)

  ヒール、ハイヒール、エリアヒール、エリアハイヒール

 ・キュア(状態異常治療)

  キュア、ハイキュア、エリアキュア、エリアハイキュア

 ・ディスペル(解呪)

  ディスペル、ハイディスペル

 ・リザレクション(再生)

  リザレクション

 ・リフレッシュ(HP・MP譲渡)

  HPリフレッシュ、MPリフレッシュ


[錬金術(中級)]

 ・付与

  属性付与、魔法付与、強化付与

 ・合成・分離

  合成・分離(金属、樹木、土、生物)、ポーション作成、生薬作成、レシピ、

  素材調査

 ・修復

  修復(金属、樹木、土、生物)

 ・変性・変形

  変性(金属、樹木、土、生物)、変形(金属、樹木、土、生物)

 ・ゴーレム

  ゴーレム(樹木、土)


[忍 術(上忍)]

 ・体術(骨法術)

  当身、体ねり、唐手、活殺拳、呼吸術、跳躍、瞬動、神足、ムササビ

 ・武器術

  忍具(忍刀、手裏剣、苦無、暗器、火薬)、投擲

 ・遁術

  木遁、火遁、土遁、風遁、水遁

 ・諜報

  隠密、追跡、探知、忍足、耐性、解錠、罠、夜目、遠見、聞耳、解読、伝達、  変化、謀術、暗殺


 スキルも、中級の上限になったら、色んなことが出来るのはわかったけれど、情報が多過ぎ。オオカミを撃退するために何を選べば良いのか。

 とりあえず、オオカミの鑑定だ。オオカミを見ながら、「鑑定3」と唱える。直ぐに、結果が表示された。


[種 別 (ラージフォレストウルフ)、ランク(E)、出生地(ビギンの森)、

 状態(興奮)、スキル(爪撃、噛み付き、咆吼、突進)]


 Eランクだから、途轍もなく強いという訳ではなさそうだが、近接は避けたい。[忍術]の[投擲]を使えれば良いのだが、投げる物がない。どうしたものかと考えていたが、[収納1]の距離に気がついた。収納10mということは、手を触れなくても10m先の物まで収納できると言うことだろう。今いる場所が、10m近くの高さだから、地面の石ころくらいは、収納できるだろう。

 で、どうすればいいんだ。今までは、明確な目標があったから、それに手を向けて詠唱していたんだが。そもそも詠唱は必要か?試しに、足下の地面からこぶし大の石を[収納]するイメージを浮かべた。


「指定された大きさの石を12個収納しました」

 頭の中に声が流れた。なんと優秀なシステムだ。早速、石を2個取り出した。指定したとおりこぶし大だ。この石を投擲しても良いのだが、一手間加えることにした。

「2つの石を合成、圧縮して強化、石槍の先へ変形」瞬時に、僕の手の中に、硬い石槍の先が現れた。更に落ちている枝を2つ収納し、取り出して合成、圧縮強化、変形で柄を作った。ツタで柄の先に石槍の先を取り付ける。信じられない速さで、しっかりとした石槍ができた。


 さて、準備はできた。立ち上がってオオカミを見た。オオカミは背中をこちらに向けて、寝そべっている。こっそり木から下りて逃げようとしたら、振り返って襲いかかる罠だろう。

 僕は石槍をつかみ、オオカミの頭へ向けて思いっきり投擲した。と同時に、そのはずみで枝から落ちてしまった。頭から落ちたんだが、なんと空中で回転して足から着地した。ステータスを上げた効果か?[忍術]スキルが発動したのか?

 すぐにオオカミを見ると、石槍が頭にささり苦しんでいる。僕は、後ろから近づいてオオカミに触り、「[収納2]」と唱えた。目の前からオオカミが消えて、「ラージフォレストウルフを収納しました」と声が聞こえてきた。


 ひとまず、危機は脱した。とりあえず、ここから離れて水と食べ物と落ち着ける場所(寝床)を探そう。10m位の高さから落ちたにもかかわらず、足はなんともなかったので、歩き始めた。

 しばらく歩いて、オオカミを収納しているまま鑑定できるか試した。


[名称(ラージフォレストウルフの死体)、価値・用途(緑魔石中、牙・爪は中級

 武器の素材、肉は食用可であるが不味い、毛皮は状態が良く高額売却可)]


 早速、[収納2]から取り出し、[収納1]へ解体収納し、内蔵・骨などは収納内で廃棄した。肉については、どのくらい不味いのか気になるが、どうしても食料が見つからなかったら、挑戦してみよう。それにしても魔石か。ファンタジーの定番素材だが、使い方もよく分からないので、しばらくはそのままにしておこう。

 石槍が、少々、刃こぼれしていたので、収納している石、10個を加えて合成、圧縮強化した。元の石槍より若干大きくなっただけで、強度はかなり増したように感じる。

 柄の方も5本ほど枝を拾い、合成、圧縮強化した。5本合わせたのに、1本分の手頃な太さになった。森での取り回しを考えて、石槍の先と合わせて全長1.5m程にした。

 忘れずに、石槍を柄に取り付けるツタも強化した。石突も付けたので、武器としては上出来だ。1本では心許ないので、同じ様に2本目も作ったが、薙刀風にそりを付けた石刃にした。

 これらの作業は、歩きながら5分足らずで完了している。ついでに、オオカミの爪撃で破れたジーンズの裾も、錬金術の「修復]を使ったら、瞬時に元に戻った。[収納]、[錬金術]スキルの使用感は最高だ。初心者の僕が思い通りに作業できる。

 木から落ちてなんとも無かったのも、石槍が正確にオオカミの頭にあたったのも、きっと[忍者][投擲]スキルのおかげだ。ステータスオール200が効いているのか、さっきから森の中を30分ほど歩いているが、少しも疲れていない。腕時計の方位磁石が指す北に向かっているが、特にあてがあるわけではない。異世界でも、磁石は北を指すのだろうか。


 今のところ、他の魔物には出会ってないが、即座に対応できるよう、薙刀の方を手に持って歩いている(石槍は[収納1])。近接の戦いはこれで良いが、離れた敵と戦うために、手裏剣を作ることにした。その辺の石を、合成、圧縮強化し、命中率・殺傷力の高い棒状手裏剣を10個作った。それを、いったん[収納1]に納め、掌に出す練習をしたが、素早く出し入れできる。石槍も、薙刀も同じように出し入れできるので、結局、手ぶらで歩くことにした。

・次の投稿は,2月17日の予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ