底辺なろう作家は赤文字通知を食べて生きています
はじめましての方ははじめまして。お見知りおきの方がおられますれば幸甚です。ペンギンの下僕と申します。長い名前だと思った方は気軽に下僕と略してください。
さて、自分は今なろうで二つの小説を連載しております。このうち二つともに、読んでいただける読者はおられますし、ブクマ、評価もそれぞれでいただいております。投稿した回にリアクションをいただくこともあり、ともにマイナージャンルであること、自分がまだまだ未熟者であることを加味すれば有り難いかぎりです。
ですがふと、苦しくなって筆を折りたくなることがあります。自分が何を書いても読者に届いていないのではないか、誰も自分の小説なんか読んでいないのじゃないか。何故そう思うのか――ずばり、感想がこないからです。
いや来てます。厳密にはいただいたこともあります。それはとても励みになっています。
ですが少ないですね。もちろん、感想をたくさんもらいたければ努力をしろ、読まれる工夫をしろという話なので、決して読者の方に対する不平を語り連ねようというのではありません。
ですが現実的な話として、感想をいただけると励みになるということには違いありません。
そして、とりわけ評価、ポイント、ブクマがいつまでも伸び悩むと、「もう書いても意味なんてないな」「時間の無駄だな」と思ってしまうこともあります。
もちろんネット小説は誰かにお金をもらって書いているものではありません。なろうを退会するのもエタらせるのも個人の自由です。
ですが、これを読んだ読者の方に一つだけ考えてみていただきたいことがあります。
小説を読んで、少しでも面白かった、続きが気になると思って、けれど感想まで書くとなると――と思った時に一度、自分の胸に問いかけてほしいのです。その小説がもし更新されなくなった時に「まあしょうがないな」と思えるかどうかです。
そして少しでも、「嫌だな」と思ったならば、一言二言でも構わないのでスマホをフリックし、キーボードを叩いて自分の気持ちを作者様に伝えてください。「このキャラが好き」とか「この言い回しいいですね」とかくらいでもいいんです。リポスト感覚で投げてください。
特に、感想を貰い慣れていない人からすればそれだけで嬉しいのです。なぜなら感想をもらうということは、自分の小説に対して、文字を打ち込むという労力を払うだけの価値があるということの証明になるからです。
感想をまだもらっていない感想欄を見つけたら、白紙のキャンバスを汚すくらいの勢いでありったけの想いを込めればいいんです。一番乗りですからね。まだ誰も気づいていない小説の魅力に自分は気づいているということの証明にもなりますし、初感想の読者様というのは作者のほうでも忘れ得ない人になります。
消えたネット小説は戻ってきません。それがネット小説の諸行無常でもあるのですが、そうなってほしくない作品があるのであれば、そのために読者にも出来ることはあるのです。あなたの手で作者に赤文字通知を見せてあげましょう!!