うつり変わる空のもと
中途半端だと思う雨に
ワガママは止まらない
傘を持つ手が重く感じるのは
久しぶりの雨以外に理由があると
わたし自身が思っていること
信号待ちで
周りを気にしながら
傘を開いた
雨粒が飛ばないように
徒歩なら、あと5分くらいのところか
待ち合わせの場所まで
会ってから
どんなことを話そう・・
今まであまり気にしていなかったこと
傘の隙間から
どんよりとした曇り空に
答えみたいなものを
期待した
あなたが言ってくるまで
まずは待ってみよう
それから考えよう
余裕はないけど
この前は話の途中で終わってた、
わたしのあの話を
あなたは覚えているのだろうか
とても怖くて
聞けないから
傘を閉じた、向こうに
あなたが映る
曇りがちなわたしのココロを
晴れやかにしてくれる
そう願いを込めながら




