⭐︎絶・望⭐︎【SIDEレナード・エヴァンナ(父)】
(๑╹ω╹๑ )(๑╹ω╹๑ )(๑╹ω╹๑ )
はぁ、今日も可愛い(尊い)
可愛いと言ったら「せめて、美しいと言ってください!」
と怒られるので心の中で思う。
あぁこの世にシャーロほど可愛くて尊い女性は他にいないだろう(あ、妻は美しくて尊い)こんなことを言ったら、部下達に『親バカ』と言われるから、これも心の中で…
うちの息子達もシャーロが大好きで、よく私と一緒に[シャーロを愛でる会]を開いてシャーロット愛を語り合っている。
今日も朝から息子達と一緒にシャーロの部屋に仕掛けている盗聴器(盗撮はバレたら誤魔化せないからしない)の音声をリアルタイムで聴く。
すると、シャーロがため息をついた。私たちはシャーロの部屋まで(距離527m)ダッシュでむかい何があったのかを尋ねる。
尋ねた後になぜ聞こえたのかをきかれたが、盗聴器を仕掛けてあるとは口が裂けても言えない。
慌てて私たちはシャーロから目をそらす。
シャーロは諦めたように理由を話した。
理由を聞いた後私は、今まで縁談を持ちかけてきた奴らの顔を思い浮かべる。
(うん。無理だあいつらと結婚させるぐらいだったらシャーロには独身でいてもらおう)
そう、私はシャーロへの縁談を息子達と一緒に焼却炉に入れ、残った灰もゴミ箱に捨てていたのだ。
だからなのかシャーロには自分の美貌に自信がない。
あ、シャーロに似合う宝石見つけたんだった後で買ってこよう
朝食を囲むために食卓へ向かうと“やつ”が来た
そう“やつ”とは
ドーバン・クリニエル
昔から何かとシャーロにアプローチしているがシャーロには全く届かない。
やつも公爵家で忙しいはずが1日のスケジュール表に「シャーロに会いに行く」が入っているという噂も聞いた。
今日も私たちはシャーロに関係ないようなことで嫌味を言う。
チッあいつは少し天然なところがあるから全く通じない…
そして、いつものように妻に宥められ、言い合いを終了させると、シャーロが光だした。
私は嫌な勘がしてシャーロの元へ駆けつけようとする。
するとシャーロの周りの光がさらに光って、目をつぶる。
次の瞬間シャーロはいなかった。
代わりに魔法がかけられたような跡があった。
「あなた、これはどう言うことですか!」
泣きそうか顔で妻に言われる。
「おそらく、何者かによってシャーロは攫われた」
そう、魔法の後は移動系の魔法であった。
「「「「なっ!?」」」」
「パトリック、カムロック魔法について調べておけ、「私は陛下に話してくる。」
そうして、シャーロ探しと、魔法についての研究が始まった。
今回はお父様目線です!!
次はシャーロット目線に戻ります!