これこそまさに!充実しまくりの生活です!!
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晴れて、Happy MUSEアイドルグループの一員となった、私、そう!佐藤 絵菜(芸名 木花 咲姫)!!
今日はお兄ちゃん達と初めての登校!!
今日も、私はボサウィッグとドデカメガネをかけて出発する
この姿を見た時の家族はすごかったな…(遠い目)
パパが全権力を使ってまで、学園を脅していたけど(前の世界でもいろんな人を脅してたな…)一応、アイドルをしている(これから)からやめてもらった。
そんなこんなで、遥兄と別れる(大学生なので)場所まで来て颯馬お兄ちゃんと学園へ向かう
「なぁなぁ、本当にいじめられてないのか…?」
テッテレテー本日30回目(遥兄合わせて)の同じ質問を達成しましたー、颯馬お兄ちゃんの、しつこいレベルが1上がった(ヒューヒューパフパフ)
「なんども言っているけど大丈夫だってば!!」
本当にいじめられてないし…少し無視されたり、お菓子という名の中に虫が入っている小麦粉の練り合わせやら、もらっただけだもん!!
貴族のお茶会の方がやばかったもん(遠回しに嫌味言われてたり、手紙の中に藁人形入れられてたり…ヒッ、おそろしい…)
「では俺は信じるぞ、」
そんなこんな言っていると学園の門に着いた。
颯馬お兄ちゃんは手続きがあるそうで裏門に回る
(確実に颯馬お兄ちゃんがいたら周りに騒がれてたな……)
自分のクラスに着くと桃奈に話しかけられる
「おはよう!」
「おはよう」
「ねぇねぇ見た?あの、大人気アイドルグループHappyMUSEの新情報!新しいメンバーが入るんだって!」
ギクッ!
それ、私じゃん!
待ってHappyMUSEってそんなに人気なの…?私が入ってもいいの!?
とりあえず、バレないようにしなきゃ
「う、うん!見たよ!桃奈は誰推し?」
アイドルの話ならではの無難な話題を持ちかける
「私はね!!リーダーの石川 アリスちゃん!!明るく元気でとにかく可愛いの!!あとねぇーーーー」
桃奈のアリスちゃん語りは始業の音が鳴るまで続いた。
桃奈ちゃんに私が新メンバーってバレたら「ズルい」って言われる気がする
やだ!友達を失いたくない!
1時間目の授業が終わり、休み時間になる。桃奈はお手洗いに行ったので1人でいる
「ねぇねぇ聞いた?3年生に超イケメンが転校してきたんだって」
ピクリッ
「あ、そうそう。私も知ってる。噂によれば1年生に妹がいるとか」
ちなみに、颯馬お兄ちゃんは私と同じく目の色が変わっているので、カラコンというものをつけている(私は怖くて出来なかった…)
キーンコーンカーンコーン×2
授業の始まりの合図がなった。
(颯馬お兄ちゃん入学早々モテてるわね。でも皆様可哀想…颯馬お兄ちゃんは残念イケメンなのに…)
お昼休憩の時間になり、お弁当を取り出すと翔がやってきた
お昼を一緒に食べないか?と誘われたが断る(目立ちたくないー!)
そして、ふと言おうとしていたことを思い出す
「ねぇねぇ、前に私の両親の仕事聞いてきたでしょ」
「あぁ、確かに聞いたな」
「あの後、聞いてきたんだけど、パパはトーメイって言う飲食店の総社長で、ママはパライトバルトマリンって言うファッションブランドの社長だって」
『えーー!』
いきなり周りが騒がしくなった
「そうなのか、すごいな」
「すごいの…?」
『すごいわ!!』
またもや、全員の意見が合う
(すごい仲良しだなぁ)
「すげぇ、あの地味子社長令嬢じゃん」
「トーメイってどこにでもあるよ!」
「パライトバルトマリンなんて、知らない人は居ないよ!」
その後は、騒がしくなりみんながそれぞれ喋りだしたので1人でお昼を黙々と食べる
ちなみに、桃奈は早退して、家に帰っていた
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学校が終わり、アイドル事務所のレッスン部屋に向かう
「こんにちは!」
出来るだけ元気に挨拶する
「あ、絵菜ちゃんだ!今日からがんばろうね!」
アリスちゃん尊い…
ちなみに私たちはオフの時は敬語無し(これはオンでも同じ)&本名で呼ぶことになっているが、私はそんな切り替えができず、本名ポロッちゃいそうなので、芸名で呼ぶ
「アリスちゃんだけ…?」
レッスン部屋にはアリスちゃんしかいないみたい
「うん!いつも私、百合香、フォンシェン、優香はいつも最後、最悪遅刻して来るよ。絵名ちゃん、早いね」
「うん!皆に追いつきたくて!」
「いいことだね!じゃあここの振りから覚えていくよ!」
アリスちゃんと一緒にダンス、歌を練習する。
途中からメンバーみんなで練習した
「今日は終わりーー。お疲れ様でした」
「「「「お疲れ様でしたー」」」」
アリスちゃんの掛け声でそれぞれ帰る準備をする
「絵菜、すごい物覚えが早いのぉ。教えごたえがあるのぉ」
「確かに、絵名ちゃんほんと歌もダンスも覚えるのが早くてびっくりしちゃった」
シヴと夜に褒められ照れてしまう
「え…そ、んな事はないよ…」
そうだ、私の運動神経はあまり良くなかったはず…
「テレてるー♡♡かわいーい♡♡」
「もう、キャラ変えちゃったらw」
シュンガンとアリスちゃんにもからかわれてしまった
「もう!からかわないで!」
「「「「可愛いーー♡♡」」」」
「よし、もう年下キャラに変えてもらいましょ」
「それか、甘えん坊キャラ」
「でも、この子のツンデレキャラとか見たらもう人生悔いは無いわ」
いきなりみんなで声を揃えたと思ったら、シュンガン、アリスちゃん、夜で私のキャラについて話してた
「もう!シュンガンもアリスちゃんも夜も!何言ってるの!」
「ちょっと待って…」
突然、夜が口を開く
「何…?」
どうしたんだろ…
「私の事は夜お姉ちゃんと呼んでくれる?」
「えっならぁ、シヴのこともシヴ姉って呼んでなのぉ」
突然の姉コールに驚くが、アイドルとして対応する
「よ、夜お姉ちゃん…とシヴ姉で…いいの…?」
照れていたので、少し上目遣いになってしまった
『キュンッ』
「絵菜!私になんでもいいなさい」
夜お姉ちゃんが目を思いっきり開いて言う
「シ、シヴも頼まれたことは何でもするのぉ」
いつもゆっくり喋るシヴ姉も文の最後にビックリマークが3個ぐらいの勢いで話す
「わ、私も私も!絵名ちゃん!なんでも言うのよ!」
アリスちゃんは私の手を握り喋る
「もう!なんて可愛いの。早くツンデレが見たい。最近流行ってる韓国のお菓子いる?」
「え、食べたい!」
「わかったわ、このお菓子を両手で持って食べてみて!」
「フォンシェンナイス!」
「み、たい…」
謎に両手ということを強調されたので両手で食べる
(これマシュマロ…?めちゃくちゃ可愛いし、美味しい!)
目を輝かせながらマシュマロを食べる(両手で)
「無理…可愛すぎる…」
「次はシヴがお菓子買ってくるのぉ」
「その次、私で!」
「あのぉ、お菓子なら…太っちゃうから、たくさんは、いらない、よ?」
みんなを見るために少し上目遣いになってしまった
「追い討ちやめて…」
「わかった、太らないお菓子買ってくる!」
「でも、絵菜ちゃんなら太ってても可愛いよ!」
その後は解散になり、家に帰る
「「「おかえり!絵菜!」」」
WOW、盛大なお迎えご苦労さまです
「絵菜がアイドルなんて可愛いに決まってる」
「もう、この世界に絵菜宗教を作るしかないな」
「いや、アイドルならファンクラブというものがあるらしいぞ」
「ねぇ、絵菜ちゃん、今度、服をデザインするのだけどモデルになってくれない…?」
見事なまでに揃ったな…
でもその中には気になるものが
「ねぇ、ママ、モデルって…?」
「んーとね、今度、高校生に向けた服を作るの。そのモデルわをやって欲しいなって思って」
「例えば何するの…?」
「まぁ、雑誌の撮影とかだね…」
雑誌…?
でもこれで、HappyMUSEがもっと人気になったらみんな喜ぶんじゃ…?
「やる!私その仕事やりたい!」
「わかったわ。日程が決まったら教えるわね」
「そういえば、颯馬お兄ちゃんがイケメンって言う噂が1年生の教室にも流れてたよ」
颯馬お兄ちゃんにしれっと伝える
「あぁ、確か女子が騒いでたな、そんな理由だったのか…」
「確かに僕も騒がれたよ…」
「そんなことより、俺はカラコンを楽に入れる方法を見つけた」
「待って、その話詳しく!」
それからはカラコン→アイドル→モデルの話になり寝る準備を整えてそれぞれ自分の部屋に向かう。
そう、この家は家族全員の部屋が用意されていた
(さては、自称神、なにかしたな…)
そう思いながらベッドに潜り眠りにつく
絵菜ちゃん!人たらし能力がやばい!
いつの間にかファンクラブができてたりして…w