表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/19

この状況はやばい【sideキャールズ・ジェマ・ソマンチネ(国王)】

*˙︶˙*)ノ"*˙︶˙*)ノ"*˙︶˙*)ノ"

「陛下っ!エヴァンナ公爵家が消えました!そのせいでこの国が魔物から攻撃を受けています!」

公務を済ませていたらいきなり魔法騎士団の副団長が報告をした


「は?魔物…だと…?それに、エヴァンナ家が消えただと?それはシャーロット嬢だけではなかったのか…?」


このソマンチネ王国に魔物が出るわけが無い…それは代々、魔法騎士団がこの国を完璧に守っていたからである。では、エヴァンナ公爵家が消えたのは本当なのであろう…。普通は1人ぐらい消えても仕事に支障は無いはずだが、今回はまた別だ。消えたのが魔法騎士団長、それに、魔法騎士団は団長の指示によって完璧に、より、的確に国を守っていたのだから。


それに、つい先日エヴァンナ家のシャーロット嬢がきえて、魔法騎士団長が「シャーロがいないとこの国がある意味無いから壊滅させる」と力で脅しt……依頼して我らに捜査させた結局見つかりはしなかったが…



「それが…昨日までは普通に仕事と力仕事を両立させていつものようにバケモノだったのですが、本日いつもいるはずの時間帯に団長が現れなかったのです。」


「何……!?」

()()()()だったらこのように驚く必要が無いが、あの団長だ…

魔法騎士団長をしている理由が 「シャーロが安心して暮らせるためにこの国を安全にするぞーー!」だもんな…

今思えばやばい親バカだわ…なんであんなやつが王国1最強なのだろうか……才能の無駄遣いな気がする…

それに、過去やばい量の仕事が溢れて奴に助けを求めたが「陛下は私とシャーロとの時間を削ればいいとお思いで……?」

うん…やばいくらい怖かった……我一応国王だぞ?


いや、バケモノ級に娘に執着していたエヴァンナ家が、娘がいないと知ったら消えるくらい有り得る気がしてきた…


「あぁ………そうか………」

「どこを見ているのです…?」

「いや……自分の命があることに感謝している…」

今思えば奴に消されていないことが奇跡だな…娘のためなら何でもするもんな……我一応k(以下略)


「それに、エヴァンナ家はこの世から消えていますが、謎のゲートがあり、そのゲートはどこかに繋がるようです。現在、研究者が調べています。国王陛下に1度見に来て頂きたい次第です。」


謎のゲート…嫌な予感しかしないがまぁ大丈夫だろう。


「うむ、分かった。今から参ろう」


そうして、エヴァンナ公爵家に向かうために馬車を用意させる…


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈エヴァンナ公爵家

「なんだ……これ……?」

私が屋敷に入り、ゲートとやらにむかう。

ゲートの周りには………

『シャーロが全て!』『世界はシャーロのために』

我は宗教にでも来たのだろうか……

この部屋はなんのためにあるのだろうか……

以前、団長から屋敷の増築を依頼されたが(脅された)なんのために作ったのかが分からない部屋だったので渋々作らせた…

あの部屋がこのように使われているんなんて……

おそらくシャーロット嬢は知らないであろう

部屋のそこらにシャーロット嬢への褒め言葉が書かれていたり、絵姿などが飾られている。


(ヤバい……)

この言葉以外の感想はなかった……


「陛下、こちらに手紙がございまして、表に『国王陛下以外は見るな。見るにしても国王が見てからにしろ』という赤色で書かれた文があり見て頂きたい次第です。」


奴め、赤い字で書く必要はあったのだろうか……?

「分かった」


〈国王陛下へ

私達エヴァンナ公爵家はこの世界を去ろうと思います。

私たちはシャーロが違う世界に"転生”したものとかんがえました。ですので、その世界に続くゲートを作り、シャーロを探しに行きます。


━━追伸━

 私達はこの国がシャーロを探し出せなかったことに深く失望・怒っていますので、数週間後、国に私の全ての魔力を込めた爆弾を設置しているので気をつけてくださいね♩♪〉


 やばい……とうとう殺される……

 手紙の内容をまとめるに、『お前らは私達を怒らせたからどうなっても知らない』みたいな狂気じみたものだった。


 私は他の者に手紙を渡し読ませる

「ふむふむ……え……しょうもな……ガチで!?」

 反応が我と同じなのが、我は普通だと安心させてくれる…


 「では、この国の住民に呼びかけてくれ!」


 いきなり話し出した我に注目が集まる


 「この国はもう長くない。だから、この国の住民はこのゲートを潜りその先の世界で暮らすこととする。」


 皆が【この国捨てるの?】みたいな顔をして我を見てくる……


これは、不可抗力だ……奴の魔力を知らんやつは居ないだろう。

 この国が爆破され、死ぬより違う世界に行く方がまだマシだろう………



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 この後、ソマンチネ王国からは人が1人もいなくなり、魔物の国になったそう…

次回!感動(?)の再開!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ