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皆様行動力ありすぎません…?

( ⸝⸝⸝¯ ¯⸝⸝⸝ )♡( ⸝⸝⸝¯ ¯⸝⸝⸝ )♡( ⸝⸝⸝¯ ¯⸝⸝⸝ )♡

「誰そいつ…?」


地に這うようなド低音がエリックお兄様から発せられた


「いや、お前こそ誰だ…?」

(ごもっとです…突然家に知らない人が入ってきて突然キレられたら怖いですよね…私も怖い……妹として恥ずかしい…)


「お兄様少し収めてください」

エリックお兄様に近づき小さな声で話す

「え…だって私のシャーロが浮気してるんだもん」

(え…お兄様のものになった覚えは無いし浮気されたという関係では無いですが…?)


とりあえず面倒くさそうなので必殺技を使う

「お兄様、お願い♡シャーロットのためにここで待っといて…」

そう言って上目遣い、甘く高い声で自分の住所を書いた紙を渡す

(この『お願い』がお兄様に聞かなかったことは無い。あ、でも住所の見方わかるかな?まぁお兄様だし何とかなるだろう!)

「分かった」

渋々オーラが半端ないんですが!?


お兄様が扉から出たとこで翔が口を開く

「なんだったんだ…?絵菜が何かを言ったらどこかに行ったようだが…」

まさか見られているとは…さすが人を骨格で探す男…!


「特には何も言ってないわ…」


「そうか…まぁいっか。じゃあコスプレ会場に行こう!」


そこから電車に1時間ほど揺られ着いたのはまぁまぁ大きいドームだった

(エヴァンナ家の別邸の半分くらいかしら(東京ドーム2個の半分))


「よし!こっちだ。」

そう言って腕を引っ張られながら進む。道中とても見られていた。

(何故だ…怒られるようなことはしてないはず…うん!シテナイハズ)


着いたのは控え室だった


「今からこのコスプレ大会のルールを説明しとくぞ」

「はい……」

(コスプレ大会にルールなんてあるのか…めんどくさいな…)

「この大会は名付けて『ビフォーアフタイカイだ』」

(ダサっ。私でももっとマシな名前つけるぞ)


「大会の名前の通りコスプレのビフォーアフターを見せる。アフターは登場した時に見せるがビフォーはここ(コスプレ大会、会場)で撮る。入口で写真を撮られただろう。それを見せてくれ」


( あぁ、あの謎にメイク落とされて写真撮られたやつね…もう一度メイクするの大変だったんだから!)


翔に写真を見せる

「は…?これがすっぴんか…?」


「はいそうですが…?」

「ガチか…コレがすっぴんなのか…下手したら国民的女優より可愛いぞ…」

何か呟いているが聞こえない…

(聴力おちたかしら)


「とりあえず!」

(びっくりしたぁ。一つ一つの行動をもっと静かにしなさいよ…!)


「絶対に、嘘ではないんだな!?」

「そう言ってるじゃない!」


「○○様お次です!」

「呼ばれたな…こっち行くぞ」

私は翔の後ろをついて行く。

(確かエリックお兄様について行く時もめちゃくちゃ見られてたわね。大体女性から見られるのだけどその中には男性もいた気がするわ…まぁ、恋愛は自由だものね…特に否定はしないわ)


《お次は、乙女ゲーム、幻妖との恋々の悪役令嬢シャーロット・エヴァンナとその兄エリック・エヴァンナのコスプレだ!》


(いまだに私が悪役令嬢なのが気に入らないのよね…誰よそんなの決めたの…)


私たちは腕を組んだ状態で道を歩く

(ここでファッションショーができそうね)


「キャーー!!」

「おーーー!!」


《ではビフォーアフターを見ていこうまずは、男の方だ!》


背後にある大きなスクリーンに翔の写真が映る。何もしてない状態と今の状態だ

「え…かっこいい…」

「やばいガチ恋しそう」


《さぁ、どんどん行くよ!次は女の子の方だ!》


次はスクリーンに私の写真が映る。(あら、コスプレ後と全く変わらないわね…まあそうか、本人だもの)


『え………?』

あれだけ騒がしかったのにいきなり静まり返る。

(そんなにブサイクだったかしら…)

「可愛すぎ…」

「すっぴんであれとかヤバくない」

「私もあんな風になりたい」


ん……?これは尊敬されてるのか…?

自分的には可愛いより美しい方がいいのだけど…



《2人ともかなりの美形だったようだ!では次行くぞ!》


そうして私たちは会場から出て電車に乗り翔のコスプレ部屋に戻る


「楽しかったな」

「えぇ」

「今更だが何故あんなものをつけていたんだ…?」

(おそらくボサウィッグと大きなメガネのことだろう

「先生に目の色がカラコンとか言われて…罰だ!って言われたから…?」


「え…カラコンじゃないのか…?」

「えぇ」


「まぁいい、とりあえずそのドレスはやるよ。俺が持っていても何も使えないしな…」

「ありがとう。じゃあ帰るわね」

「あぁまた明日学校で」

「教室には来ないでね」

「えーー」

(そんな不満かしら…)


「ではまた、今日はありがとう」


そう言って私は自称神に用意してもらった家に戻る

(そういえばお兄様ちゃんと家に入れたかしら。鍵はお兄様からしたらないのも同じだし)

お兄様はピッキングを得意としていて、よく鍵をかけた私の部屋に入ってきた。

(あれは怖かったな…いや、でもカードキーだったわ。まぁこれもお兄様ならなんとかなるでしょ)


うん、過去に鍵をカードキーに変えたことがあったが、そんなことはお構い無しにお兄様は部屋に入ってきたからな…


部屋につき、ドアを開けるとそこには

「「「「おかえり、シャーロット」」」」

家族が集結していた

絵菜ちゃんも大変だなぁ

あんな激重家族に見張られて(w)

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