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ひまわりの花束〜ツンツンした同級生たちの代わりに優しい先輩に甘やかされたい〜  作者: 逸真芙蘭


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14/14

延々と猿猿に

 閑散としている、というと少し言いすぎかもしれないが、人でごった返しているというには忍びないくらいの込み具合。その状況を知ってか知らでか、どこからともなく閑古鳥カッコウの鳴き声さえ聞こえてくる。

 そんなカッコウの鳴き声を掻き消すように、猿達が鳴いている。

 ウーウーキーキーホーホー。ありとあらゆる種類の、霊長類の声が園内のいたるところから聞こえてくる。プロとして来園客から金を取っている以上、アマチュアのカッコウに負けていては、万物の霊長たる矜持を保てぬというものだ。


 一口に霊長類と言っても多種多様で、鳴き声も千差万別。中には至極個性的な鳴き方をする個体もいる。

 例えば、すぐ隣のホモサピエンスのメスは、

「銭丸くんが来て、騒いでいるわね、彼ら。新しい仲間だと思っているんじゃないかしら」

 そんなふうに鳴いている。全く意図するところは図りかねるが、とりあえずそろそろ泣かせてやろうと思う。


 なんとも昭和レトロな匂いが香ってくる園内を、内海と連れ立って、観覧してゆく。綿密な傾向と対策の結果選定した甲斐あってか、園内に入ってからの彼女はいつもよりはしゃいでいるように見えた。


「ねえ知ってる? 本園にいる霊長類の数」

 モンキーセンターを本園と呼称しているあたり、自己と非自己の境界がだいぶ曖昧になっておられるようだ。

「さあ? 三〇〇頭くらいか?」

 皆目検討もつかないので、当てずっぽう。


 彼女は自慢げに答えを教えてくれた。

「およそ五〇種類七〇〇頭よ。私の知る限りでは世界一ね」

「世界一ねえ」

 全く知らなんだ。というかなぜ彼女はご存知なのか。


「では、モンキーバレイからいきましょうか」

 モンキーバレイなるものがどこにある、なんなのか知らない俺は、案内板はどこかしらんと、キョロキョロあたりを見渡していたが、気づいたら内海はずんずか進んでいた。今にも駆け出しそうな勢い。案内板も見ていないのに、迷いは全くないようだ。


 韋駄天の如く突き進む彼女をぽかんと突っ立って眺めていたら、俺が着いてきてないのに気づき

「何をしてるの? 早く来なさい」

 と急き立てる。さながらお忍びに城下の見学に来た、お姫様のように。

 だとすれば、俺は姫に振り回されるしがない従者か。姫の機嫌一つで、首が飛びかねない、無力で矮小な従者。


 その矮小さを自嘲するように俺は小さく呟いた。

「Yes your highness」

 

 彼女はそれを聞き取れなかったらしく、煩わしそうに眉を顰めた。

「なんて?」

「なんでもござらん」


 内海は胡乱気に俺を見たが、それ以上追求はしてこなかった。それよりも、ここで足止めされるのが、お厭わしいようで。

「早く」

「へい」


 姫殿下の仰せのままに。


  *****


 アフリカゾーンに向かう途中、見晴らしの良いところがあり、向かいの遊園地と、遠くの方に、神宮市のランドマークである、神宮タワーが見えた。距離にして20kmといったところ。ここまで離れてしまえば、愛すべき我が神宮市もジオラマみたいだ。

 

 向かいの遊園地には特徴的なモニュメントが鎮座しているのが見える。

 どこかで見たことがある気がして、しばらく逡巡した後、何に似ているのか思い出した。

「あれ、大阪にある『太陽の塔』に似てるな」


 俺が指差したモニュメントを見て、彼女はさもありなんとでもいうように、眉を上げた。

 

「だって、あれ、同じ作家の作品よ」


「え、岡本太郎の?」

「ええ、タイトルは『若い太陽の塔』だったかしら」

「へぇ、知らなんだ」


 どういう経緯であそこにあれがあるのかは検討もつかないが、もう少しアピールしても良いのにとも思う。………まあ、それを目当てにどれだけの人が集まるかと聞かれれば、返答には窮するが。


 猿猿猿。延々と、というか猿猿(えんえん)と猿。

 モンキーセンターというからには当たり前なのだが、どこに行っても猿ばかり。

 正直、「エイプにモンキーと言ったら、殺される」というぐらいの知識しかなかった俺には、先ほどから猿の字がゲシュタルト崩壊しているのだが、内海は至極楽しそうだった。

 概ね園内を周り終えたところで、時刻はちょうど12時を指していた。

 今朝の話では、犬山の城下町を見に行くと言うことから、モンキーセンターはここらで切り上げて、街の方で食事でも取ろうかと、ぼんやり考えていたら


「そろそろお昼にしましょうか」

 と内海の方から提案してきた。


 彼女はすたすたと休憩所の方へと向かう。

 控えめに言っても、寂れているようにしか見えない、あの休憩所で果たして食事を入手できるのか、疑問ではあったが、十二分にモンキーセンターのことを知り尽くしている彼女が、迷いなくいくのだから、何かしらの食事処があるのだろうと、俺も恭しく従っていく。


 さて、何があるのかしらんと、キョロキョロ休憩所内を見渡してみるが、椅子とテーブルが置いてある以外、特に何もなさそう。

 

 はて、どう言うことか、と首を傾げていたら、内海がおもむろにカバンから袋を取り出し、中から弁当箱を出して机の上に置き、箱を開けた。ご丁寧に除菌用のウェットティッシュまで添えて。


「食べましょう」

 座るなり、彼女はそういった。量的には、女子高生が一人で食べるには、かなり多めのサンドイッチが詰められている。彼女がフードファイター張りの胃袋の持ち主でなければ、そして、彼女が腹を空かせた小僧の前で、美味そうに飯を食う性癖の持ち主でなければ、俺の分も一緒に持ってきてくれたということになる。

 


「わざわざ作ってきてくれたのか」

 感心した面持ちで言った俺の顔を彼女はチラと見て

「別に大したものじゃないわ。ただのサンドイッチだし。食費を浮かそうと思っただけよ。他意はないわ」

 と、少々煩わしげに答えた。


 食わせてくれるというのなら、いただくに限る。


 俺が合掌して一口食べ「美味しいよ」と言ったら、彼女は真顔で

「そう。あなたは何を食べても、きっと美味しいんでしょうね」

 と答えた。

「どういうことだ」

 彼女はじっと俺の顔を見た。

「ちょっと、食レポしてみてごらんなさいな」


「……これは、あれだ。ローストビーフだな。美味い。肉汁が滴る」

 そう述べた俺に対し

「とてもいいことよ。それが幸せなことだと思うわ」

 と彼女は哀れみを湛えた目で俺を見ていた。


「おい、だからどういうことだ」

「……ちなみにそれはハムよ」


 ……そうか。ハムか。なるほど。美味いな。


   *


 モンキーセンターを後にし、バスで犬山城下へと向かった。


 犬山城の入口には、神社が複数、かたまって建立されている。

 犬山城天守閣がわずかに現存する、天守閣の一つであることを考えると、ここの神様たちの守備力はなかなか侮れない。

 サイズこそは名古屋城や大阪城といった城の程ではないが、さすがは現存の天守閣。なんというか気品みたいな荘厳さが感じられる。これはSRC造の城には出せないものだろう。


 それを思うと、帝国臣民の愛すべき名古屋城のことが悔やまれ、唇を噛み締めたくなる。

 ああ、戦争で焼けてさえいなければ、名古屋城は今でも国宝として、帝国臣民の心のシンボルであり続けただろうに。


「ちょっと、あなた、何泣いているの?」

 犬山城を見上げ立ち尽くしていた俺のことを、内海はギョッとした顔で見た。


「1945年5月14日」


「……急に、何よ」

 内海は訝しげな表情をした。

「思い出したんだ。あの日、B29が名古屋城を焼き払ったあの日のことを」

 ああ、メリケンは本当に酷いことをする。奴らは、臣民の心を折る方法をよく知っているのだ。


 廃藩置県も廃城令も乗り越えた名古屋城を、俺たちの心の支えであった、名古屋城を、奴らは非情にも、爆撃機で焼き払った。それも、白昼堂々、尾張の民に見せつけるかのように。


 名古屋大帝国民にとって、終戦したのは、8月15日ではない。俺たちは1945年5月14日の時点で既に負けていたのだ。


「でもちゃんと直したからいいじゃない」

 見当違いも甚だしいことを言う。

「そういう問題ではないのだ。コンクリートで塗り固められた嘘に価値などないのだ」


「そう。そんなに悔しいのなら、あなたも政治家になって、木造再建の運動でもすれば?」

 内海は冷ややかにそう言った。

 

 まったく。無粋も無粋。

 失われてしまった本物の名古屋城は、永遠にもとに戻らないのだ。焼かれたのは300年の歴史そのもの。

 それを今更、木造再建したところで何の意味があるのだろう?


「コンクリだろうが木造だろうが、偽物に興味はないな」


「今はそうでも、1000年経ったら、きっと本物になるわよ」

「どうだか」


「私は変わらないことに価値があるとは思ってはいないわ。価値はいつでも本質的な部分に見出されるものだもの。決して形式的なものではなく、ね」

「どういうことだ?」


「例えば、来年から制服が変わるけれど、母校の価値は制服で象徴されるものではないでしょう?」


「………今なんと?」

 

「………制服が変わっても、神宮高校の価値が減るわけではない、と言ったのよ」


 内海は一体何を言っている?


「は? 制服が変わる? 聞いてないが。」


 内海は驚いたような顔をした。

「え、あなた知らなかったの? 来年から全員ブレザーになるのよ」

 俺はその言葉に驚愕した。


「は? 学ランは?」

「ブレザーよ」

「セーラー服は?」

「ブレザーよ」


 俺は地面に膝をついた。


 全くなんてことだ。そんな暴挙が許されるというのか。教育委員会というやつらはまるで理解していない。百年の伝統をいとも容易く破壊しよってからに。


「一応聞いておくが、なぜなんだ」

 項垂れながらそう尋ねると

「まあ、マイノリティへの配慮っていうのが大きいんじゃないかしら」

 などと、どこかで耳にたこができるほど、聞かされた文言が出てきた。正直食傷気味である。

「マイノリティねぇ」


 内海も肩をすくめる。明言こそしないが、「配慮」という言葉に冷ややかな気持ちでいるのは彼女も同じらしい。

「あと冬はスカートだと寒いという機能上の問題もあるし。スカート自体はなくならないけど、女子のスラックスも作るみたいだから」


「何がマイノリティだ? 何がジェンダーレスだ? セーラー服が着たいっていう希望は無視していいのか?」

「制服が志望動機になるようなレベルの高校じゃないわよ。うちは。というか、どうしてあなたがそんなにセーラー服に拘る必要があるの? あなた着たことないでしょう? 学ランのことを言うならまだしも」

「……それは、あれだ。……俺は女子の代弁者としてだな」

 内海はぴしゃりと睨めつけた。

「嘘おっしゃい。どうせ、JKのセーラー服姿が好きなだけでしょう? 女子のブルマ廃止に抗議するようなエロ親父なのでしょう? いい加減逮捕されればいいのに」


 いやいやいや。違う違う。俺は決して、セーラー服の女子が好きだとか、学生時代の憧憬を引きずったまま大人になってしまった、可哀想なおじさんとは違うのだ。

 あくまで百年の伝統を守りたいだけの、歴史活動家に過ぎない。

 そう、セーラー服とは伝統文化財なのである。


 ありふれたデザインであったはずの王道の学ランとセーラー服は、今や絶滅危惧種に近い。


 神宮高校は地域随一の歴史ある名門校であるからこそ、その伝統を受け継ぐべきなのだ。


「選択制でもないのか? セーラー服を選ぶことも許されないのか?」

 もしマイノリティへの配慮だとか、防寒上の問題というのなら、ブレザータイプも選べるようにすればいいだけのはず。そもそも、男だろうが女だろうが着たいなら詰襟を着ればいいし、男だろうが女だろうが着たいならセーラー服を着ればいい。伝統的な制服を消滅させる必要性があろうか?

「冬はブレザー、夏はポロシャツね。ブレザーかセーラー服か選べるようにしたら、もはや制服の意味がなくなってしまうもの」


 俺は地面を殴った。

「許さん。絶対にやつらは許してならん」

 

 ああ敵はなんだ。わが母校の卒業生ならばきっとそんな選択はしなかったはずだ。リベラルぶったものを分かったような高慢ちきが言い出しっぺに違いない。


 形に縛られない制服を、と言いながら、結局、無個性という形に縛ろうとしているだけだ。

 配慮とは形によって規定されるようなものではない。本当の配慮というものは人々のソフト面にあるはずだ。局部形状が何であれ、スカートでもスラックスでも好きなものを着ればいい。そういう精神性こそが配慮で、男子も女子もブレザータイプにします、という上っ面だけの「配慮」であってはならない。


 ああもちろん、精神を変えることは難しい。だからこそ真のリベラルは尊いのだ。

 自称「リベラリスト」達は、制服を一新しました! という目に見える成果を以て、世間様から「リベラル」であると認められたいだけだ。

 何が「リベラル」だ。

 地域の皆々様が大切にしてきた伝統を破壊することのどこが自由なのだ。


 個性を大切にしますと言って、伝統という形を破壊し、新しい制服を無理やり着せて、どこが個性的というのだ。

 歴史を、伝統を、他人を尊ぶ精神性など、そこには皆無だ。

 「リベラル」を謳っておきながら、結局奴らは物理的なものさしでしか人間をみていないのだ。

 目的をはき違えて、手段が目的と化している。もはや喜劇じゃないか。


 内海は不気味なものを見るように、わが身を抱きかかえ、俺から距離を取っていた。

「あなたがそこまでセーラー服に思い入れがあるなんて、もはや恐怖以外の何ものでもないけれど」

「……いや、だから俺は別に、そういう性的倒錯があるわけではなく、母校の伝統に誇りを持っているだけで──」

「ゴニョゴニョうるさいわよ。変態」


 ……。ほらね。そうやって他人をラベリングして、自分の想像通りの世界にしようとする。自称リベラリストが作ろうとしているのは、そういうデストピアでしかないね。


「幸か不幸か、私は卒業までセーラー服のままよ。まったくもって、私にとっては不幸でしかないのだけど。あなたにとっては朗報じゃないかしら」


「………そうなのか」

「新しい制服は、新入生からよ。在校生にもう一度制服を買わせるわけにもいかないでしょう?」

 そうか。ということは、葵先輩もセーラー服のままということか。内海はともかく、葵先輩のブレザー姿など想像もつかない。彼女には幾つになってもセーラー服を着ていてほしいまである。

 セーラー服を♪脱がさないで♪


 俺が高尚な思索に(ふけ)っていたところ、内海が現実に引き戻してきた。

「だから存分に私のセーラー服姿を拝んで楽しむことね。すごく不本意ではあるけれど」


 ……いやだからね。俺はそういうフェティシズムがあるのではない。あるとするならば、伝統に対するフェティシズムと呼ぶべきもの。俺の思想が世間様から黙殺されてしまう現実を見るに、リベラルなど既に死んでいる。

 なんまんだ、なんまんだ。


「それで話が逸れたけど、とにかく私は、変わらないことが美徳だとは思わないわよ」

「はぁ、なるほど」


「何で私の肌が綺麗か教えてあげましょうか?」

 内海は唐突に脈絡のないことを聞いてきた。

「……いい化粧水でも使っているんだろう」


 内海はNOと言いたげに、首を振る。

「常に生まれ変わっているからよ」

「はぁ、なるほど」


「例えるなら、私はスベスベの伊勢神宮で、あなたはザラザラのピラミッド。つまりはそういうこと」

「お前、ピラミッドに謝れよ」


 *** 


 来たついでに、城内へと入ってみた。


 天守閣に登ると、木曽川を眼下に望み、屋形船が何艘か、港につけているのが見えた。

 愛知を流れる下流とは違って、水の色も幾分澄んでいるように見える。


「ねえ、銭丸くん。私気づいたことがるのだけど」

「なんだ?」

「神社仏閣って聞くと、なんだかありがたい感じがするじゃない」

「まあ。神社仏閣では、少なくとも悪戯しようとは思わんな」

「でも、宗教施設と聞くと、途端に胡散臭く聞こえるのは何故かしらね」

「本当だ。お社もお寺も、宗教施設には違いないのに、宗教施設と言い換えた途端に胡散臭くなる」

「あと、伊勢神宮の宮司とか、永平寺の高僧と聞けば、ひと目くらいなら見てみたい気がするじゃない」

「うん。拝めれば、何だかご利益がありそうな気がする」

「でも、宗教団体の幹部と聞くと、関わり合いたくないと思うのは何故かしらね」

「本当だ。宮司も高僧も、宗教団体の幹部には違いないのに、そう言い換えた途端に、なるべくなら会いたくない人種に思えてくる」

「言葉って不思議よね」

 内海はさも真理を得たような顔で、そう言い添えた。

「ケースバイケースではあると思うが」


「どうしてそんなふうに感じるのだと思う?」

「……未知に対する恐怖なんだろう。例えば、『銭丸が道で見かけた内海に声をかけた』と『男が道で見かけた少女に声をかけた』では、どちらが危険だと思う?」

「そんなの、ただの男より銭丸くんのほうが危険に決まっ──」

「あの、話進まないので、俺の意図を汲んでやってくれませんか」

 

「僅差で、後者の方が危険を感じるかしら」

 君、そんな自分の信念を曲げられたみたいな顔しないで。

「……だろう。人間、よく知らないものに対しては恐怖を感じるものだ。お寺やお社みたいに、日本人の生活に馴染んでいるものには、あまり恐怖を感じないけど、宗教団体という曖昧なラベルには恐怖を感じるんだろう」


「未知に対する恐怖ね。でもそれって、既知の恐怖と表裏一体よね」

「というと?」

「恐怖というものは、過去の経験から生み出されるわ。端的に言えば、命の危険を感じさせる何か。未知のものに恐怖を感じるのは、極端に言えば、命を奪う可能性が排除できないからよ」


 「夜道」「知らない男」「声かけ」

 確かにこれらの言葉を繋げれば、危ない事件の文脈にしかならない。そういう話をニュースなりで普段見聞きしているから、そうなりうる存在に恐怖を抱くのか。

 既知の恐怖あればこその未知の恐怖。

 確かにその通りかもしれない。


「ちなみに、『霊長類大主教』を英訳すると、the primate Primateになるわよ」

「その言葉を使う場面が、宇宙人と接触するときくらいしか思い浮かばないが」

「あと『下劣な爬虫類』を英訳すると、a reptile reptileになるわよ」

「それは侵略してきた爬虫類型宇宙人に使えそうな言葉だな」

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