5話政秀の来訪
日刊ランキング123位おかしい?
何故こんなに上がってるのか?
皆さまに感謝です。
吉法師の騒動の次の日
政秀「殿、昨日の一件での報告ですが」
信秀「良い、政秀に任す。」
政秀「御意、しかし若は、自分で会うまで諦めると、思えませぬ。如何したらよろしいでしょうか」
信秀「確かに、あれはしつこいからの。では一度お主が確かめて来てはどうだその岩田とか申す者達を」
政秀「解りました。子供の方は、昨日見かけましたが、なかなか良い子達でございました。」
信秀「そうか・・・おっそうじゃ今思い出したが、あの辺りでちと所用が有ったのじゃ。政秀案内せよ。」
政秀「殿・・・・(ー。ー#)」
信秀「じょっ冗談だ冗談」
正秀「殿は、まったく良い歳して変わらぬ。だから若様は・・・・」と愚痴り始めた。
信秀は、ヤバイと思い話しを反らした。
信秀「あの様子では、2~3日は、動けまい。その間に行ってこい」
政秀「御意」と言って出ていった。
信秀(政秀も変わらぬな。吉もわしの子供の頃にそっくりじゃし。)と懐かしく思っていた。
次の日
尾張中村・・・・・政秀
政秀「これそこの童、聞きたいことがある」
男の子「あっこの前のお武家様だ。何ですか?」とちょっと引きながら言った
政秀(ちとやり過ぎたかの)
政秀「この村に先の時代から来たと言う者達が、居ると聞いてな」
男の子「あっ清君達ですね。」
政秀「多分そうじゃ、会いたいのじゃが」
男の子「朝は、お家で稽古してるって言ってたから、まだ来てないよ。」
政秀「何処に行ったら会えるかね?」
男の子「藤吉郎か清兵衛さん処で聞いたら解ると思うよ。」
政秀「なら案内してもらえるかな?」
男の子「解った。藤吉郎の所と清兵衛さんの所は、隣同士だから良いよ」
政秀「頼む」
男の子「こっち」と二人で歩く
5分位歩くと民家の前で
男の子「こっちが清兵衛さんの家でこっちが藤吉郎の家です」
政秀「ありがとな」と言って頭を撫でる
男の子「またねー」と言って走り去った
政秀「頼もう。」と扉わ叩く
??「なんじゃい」と声が聞こえ扉が開いた
政秀「こちらは、清兵衛殿のお家か」
??「わしが清兵衛じゃが。お武家様がなんの御用で」
政秀「忙しい処すまぬが、ちと尋ねたい事があってな」
清兵衛「何ですか?」
政秀「この村に先の時代から来た者達が、居ると聞いてな。殿から見てこいと言われたのじゃが。おらなんでな、童に聞いたらお主の処か、隣の家に聞いたら解ると教えられてな」
清兵衛「あ~清一の処の事か」
政秀「清一とは?」
清兵衛「村で遊んでる清や茜の親父だ」
政秀「ほー清一と申すのか」
清兵衛「清一は、家に絵図持ってきて部品を作ってくれと言ってきよる」
政秀「絵図?」
清兵衛「家は野鍛冶だからな」
政秀「どの様な物を、書いてくるのじゃ」
清兵衛「ちょっと待ってな」と奥に行く
2分位で戻って来ると
清兵衛「これなんだが」と絵図を1枚見せる
政秀「櫛ですかな?」
清兵衛「そうじゃ、只ものすごく大きな櫛じゃ」
政秀「何に使うんですかな」
清兵衛「さあ?わしも婿さんも頼まれて作っとるだけじゃし」
政秀「そうですか、他にその清一等の事を知っているのは、おらぬか?」
清兵衛「隣の仲さんが、嫁さん達と仲良かったぞ」
政秀「解った。ありがとう」
清兵衛「いや大丈夫だ」と言いながら奥に行った
政秀は隣に行き先程と同じ様に声を掛けた
政秀「頼もう」
??「はーい」
政秀「こちらに仲殿は、おられるか?」
??「おっ母ですか?」
政秀「そうじゃがお主は?」
??「私は、娘の智ともうします」
政秀「おおそうか、して仲殿は?」
智「今読んで参ります」
政秀「頼む」と言うと智は、家の奥に行った。
しばらくして女が出てくる
政秀「お主が仲殿か?」
仲「お武家様がなんの用だい」
政秀「先程隣の清兵衛殿にも話したんじゃが」と清一達の事を聞いた
仲「お殿様の頼みじゃ断れないね」
政秀「恩に着る」
仲「一番最初に話したのは、息子の藤吉郎だ。その時は、ここが何処か?今何年だとか聞いてきたらしいよ」
政秀「それ以外は?」
仲「特になし。それを聞いたらあそこの竹林に入って行ったよ。」
政秀「それで」
仲「次の日また来てね。その時は、私も一緒だったから話しを聞いたら、先の時代から来たって言うじゃないか、胡散臭くてね。そしたら」
政秀「そしたら」
仲「先の時代の道具だと言って小さな道具を出して目の前で突然小さな火を着けたり。二人のうち一人が離れたと思ったら奇妙な音が聞こてきて。近くに居た方が懐から手位の道具を出して、それに向かって話し始めた。」
政秀「それからどしたの?」
仲「その道具を耳の近くに持ってこられたら、離れた方の声が聞こえたんだ。「もしもし仲さん聞こえますか?」ってね。」
政秀「それはまた面妖な」
仲「でこっちがそれに向かって聞こえますよっていたったら「解りました」ってまた声が聞こえたんじゃ。藤吉郎も聞いとるから空耳でもないしな」
政秀「そのあとは」
仲「これで先の時代から来たって解ってもらえたかって聞かれたから思わず首をぶんぶん振っちまった」
政秀「そんなことが有ったんだな」
仲「その後は、話をしたいから村人集めてくれってたのまれて集まってからは、私と同じ様に皆に説明してただ」
政秀「そうでござったか、処で仲殿は、先の時代の方の御内儀と仲が良いと聞いたが。」
仲「ああ食糧の余分を売ったり、先の時代の調理を教えてもらったり、馬鈴薯とかっての種芋もらって育てかた教えてもらったりしとるね」
政秀「その様な芋が有るのか」
仲「一度ふかしたのもらったけど、ホクホクして旨かったよ」
政秀「一度食べて見たいな」
仲「今残ってるのは、植えた種芋だけだから無理だね」
政秀「そうか残念だ」
仲「清一さんの親父さんが村長に農業教えてるからそのうち食べれるんじゃないか?」
政秀「うん?先の時代から来たって一体何人来ておるのじゃ?」
仲「まず清や茜の子供たち二人とその親で清一さんと加奈さん、清一さんの親で正清さんと里子さん、正清の親で清孝さんと純子さんの全部で八人だね」
政秀「そんなにおるのか」
仲「確か清孝さんが医者で正清さんが学者清一さんが技術者だたったかな?」
政秀「医者まで居るのか」
仲「たまに山の中に薬になる草を探してるって言ってたよ」
政秀「解ったありがとう」
仲「どういたしまして。やくにたったかい?」
政秀「やくにたってる」
仲「そいつあ良かった」と笑いだした。
政秀「では、村長の処に行ってみる」
仲「おうそうかい」
政秀「では御免」と出ていった
政秀(これは、もしかしたら凄い拾い物かも)
政秀は、同じ様に村長から話しを聞き人なり等理解した。
政秀(これは、有って見るしかない)と思い竹林に向かったら
岩田家の門前・・・政秀
政秀(立派な家だな)
政秀が門を叩きながら声をかけた
政秀「おたのみもうす」
??「はーい」
政秀「某は、織田家家臣平手政秀と申す、ご開門頼もう」
??「ちょっと待って下さい。」
門の向こうでガチャガチャ音がすると門が開き男が出てきた
??「お待たせしました」
政秀「お主が清一殿かな?」
??「いえいえ私は岩田清孝と申します。」
政秀「えっ?」(若い)と固まった
清孝「どおなされた」
政秀「いや村で聞いた話だと清孝殿には曾孫迄居ると聞いておったからもっと年輩かと思っておったから驚いてな」
清孝「あーこれでも78になります」
政秀「はぁー」(わしより20以上上Σ(゜Д゜))
清孝「いや~この時代に来たせいで若返ってしまいまして40の頃の様に成りました。ハッハッハー」と笑いだした。
政秀「そうなのですか?」
清孝「そうなんですよ」
政秀「は~」
清孝「まっこんなところで立ち話も何ですからお上がりください。」
政秀「忝ない」と気を取り直し中に入って行った
玄関で清孝は、奥に向かって叫んだ
清孝「誰かお湯とタオルを持ってこい」
??「はーい」
数分すると女が湯の入ったバケツとタオルを持ってきた
清孝「紹介します。これは、私の妻で純子と申します。でこちらが、織田家家臣の平手政秀さん」
純子「初めまして、純子と申します」
政秀「・・・綺麗だ」と固まった
純子「嫌だは、70も過ぎたお婆ちゃんからかって」
清孝「お前は、若返ってるの忘れとりゃせんか」
純子「そうでしたね」
二人が話してる間に正秀は、再起動した
政秀「お見苦しい処をお見せしました。」
清孝「いやいやなんのなんのお気にめさるな」
政秀「本当にお若いですな羨ましい」
清孝「まあ足を拭いてお上がり下さい。」
清孝は、純子に目配せで全員呼ぶようにと指示した
清孝は、正秀を居間に案内して座らせた。
清孝「少々お待ちを」と言って別室に向かった
政秀「忝ない」と言いながら部屋の中を見回した政秀(床は畳みにこの様な大きい机に天井から釣られているのは何だ?)
別室・・・・清孝・正清・清一
清一「爺ちゃんどうするの?」
清孝「どうもこうもあるまい」
正清「そうですねどうしようもないですね」
清孝「村の様に話しをするしか」
正清「いっそ平手政秀に関する事を今現在迄話してその後は、流れに任して道具を使えば、信用されるんじゃないですか?」
清一「良いように使われたらどうすんだよ」
清孝「わしらの武を見せつけて黙らせる」
正清「まっそうなったら仕方ないですね。岩田を舐めるとどうなるか教えてやりましょう」
清一(親父こええよ)
清孝「なら行くか」
その頃居間では
清・茜が入ってきた
清・茜「こんにちは」
政秀「こんにちは」
茜「あーこの前おしり叩いてた人だ」
清「あっ本当だ」
政秀「この前は、お見苦しい処を見せてしまったな」
清「この前の子大丈夫何ですか?」
政秀「いつもの事じゃから大丈夫じゃ」
清「なら良かった。」
政秀「処で聞きたいんだが、この天井から吊るされてる物は、なんじゃ?」
茜「電気だよ」
政秀「電気とは一体なんじゃ?」
清「あーこれは、もう少し正確に言うと、電気と言う見えない力を使った明かりです」
政秀「これが明かりじゃと」
清「説明するより早いから見てて、まだ外が明るいので余り目立たないけど着けるね」と言って清は電源を入れた。
政秀は、明るくなった蛍光灯(LED ) を見て火も使わずに明るくなった事に驚いた。
そのタイミングで、清孝達が入ってきた
清孝「政秀殿どうかされたか」
清「あー電気着けたら驚いた見たいで」
正清「あーそうか・・・」渋い顔をした
清「正爺ちゃんどうしたの?」
清一「いやーどおいった流れで話すか相談してたんだけど順序が逆になった感じかな」
清「正爺ちゃん御免」
正清「まあ仕方ないか」
政秀「わしが聞いた事に答えてくれただけ何じゃ」慌てて清のフォローした
正清「別にいいですよ」
政秀「すまん」
正清「とりあえず全員居ますので父さん達を除いて自己紹介でもしますか」
政秀「ではワシから。ワシは織田家家臣の平手正秀と申す。よろしく頼む」
正清「これはご丁寧に、私は岩田家現家長であり清真流9代目当主の岩田正清と申します。職業は、学者です」
里子「妻の里子です」
清一「俺は、清真流の次期当主の清一です。職業は、技術者です」
加奈「その妻の加奈です」
清「僕は、清真流見習いの清です」
茜「妹の茜です」
政秀「つかぬこと伺うが、正清殿達は、お幾つですかな?」
正清「あー父さん達に聞いたんですね。私は、54です」
里子「53です」
清一「俺は、35だ」
加奈「34です」
清「10です」
茜「7歳です」
政秀「正清殿と近いがワシは51なのだが、羨ましい・・・」
正清「まー見た目30代に成りましたからね。でもここに来る前は、正秀さんと変わり無かったんですよ。」
政秀「そうなんですか?」
正清「そうですよ」
政秀「処で先程言われた清真流とは何ですか?」
正清「あーそれは。先の時代には、スポーツと言う非殺傷の剣術や武術等が有るんですが。家は、そのスポーツでは無く、合戦武術を基本とした槍・弓・刀・鉄砲等を教えている流派なんです。最も鉄砲は、皆伝持ちしか教えませんが」
政秀「それはまた凄いですね」
正清と政秀の会話は、続く中で正清は、政秀の過去で天文2年の山科言継卿に誉められた事その後に信秀の変わりに上洛したこと、天文3年に吉法師の傅役になり次席家老として使えている事等話した。
正清「以上が私達の時代に残る現在迄の貴方の歴史です。以降の事は、お伝え出来ません。」
政秀「そうですか、私も歴史に名を刻めたのですね。」と少し感動し信じる気になった
政秀は、今日来た理由を話し始めた。
政秀「若様の事何です。」
吉法師が、ここに来る気で居るが織田家の嫡男なので、安全かどうか。心配で仕方なかった事等話した。
正清「なるほど流石このころは、うつけと呼ばれていただけは、有りますね。でも擬態でしょ」
政秀は、唖然とした。何故ならそんな事迄歴史に残っているのかと
政秀「いやー確かに振りをしておりますが、ある意味素でやってます。信秀様もそうですから」と笑いながら言った
正清は、ここに来る分に関しては、安心しろと言ったが、もし警備に不安なら吉法師の弟勘十郎に付いてる柴田勝家と吉法師の家臣で佐久間信盛と言う豪の者が居るだろうと言ってその者達と立ち合うと言ってのけた。
清孝「お前が戦いたいだけだろう」と突っ込みを入れるが
正清は、この時代に来たのなら豪の者と戦って見たかったと言って笑っていた。
清一は、嫌な予感がして逃げようとしたが正清からお前もだと言われ逃げられなかった。
実は、正清は、落ち着いたら柳生道場等に行く計画を密に建てる位にバトルジャンキーだったが
清孝や純子は、何故大学教授等の仕事をしたのか未だに理解出来なかった。
政秀は、それほど豪の者なら士官させられないかと考え一度城に戻り相談するとして帰って言った。
本日文書作成中に面白そうだが、台本形式より地の文を増やした方が良いとアドバイスをいただきました。
半まで作成していて途中から変更した為余計に読みにくくなってしまったと反省しております。
また今後の成長の為ご指摘やアドバイス等、お願いいたします。




