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9話 結婚にまつわるetc. と清秀の初陣

市ちゃんの結婚相手は影の薄い主人公清秀君に決定いたしました。後数年は結婚できませんがね。


一応今回清秀君が少し活躍します。



信長が、結婚する事を決めてから3ヶ月が経った


尾張清洲城

織田信友は、一人で考えていた。

信秀の領内の発展具合は、すご過ぎる。

良い人材を見付けたのか?

噂によると、関東や堺等とも交易しているらしい。

ただでさえ東側は、信秀の領地だと言うのにこのままでは尾張を乗っ取られる。

どうしたものか?と悩んでいると。

土田御前からの書状が届いた。

近日信長と濃姫が結婚する事を知らせてきたのだ。

部下の嫡男の結婚だから書状が来る事自体おかしくは無い。ただ土田御前から来る事が、おかしいと信友は考えた。

あえて結婚の書状を出すと言うのは、もしや潰して欲しいのではないかと思った。

土田御前は、信長ではなく勘十郎を嫡男にしたがっていた。もし道三の娘が嫁いだら信長の後継者としての地位が固まってしまうからではないかと

もし信長ではなく勘十郎が後を継いだら傀儡にしやすいのでは?

であればどの様にして潰すべきか?

土田御前があの様な書状を送ったのも書状を見られても問題無い様にしたのであれば動くとしてどおするか・・・

先に濃姫の所に迎えに行って拐うか?拐えば足がつくか?信秀の仕業に見せかけて殺るか?それが良さそうだ・・・・


信秀は、信友に付けていた忍びより怪しい動きをしていると報告が有った。信秀は、この時期動くとすると濃姫の輿入れしかない、という事は拐うか襲撃するかの二通り位かであればと道三に書状を書き忍びに直接渡す様に命じた。

これをネタに攻めるか?しらばっくれて終わりか。今回は諦めるか。と結論した。


道三は、信秀からの書状を見てさすが尾張の虎と思いながら相変わらす敵が多いとも思った。了承の返事を忍びに伝て返した。


濃姫輿入れ学校史実より2年前倒しになっている。理由は道三側から言ってきた為である。

道三は、信友と同じく信秀の領内の発展具合に危惧していた。濃姫送って嫡男取り込むか最悪でも暫く戦に成らんだろうと考えていた。

濃姫輿入れの日、佐久間信盛率いる迎えの兵100名の中に足軽の格好をした信長・清秀・長秀の3人が紛れていた。

もちろん信盛にはばれている。

信長が嫁の顔を見に行こうと言った際清秀が「吉の嫁か、茜とどちらが可愛いか見てやろう」と言い出し止める長秀を清秀がチョークスリーパーで落として連れてきたのである。

信長達が稲葉山城に着くと門前には、無数の死骸が転がっていた。殆どが矢傷によるものであった。

お気付きだと思うが信友の兵である。


時間が少し戻るが信長達が着く2時間前に稲葉山城に織田信秀の使いを名乗る迎えの兵が来たのだが信秀と道三が決めた証を持って無かった為、偽物として城門の上より矢を射たれ現状になっている。

戻って現在城門の兵より決められた物求められ信盛は、信長を捕まえ城門の兵に見せた。信長達は、訳も解っていなかったが信秀の決めた証とは婿を送るとなっていたのだ。

信長達は、ばれずに紛れ込んだと思っていたが最初から信秀の掌の上で踊っていただけであった。

その事知った信長は、放心してしまった。

濃姫を受け取り那護屋城に着くまで、信長は信盛のお供の馬の上で放心し続け結局濃姫の顔を見ることができなかった。


生き残った兵の報告により信友は無駄に兵を損ねたと歯噛みしていた。


この頃の武家の結婚式は、2~3日通してなのが当たり前で信長は、飲めない酒を飲まされ潰れてしまった。清秀は(新郎を潰すなよ)と思いながら飲んでいた。潰した犯人は、勝家と信盛である。

この数年正清達を通して以前より交流が増え同じ武官として仲良くなっていた。そんな二人が日頃の仕返しとばかりにやった悪戯だったのだが思っていたより飲めずに潰れてしまった為かなり焦っていた。清秀達が連れ出し1時間程で戻って来たので勝家達は安堵していた。

そして宴が終わり初夜信長は、濃姫の居る部屋に入り先ず枕の下を確認した。史実通短刀が出てきて信長は(マジですかと)引いた。脚色だと思ったのに。

濃姫は、信長の行動に驚いていた。

信長から「道三に気に入らなければ殺せとでも言われたか?」と聞かれ濃姫は「そうです」と平然と答えた。気が強い女だなと思いながら。「先に言わなければならない事が有る」と濃姫に言った

「俺は、お前と政略の為結婚した。だが惚れた女が居るそいつは側室になる事を納得している。それでも良いか?」

濃姫は「嫡男に側室が居るのは当たり前です」と言った「解ったそれで良いならお前とその女だけだ」と信長は濃姫に言った。「他に側室を持たないのですか?」「持つと先生と友に殺される」と信長は少し震えながら答えた。濃姫が聞きたそうにしていたが「今度紹介するから」と話を切った。そして二人で布団に入った。(13歳にして初夜です(笑))


翌日の朝清秀が教えたネタを会う人会う人に言われ清秀に会った瞬間に殴りかかる等が有った。

政秀や信盛にも言われたそうな。

「若様昨夜はお楽しみでしたね」


その後歴史の事は、秘密にして茜や清孝達を濃姫に紹介した。清孝は医者であり剣の師として。正清は政治や経済の師として。清一は技術者であり剣の兄弟子であり茜の父として。清秀は悪友であり茜の兄として。純子と里子は茶の湯の師匠として。加奈は茜の母として。

純子と里子の紹介する時少し震えている信長を見て濃姫は、不思議に思っていた。


信長は以前純子と里子を怒らせて叩きのめされていたのである。

何故そうなったかと言うと最初は些細な悪戯のつもりで大きめの落とし穴を掘って驚かせようとしたのだが、茜が落ちてしまい。意識を失ってあわてて助けたのではあるが、落とし穴を掘ったのがばれて叩きのめされたのである。普段優しい純子達が怒らせると一番恐いとトラウマになった。


その際意識を戻した茜に看病された信長は茜に惚れてしまったのであった。チャンチャン


紹介が終わり茜と濃姫が楽しそうに話しているのを見て信長は安堵した。

そこに清秀が爆弾を落とした「吉、初夜はどうだったんだ?」信長は無言で殴りかかったが清秀は笑いながら避けていたが後から茜にどつかれて動きが止まったところに信長のストレートが決まり清秀は蹲った。「お兄ちゃんデリカシーが無い」と怒られ清孝達は清秀に呆れていた。

そんな場面も有ったが濃姫は楽しそうだった。



一方土田御前は信友が失敗したので次の手を考えていた。信長の嫡男として正式に発表される前に何とかせねば。信長や濃姫に何かすれば自分が疑われる。であれば回りか?嫌回りを遠ざけたとしても殿が決めてしまえば変わらぬであれば最悪殿を害してでも・・・


松平広忠は今川義元面会していた

広忠は従属を条件に尾張攻めの援軍を頼んだ。

(最悪竹千代が死んでも庶子の子が居る松平家は潰せぬ。)

義元は快諾し2万の援軍を送るとした

直ぐに義元は兵を率いて自ら援軍として三河に入り広忠の軍と合わせて2万4千の兵で進軍を開始した。広忠達はこの軍勢の量で負ける訳が無いとかの大原雪斎迄もが考えていた。

史実での信広の負け戦が始まったのである。

広忠達は信秀に靡く豪族達を蹴散らしながら進軍して行き尾張との国境付近迄来ていた直ぐに進軍せずに兵の休養の為国境付近で一泊したのである。


一方信秀は三河豪族からの援軍要請を聞き兵数を聞いて大分動きが早まって居ると思いながら国境を守って居る信広に援軍を出す事を決めた。その数8千である。国境を守る信広の兵と合わせても1万程であるが史実見たいに間に合わなければ意味が無いと急ぎ政秀と正清に出陣を命じた。


信長は出陣したがったが信秀に断られ清秀に見張られ出陣できなかった。清秀と長秀が居ない事に気付いた信長は悔しがっていたが横に居る清孝の怒り様に早く帰って来てくれと思うのであった。

この時清秀と長秀は信長にも黙ってこっそり従軍している。(新婚早々戦は無いだろう)と気を使ったのであるで。


何とか夜の間に正清達は兵に朝まで休養を許可し正清は兵の見回り・清一は砦に持ってきた四斤野砲のチェックに政秀は信広との話し合いにと役割を分担して別れたのである

正清の巡回の際に清秀と長秀は運悪正清に見つかってしまいしばかれていた。

其処に通りがかった苦笑いの勝家にあづけられたが正清は勝家が外待機の横槍部隊とはこの時知らず勝家も清秀達の気持ちが解るのか後で正清達に怒られる事を覚悟し黙っていた。


そして翌朝正清は勝家達を探したが見付からず政秀に勝家の行方を聞きしてやられた事に気付いた。砦の外の馬防柵のチェックが済んで戻って来た清一もこの事を知り帰ったらどおしてくれようと怒りに満ちていた。

政秀はこの状態の二人を見てある意味今川・松平の軍にかわいそうと同情したくなった。


戦が始まって直ぐに義元は異変に気付いた。先頭の足軽が後50m程になった時砦から幾度も轟音が鳴り響いた。義元・雪斎・広忠が陣幕から飛び出すとどんどん先頭の方に居る足軽達が倒れたり何が落ちてきて地面が爆発したりして何が起きているのか理解出来なかった。

よく見ると柵の向こう側の兵が棒を此方に向けると轟音がなり前の足軽がたおれるのを見た雪斎は最近広まり始めた火縄銃だと気付いた。

しかし聞いてた性能と違うと思った。射程はよく飛んで30間(50m位)と聞いていたが60間(100m位)の兵も倒れているのである。それに火縄の数が10や20では無く千や二千といったあり得ない数であり何が落ちて来てるのかも解らず雪斎はこれは不味いと思ったが遅く。

この状況を見て足軽達は逃げ始めた。

仕方無く一旦退却しようとしたが。

其処に後方に回り込んでいた勝家の部隊が躍りかかった。

「敵本陣は直ぐそこじゃ義元の首を取るぞ」と勝家が鼓舞しながら走り込んで行った清秀と長秀は勝家の後ろを走りながら回りの敵の足軽達を切り捨てて行った。

正清は勝家の突撃を見て銃を停めて清一に突撃を命じた。

挟み打ちに合い足軽達は左右に逃げ出し余計中央が薄くなっていった。

雪斎は義元を逃がさねばと他の武将に共をさせ逃がした雪斎と広忠も逃げよおとした時に勝家達が飛び込ん出来て逃げられなくなってしまった。

勝家は雪斎に斬りかかり清秀と長秀は広忠に斬りかかった。

広忠は清秀の斬撃に刀を弾かれ長秀に取り押さえられた。

雪斎も勝家の斬撃を受けて倒されてしまった。

其処に清一の部隊が到着し戦は終った。

清一は清秀と長秀を見付けてにや~と笑って清秀達は頬を引き面せながら清一を見ていた。

広忠と雪斎は捕らえられ砦に連行された。

清秀達3人も清一に縄で縛られ顔腫らしながら連行されそれを見た足軽達は不思議そうにしていた。

砦に戻ると正清と政秀が待ち構えており更に折檻を受けるのであった。

それから2日程清秀達3人は足軽に混じって死体の焼却処理をさせられていたいたのである。

下手をすれば自分がこうなっていたんだと戒める為と言う正清達の親心であった。

処理が終われば信広に後を任して名護屋城に凱旋したのである。広忠と雪斎を捕らえた清秀達3人は信秀に誉められるも岩田家女性陣や信長達に捕まり再度の折檻を受けるのであった。

清秀(行かなければ良かった)と心から思ったそうである。


捕らえられた広忠は信秀の軍門に下り雪斎は人質として城内に監禁された。

広忠は竹千代と唹大の方と面会後政秀達を伴って三河に帰り家臣の取りまとめに走った。


義元は取れる筈の三河も取れず一方的に負けて師匠迄も捕まり踏んだり蹴ったりの状態であった。これにより今川家は上洛の道が閉じたので有った



(逆に今川家としては、駿河と遠江があり義元が討ち取られる桶狭間もなくなのだから良かったのかも知れないと私は思うわけで・・・)






今回桶狭間がクラッシュしました。

予定では広忠が死んでから今川家の専横を見せて竹千代を反今川にする予定だったのに?何で?

広忠さんまでこちら側?雪斎も捕まってるし。

予定がー狂ったよ。どうしよう?

まっいっか!何とかなるなる


と言うわけで今回の事で更に歴史が加速します。


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