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SHOOTING STARS  作者: 福永涼弥
本編
11/22

森本真央(7)

真央編の6~7は、サイト公開時と章の区切りを変えています。

その関係で今回ちょっと文字数多めです。

 田中くんが辞めても、競馬学校の日常は変わらない。

 年が明け、3年生が騎手免許を取得して卒業し、春が来て、私たちが2年生になり、1年生が入学してくる。6月には東京競馬場にダービーを見学しに行って(初めてダービーに挑戦した桜井さんは6着だった)学年みんなで騎手になるという目標を再確認してきたりして……とにかく、目まぐるしく毎日が過ぎていく。桜花ちゃんなんかがよく言っているけれど、立ち止まっている暇なんてない。競馬学校にいる3年間のうちで、騎手になるのに必要な能力を全て身につけなければいけないのだから。ひたすら訓練あるのみ、である。

 その甲斐あってか、最初は下から数えたほうが圧倒的に早かった私の成績も、ようやく真ん中あたりまで浮上してきた。落馬をあまりしなくなったし、なにより、馬との接し方みたいなものがなんとなくわかってきたような気がする。もちろん、桜花ちゃんにはまだ全然敵わないのだけれど、それでも、自分なりにコツをつかんでくると訓練が俄然楽しくなってくるのだから面白い。2年生になってからずっと心配だったトレセン実習も、この調子で乗り切れないかな、と思っていた。どこの厩舎で実習することになっても、きっとどうにかなる、とさえ思えた。競馬学校に入ってからずっと後ろ向きな考えかたしかできなかったけれど、最近は結構変わってきた。

 きっとどうにかなる、と思っていた。




 けれど、実習先が決まり、トレセン実習を目前に控えたこの段階にきて私は、どうにもならないかもしれない問題に直面している。


「き、北野厩舎!? でも、だって真央姉、桜井さんのこと……!」

「桜花ちゃん、声大きいってば……」


 桜花ちゃんの大声が、お菓子ロッカー(個人で食べたいお菓子を入れておくロッカー。週五百円まで)の前に座り込んでいる私の耳に響く。驚いて立ち上がってしまった桜花ちゃんが、気をとりなおしたようにソファに座りなおして、ため息をつく。

 そう。よりにもよって、私の実習先は栗東・北野厩舎。桜井さんの後輩になりに行くことになってしまったのだ。これが1年前の私だったら、きっと小躍りして喜んでいたと思うけれど、今は手放しでは喜べない。だって……。


「よりにもよって、好きな人と同じ厩舎で実習とはねぇ。真央姉、実習どころじゃないんじゃない?」


 桜花ちゃんの発言に、顔が真っ赤になるのが自分でもわかる。そう、問題はそこなのだ。


「桜花ちゃん、どうしよう……」

「どうしようったって……あたしたちが口出してどうこうなる問題じゃないよねぇ……」


 我ながら情けないことを言っているとは思うけれど、でも、これは大問題なのだ。実習に行くのに、それ以外のことに気をとられてしまいそうな気がする。というか、絶対にそうなる。だって、田中くんが競馬学校を辞めたあの日に、気づいてしまったから。

 私が好きなのは、桜井さんだということに。どうしよう。どうにもならないけれど、どうしよう。

 こんな気持ちじゃ実習になんか行けない。

 ……そういえば、以前桜花ちゃんがこんなことを言っていた。


『本当に好きな相手のことは、自覚がないままに好きになってるんだよね。あたしはそうだったし。気づいたら告白しちゃってたのよ』


 普段は男の子みたいな感じの桜花ちゃんが、この話をするときには真っ赤になっていたのをよく覚えている。そして、顔の赤みがひくまでの桜花ちゃんはドジを連発しまくっていたから、恋をしていると何も手につかなくなる、とはよく言ったものだとは思うけれど、今の私はそうはいかない。




「森本真央です。これからよろしくお願いします」


 実習初日、北野調教師(せんせい)の家のリビング。そう言って、私は深々と頭を下げた。ゆっくりと顔を上げると、目の前には北野調教師と北野調教師の奥様、そして……桜井さんの笑顔があった。


「あらあら、こちらこそよろしくおねがいしますね。これから一緒に暮らすんですものね。仲良くしましょう」


 ほんわかした雰囲気の、北野調教師の奥様が真っ先に口を開く。そして、隣の椅子に座っている桜井さんに向かって言う。


「ちょっと和くん、この子お嫁さんにしたら? かわいい子じゃないのー」

「おいおい、それはちょっと……」

「……いくらなんでも飛ばしすぎですって、茜さん……」


 その言葉に、男性陣はがくっと肩を落とす。奥様――茜さんというらしい――はそれをきょとんとしながら眺めている。そして私は、どう反応したらいいかわからずに苦笑いを浮かべるしかなかった。ずっと前に桜井さんが『調教師の奥さん、なかなか面白い人なんだけどなぁ……』と苦笑いを浮かべて言っていたのを思い出す。こういうことだったのか。

 日当たりのいいこのリビングは綺麗に掃除されていて、出窓には鉢植えが飾られていて、何だか実家を思い出す。ほかの同期で栗東に来た人はほとんど騎手寮(桜井さんもそこで寝起きしているらしい)で生活することになっているらしいけれど、私は北野調教師の厚意で一緒に住まわせてもらうことになっている。知らない人の家に住まわせてもらうのはかなり心配だったけれど、この雰囲気ならそんなに緊張しなくて済みそうだ。


「じゃあ真央ちゃん、部屋行きましょうか」

「あ、はいっ」


 茜さんがそう言ってくれたので、私は床に置いてあった荷物を持とうとした。けれど、横から伸びてきた手に荷物は奪われる。その手の持ち主は、もちろん……桜井さん。


「ああ、俺持ってくよ。重いだろ」

「大丈夫ですよ、自分で持っていきます」

「いいっていいって。ほら、それよりもさ」


 調教師にもう1回きちんと挨拶しておきなよ、と言われて、私は荷物を奪い返そうとしていた手を引っ込めた。そして、ソファにゆったりと座っている北野調教師に向き直った。


「調教師。これから、よろしくお願いします」


 もう1度、しっかりと頭を下げる。私を引き受けたい、と申し出てくれた北野調教師に感謝を込めて、そして――――これからがんばります、という覚悟を込めて。

 調教師が頷くのが、気配でわかった。




 私の部屋として用意してもらったのは、以前物置として使っていたらしい2階の東側の部屋だった。綺麗に掃除されていて、物置だったなんて微塵も感じさせないような部屋には折りたたみベッドと机と小さなタンスがあって、机の上には一輪挿しに生けられたコスモスの花が置いてあった。あったかい部屋。準備してくれた人の心遣いを感じさせる、そんな部屋。


「どうかしら? 気に入ってもらえた?」

「はい! ありがとうございますっ」


 柔らかく微笑む茜さんに、私は頭を下げた。ここまでしてもらって、何度頭を下げても足りないくらいだ。こんなにしてもらえて嬉しいけれど……逆にプレッシャーすら感じてしまうのは私だけだろうか。

 そう思っていると、階段の前に立っていた桜井さんが声をかけてくる。競馬学校に入ってから2年近く会っていなかった桜井さんは、ずいぶんと大人っぽくなった気がする。最初に会ったときは未成年だった桜井さんは、今はもう22歳。私ももう、18歳。競馬学校に入ってから、時間が経つのが本当に早く感じる。


「よかったじゃん、真央ちゃん。それじゃ、厩舎の説明するからついてきてよ」

「はいっ。それじゃあ、行ってきます」


 茜さんにそう言って、1階のリビングで調教メニューを考えている調教師にも挨拶をして、私は桜井さんの後について玄関から出て――――ベランダから身を乗り出して叫んでいる茜さんの声を聞いた。


「真央ちゃんも和くんも、ちゃんと夕飯までには帰ってきてねーっ」

「はーいっ」


 ベランダにいる茜さんに返事をし、手を振り返す。そんなことをしている間にどんどん進んでいってしまった桜井さんに追いつこうと、私は足を速めた。


「茜さん、何か言ってた?」

「えっと、2人ともちゃんと夕飯までには帰ってきて、って。桜井さん、いつも調教師のところでごはん食べてるんですか?」

「そうそう。1人で食べるのはわびしいだろうって言ってくれてさ。これから真央ちゃんも一緒だから、楽しくなるな」


 その言葉に、頬が赤くなるのが自分でもよくわかる。何を自惚れているのだろう。きっと『私が』一緒だから嬉しいわけではなくて、ただ、1人増えるのが嬉しくてそう言っているだけなのに。もしくは、これから一緒の厩舎で1年間過ごす後輩のことを気遣って、社交辞令を言ってくれているだけかもしれないのに。

 しっかりしなさい、真央。私は実習に来ているんだから。こんなことばかり考えていたら、実習に来た意味がなくなってしまうじゃない……。

 なんとも複雑な気持ちのまま、私は桜井さんに案内されて厩舎に着いた。北野厩舎の管理馬は8頭。これだけの頭数を3人の厩務員さんが世話してきたのだけど、これからは、私も1頭世話をすることが決まっている。馬の世話も、実習中の大事な仕事なのだ。そして、実際に騎手になったとしても必要な仕事。基礎の基礎から積み上げていかないと、応用なんてできっこないのだから。

 2歳牡馬(ぼば)のアクアエッジ。私が担当することになるその馬の馬房の前で、私は立ち止まった。栗色の綺麗な毛並み。額から鼻にかけて綺麗な白い筋――――流星が入っている。鼻のあたりまで白いせいでどうも間延びした印象がする。競馬学校にいたころにテレビで見てからのんびりした感じの馬だとは思っていたけれど、実物はもっとのんびりしている感じだ。デビュー戦から桜井さんとコンビを組んでいるのだけど、2戦して勝ち星は0。しかもどちらも着外(6着以下)。顔の通りのんびり調整していけばいい、とは思うけれど、できれば早いうちに1勝を挙げたいところだ。4歳になるまでに勝てないと、競走馬を引退しなければならなくなる。


「こいつ、普段からすっごくおとなしい……っていうか、臆病な馬なんだわ。そのせいなのかもしれないけど、どうも思い切りのいい走りしないんだよなぁ……。ま、手はあんまりかからない奴だからさ。よろしく頼むな、真央ちゃん」

「は、はいっ。がんばります。よろしくお願いします、桜井さん」


 反射的にそう答えてしまってから、ふと思って尋ねてみる。


「あの、やっぱり『先輩』って言ったほうがいいですよね?」


 そう。いくらさん付けで呼んでいるとはいっても、桜井さんは厩舎の『先輩』なのだ。一線を引くためにも、やっぱりけじめはきちんとつけておいたほうがいい。きっと、桜井さんにとってもそのほうがいいだろう。私だって、少なくとも実習期間中は『森本』って呼ばれたほうが気が楽だ。

 そう思ったのだけど、桜井さんの返事は予想外だった。


「いや、別にいいって。もう3年近くその呼び名なんだからさ。今更変えようたって無理だろ。だから俺も変えないからね。真央ちゃんは真央ちゃん。それでいい?」

「……はい」


 ここで異を唱えても仕方ないので、何となく腑に落ちない気分ではあったけれども一応了承する。封じこめられると思ったのに。そう呼んでいれば、実習期間だけでもこの想いを封じこめられると思ったのに。


「真央ちゃん、そろそろ帰るよ」


 桜井さんがそう声をかけてくれるまで、私はぼんやりと物思いに耽っていた。



 それからの日々は、本当に目まぐるしく過ぎていった。

 最初の1ヵ月はもう、緊張の連続だった。競馬学校でもずっと馬と接してきたけれど、学校とトレセンとでは緊張の度合いが全く違う。競馬学校にいる馬は、騎手や厩務員になるために(競馬学校は騎手課程と厩務員課程に分かれている)必要な知識を身につけるため、いわば私たちのために存在してくれている馬だけれど、トレセンにいる馬たちは違う。この馬たちは現役の競走馬で、オーナーや生産者さんの期待を背負ってここにいるのだ。トレセンにいるのは誰にとっても大事な馬。緊張しないわけがない。

 そんな大事な馬たちを扱ってレースで勝てるように仕上げるのは、厩舎のスタッフの仕事。そして、馬の能力をレースで最大限に引き出すのが、騎手の仕事。私はまだ騎手ではないから、今はスタッフとしての仕事をしていることになる。厩務員さんと一緒にエッジの手入れをしたり、調教をしたり……。とにかく忙しくて、桜井さんのことを意識している余裕なんてなかった。でも、こうしている間にも一歩一歩目標に近づいていっているんだと思うと嬉しかった。

 けれど、慣れというのは恐ろしい。1ヵ月も経って少し余裕が出てくると、とたんにそれまで忘れていた感情が心の表面に出てくるようになってしまった。気がつくと桜井さんの様子を目で追っている自分がいた。

 桜井さんが調教を終えて汗を拭う姿や、優しい目で馬の様子を見ている姿を見るたびに心臓が跳ねて、桜井さんのレースのときには必死になってテレビにかじりついてしまう。それだけならまだいいのだけれど、人の目があるところでの対応は本当に困ってしまうのだ。誰かに感づかれてしまったら、何を言われるかわからない。私は実習に来ているのであって、桜井さんのそばにいるためにここにいるのではないのだから。絶対に感づかれてはいけない。そう思い続けてきたのだけど……。




「あ、これうまい。茜さん、新作ですか?」

「ううん、これは真央ちゃんが作ってくれたのよ」

「へぇ、真央ちゃんってやっぱり料理うまいね。この前作ってくれたのもうまかったしさ。こんなの毎日食べられるんなら俺、本気で真央ちゃんと結婚しようかな」

「そんなこと言って、食べ過ぎないでくださいねー」

「無理だって、これからひと月、真央ちゃんの料理食べられなくなるんだからさ」

「そんな、私なんかのより茜さんのお料理のほうがおいしいです。ねぇ調教師?」


 北野家の、夜の食卓。茜さん1人に食事の支度をしてもらうのは悪いので、私も手が空いている限りは手伝うことにしているのだけど……私が何か作ると、いつもこんな会話が交わされることになるのだ。その度に一応平静を装って、桜井さんのその言葉をあくまでも冗談として受け取ってそう返すけれど、その実心臓はばくばくいっていて、今にも止まりそう。いくら冗談だろうとは思っても、こちらはそう受け取りたくないのだ。

 そして……桜井さんの言葉が、少しだけ胸に刺さる。


『これからひと月、真央ちゃんの料理食べられなくなる』


 そう。トレセン実習の前半はひとまず今日で終わりなのだ。明日からはまた競馬学校に戻って復習をし、そしてひと月経ったらもう1度実習に来る。だから、ひとまず今日で北野調教師のところでの居候生活には小休止が入る。桜井さんとも、しばらく会えなくなる。


「はい、ごちそうさまでした。……そういえば真央ちゃん、厩舎にノート置いてあったけど、あれ学校に持って帰るんじゃないの?」

「あっ」


 食後のお茶を啜っていた私に、桜井さんが問いかけてくる。すっかり忘れてた。実習中に注意されたことを書きとめてあったノートを、厩舎に置きっぱなしにしていたのだ。学校に戻ってからも見直ししたいから、あれは絶対に持って帰らないと。


「ありがとうございます、桜井さん。……調教師、ちょっと取りに行ってきますね。明日だとばたばたしてて忘れるといけないから」


 そう言って上着をつかんで立ち上がると、私の隣の椅子に座っていた桜井さんも立ち上がる。調教メニューとにらめっこしている調教師と、流し台の前で洗い物をしている茜さんに向かって呼びかける桜井さん。


「じゃあ調教師、俺も帰ります。……真央ちゃん、途中まで一緒に行こうか」

「あ、はい」


 そう返事をすると、老眼鏡をかけて書き物をしていた調教師が顔を上げる。こうして見ていると、普通のおじさんという感じで……誰かが調教でポカをやらかすと鬼と化す人だなんて想像もつかない。


「気をつけて行ってこいよ。和久、また明日な」

「はい、おやすみなさい。失礼します」


 挨拶を済ませた桜井さんと連れ立って、北野調教師の家のすぐ近くにある厩舎に向かって歩く。1月の夜はきいんと冷たくて、星がよく見える。少し寒く感じて、私は上着の上から腕のあたりをさすった。朝の調教の時間はもっと寒いはずなのに何も感じないのが不思議だ。

 ……そういえば、田中くんから告白されたのは3年前のちょうどこの頃だった。田中くんが学校を辞めてしまってからもう1年近く経ったけれど、何となく連絡を取りにくくてずっと音信不通のままだ。元気にしているだろうか。……従兄の桜井さんなら、何か知っているだろうか。


「そういえば桜井さん、あれから……田中くんに会いました?」


 私がそう聞くと、桜井さんは立ち止まった。私よりも少し背の高い桜井さんが、私をじっと見下ろしている。その目はとても真剣で、私も思わず立ち止まる。街路灯の真下にいるから、夜でも顔がはっきり見える。


「……まさか真央ちゃん、宏斗と連絡とってないの?」

「あ、はい……」


 そんな反応をされるとは思わなかったから、私は戸惑った。だって、私は田中くんの告白を断った身だし、田中くんが諦めた夢に近いところにいる人間だ。そんな私が連絡なんてしたら、彼はもしかしたらいやな気分になるかもしれない。連絡なんてできない。


「真央ちゃん、宏斗とつきあってたんじゃないの?」

「違います! 確かに告白されたことはあるけど、でも……!」


 好きな人からそう誤解されてしまったということにショックを受けて、勢いでそこまで言ってしまってから、私は気づいて口を押さえた。ここまで言う必要なんて、どこにもなかった。……一瞬続きを言うかどうか迷ったけれど、どうせここまで言ってしまったのなら一緒だ。息を吸って、一息に言い切る。


「でも断ったんです」


 私がそう言うと、ふいに桜井さんの目から力が抜けた。桜井さんは空を見上げてため息をついて、なんとか聞き取れるくらいの声でつぶやく。


「……じゃあ、もう遠慮はいらないってことか」

「え……?」


 その言葉の意味を図りかねて、私は思わず聞き返した。桜井さんが、もう1度私を見る。調教やレースのときとはまた違った真剣な面持ち。――――男の人の意思の強さがそのまま顔に出たみたいな、そんな表情。ゆっくりと、桜井さんが口を開く。


「真央ちゃんが好きだ」


 ――――その瞬間、周りから全ての音が消えた。

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