三十九話
英語の勉強をしていると2人になんか絡まれた。
むぅ、不覚。早田に英訳ミスを指摘されてしまった。
まぁ英語は苦手だからしょうがない。
それより驚いたのは永島が理系が得意って言った事だ。
前に数学を見てやったが、……なんで同じ高校に行けたのか不思議だ。
いや、私も少し低めの学校選んだんだけどさ……。
ミトコンドリアは真核生物の細胞小器官であり、二重の生体膜からなり、独自のDNAを持ち、分裂、増殖する。
酸素呼吸の場として知られているそうだ。(Wikiより)
どうでもいいが私の学校は理科=生物みたいな感じで習ってる。
まぁ、永島はこういうのは無理そうなのわかっているけどな。
「お待たせしましたー。」
会話が終わってヒロが注文品を持って来た。
クッキーは6枚、プレーンとチョコレートだ。シンプルながら、手が込んでる。
ミルクティーから優美な香りを漂い、軽く啜る。ここの紅茶はとても美味い。
野郎2人もコーヒーの味に満足しているらしい。
「美味い。」
「香りも良いし、コクがあっていいね。ここはコーヒーが売りなのかい?」
早田がそう聞いて来たが、コーヒーより紅茶のほうがこの店の売りだけどね。あえてオススメは教えない主義だ。
「クッキーは2枚ずつな。」
「「わかった。」」
すげえ、ハモった。
まぁ、いいか。そう思ってプレーンクッキーを口に運ぶ。
サクサクとした歯ざわりにほんのりとしたバターの香り。美味しい。
こういう時は笑みがこぼれそうになる。まぁ、笑って無いけどね。
「千遥はクッキーが好きなの?」
「………。」
「無視するな〜。」
永島に頬をつつかれる。
「気安く触るな。」
「じゃあ答えて。」
「……甘いものならだいたい好きだ。」
「あー、カラオケの時にチョコレートたくさん食べていたね。」
「えっ?」
永島が驚いた顔をする。どうした?
「いや、前に千遥にチョコレートあげようとしたけどいらないって……。」
「あー、あれは……。」
「何?」
「いや……。」
勢いで言ってしまったなんて、絶対言えない。
「まぁ、気分じゃなかったんじゃない?」
早田、ナイスフォロー。3秒だけ尊敬する。
「まぁ、そんなもんだ。」
わずかな焦りを悟られないように、ミルクティーを飲む。
その後、永島と早田がいきなりちょっかい出して来たからシャーペンで反撃した事以外、変わった事はなく、1時間が過ぎた。
金はもちろん、割り勘で支払った。
だんだん放置気味に……。
最近色々大変過ぎる(-.-;)




